【佛僊眞道 成仙への原理(1223)】ゲシェー・ラプテン師「イダムについて」

  • 2024.03.28 Thursday
  • 00:00

【佛僊眞道 成仙への原理(1223)】


ゲシェー・ラプテン師「イダムについて」



◎チベット僧院生活


チベット人の仏教僧(高僧)である、ゲシェー・ラプテン師の著書「チベット僧院生活」。

サブタイトルは「ゲシェー・ラプテンの半生」となっている。

ラプテン師の弟子である僧侶のアラン・ウォレス氏との共著ということである。

日本語版の訳者は、小野田俊蔵氏である。小野田氏自身がゲシェー・ラプテン師の弟子

であり、師のつくった僧院(タルパ・チョエリン)が出来る前身の研究所にて

(スイス北部リコン村)、伝統的僧院教育の手解き受けた。

共著に名を連ねているアラン・ウォレス氏のチベット名はジャンパ・ケサンという。


この本は1984年3月(昭和59年)に出版されたもので、私が所持しているのは勿論 初版本

である。発刊されてすぐに購入し、一気に読んだ。一日で二回は読了したと思う。

私と同じような人間がもう一人いて、そいつは一日で三回読んだと言った。

その人物とはその後仲良くなるわけだが、はじめ会った時はお互いにメラメラとライバル心

が燃えていた。今もその男は日本にいるが一時チベット僧院に篭って修行していた。

大体6〜7年ほどか?



◎チベット仏教に瞠目する人は読んでほしい


チベット仏教とか、チベット密教に憧れる、瞠目する人は是非この本を読んでほしい。

しっかりと仏教の教法を学んで、学法を身に付ける。これは佛僊の修行にも関わりがある。

お釈迦様も「学法比丘、修定比丘共に尊敬しなければならない」という旨のことを

述べられていた。


学法比丘とは「縁起論」「菩提心」を哲学的に究めてゆくこと。

修定比丘とは、ヨーギー。瑜伽師で、禅定の熟達者、教師(アーチャリヤ)である。

アーチャリヤ=阿闍梨=教師。阿闍梨(あじゃり)とは密教の先生ということである。


ゲシェー・ラプテン師はこの書の中で勉強・研究の内容や、ラマ上師との出会いや尊敬。

ラマの慈愛、厳しい僧院生活などが生き生きと畫がかれている。

ゲシェー・ラプテン師の根本ラマは、ゲシェー・ジャンパ・ケードゥップ師であるが、

この人の御姿にチベット仏教の奥深さを感じる。ゲシェーとは謂わば博士号である。

厳しいゲシェーの試験を受けて認められると此の号を授受される。



◎密教の「イダムについて」


チベット仏教、チベット密教では「イダム」という事をいう。

「心に結びついた本尊」というような意味である。自分の心と結びつきのある特別な佛

ということになる。これは佛菩薩に縁のある者なら、誰でもイダムがある。

はっきり分かっている場合もあるし、ある儀式などで決められることもある。

こういう謂わば自分の「守り本尊」「守護佛」という存在は、修行して行く上でも、

人生のあらゆる場面で重要な働きをする。簡単な方法は自分の生まれの干支で決める

方法で、日本では古くから是認されているものである。昭和の傑僧であられた、あの

山本玄峰老師ですら、その事を「無門関提唱」で述べられている。

ーーーーー

ゲシェー・ラプテン師はこのことについて次のように述べている。

【問い】その瞑想神(イダム)というのは何なのですか。そしてそのようなものを瞑想する

のにどのような意味があるのですか。

【答え】多くの人々がイダムというのはたくさんの手を持った猛悪な様相の神で

なければならないと思っているが、これは誤りだ。私たちの究極の目的は、現在のこの

迷いの段階からさとりへと至る修行の階梯を一歩一歩向上させることにある。

瞑想神の形や色、そして彼らの手に持たれている法具のそれぞれは、この修行道の

さまざまな局面を表している。イダムは私たちが特別の結びつきを持っている仏陀の化身

なのだ。この結びつきはイダムを観想したり、供養したり、誓願文を唱えたりすることに

よって、さらに強められる。そしてそのイダムは、私たちの心に良い転換を起こす力を

与えてくれる。したがってイダムは必ずしも忿怒の相をとっている必要はない。

古代インドの偉大な聖人たちの多くはマンジュシュリー(文殊菩薩)やターラー(多羅菩薩)を

自分たちのイダムとしての神格とみなしていた。

そしてターラー(多羅)やアヴァローキテーシュヴァラ(観音菩薩)はカーダム派のゲシェー

たちの多くが自らのイダムとしていたといわれている。

ーーーーー

まあ言ってみれば、霊感の源泉という存在であり、根本ラマとイダム、ダーキニーが

相俟って修行者を導いてくれるということである。

前にも申したが、主体・主人公はあくまで自分の本性であり、一霊である。

依存すると「神憑(憑霊現象)」になってしまうので、横道にそれてしまう。


神・佛ともに守護の存在はあるので、よくよく考察する必要がある。

このことは修道の要でもある。云々。


では神仙・佛僊のお恵みが皆様の上にありますことを。


川島金仙 記す

ーーーーーーーー


【令和6年4月の予定】

4月9日(火)新月祭(午前3:22)
4月14日(日)天心統覚(天心瑜伽)
4月24日(水)満月祭(午前8:50)
4月26日(金)庚申司命祭

ーーーーーーーー

【天神地祇祭儀の次第】


二禮二拍

護身神法

三種加持

天津祝詞

天真地真自感霊辞

玄府奇祝言

玄法攘魔秘文

大祓詞(天津祝詞太祝詞秘辞を入れる)

六根清浄太祓

産土神祝詞

十言神咒

幽冥神語

大國主大神禁厭咒

祖霊祈念詞

霊魂安鎮秘詞(全伝)

三界萬靈安鎮祝詞

天満宮

得仙秘文

道引印

国家安泰祈念詞

済世秘咒

その他(任意)

二拍二禮


※大体 上記が基本です。

※各秘詞を繰り返し行う。

※短く行うときは回数時間を短縮するも可。

※適宜は一遍でもよい。

※幣による修祓、献饌など適宜入れるも可。

※最略は礼拝して大司命祭文だけでもよい。

※大祓詞を一時間以上やる場合は開始時間をずらして行なう。

※磐長壽姫祝詞、拝神祗願得知識秘詞、十字神咒その他を知り知れる方は

密用自在にして自由。自己責任で御修唱ください。

※献酒献饌、切火祓、大幣祓、剣祓、石笛奏上なども任意。


【念力疏通 遠隔 観音祈願会 次第】


◉【佛遷眞儀】午前中

先、三禮

一心頂禮  十方法界  常住三宝  

(一禮目は神祗、二禮目は佛眞、三禮目は諸仙萬靈を禮拝す)

次、護身法(任意)

次、懺悔文(三遍)

次、三帰三竟(三遍)

次、発菩提心(三遍)

次、三摩耶戒(三遍)

次、開経偈

次、般若心経奉賛文

次、摩訶般若波羅蜜多心経

次、延命十句観音経(観音夢授眞経等)

次、南無大慈大悲観世音大菩薩

次、観音経( ※観音妙智力祈願)

「衆生被困厄  無量苦逼身  観音妙智力  能救世間苦

具足神通力  廣修智方便  十方諸国土  無刹不現身」

(しゅーじょーひーこんやく  むーりょうくーひっしん  

かんのんみょうちーりき    のうぐーせーけんくー 

ぐーそくじんつうりき  こうしゅうちーほうべん 

じっぽうしょーこくどー  むーせつふーげんしん)

次、南無大慈大悲観世音大菩薩

次、天神経・大威徳天神感応経

次、十一面観音咒等

次、天満宮秘哥

次、天地一切清浄祓

次、南無天満大自在天神

次、南無大慈大悲観世音大菩薩

次、観音十字摩尼咒( ※観音経精髄)

「慈眼視衆生 福聚海无量」

次、観音マニ咒(六字咒)

次、蓮華生大師

次、聖ターラ咒

次、葉衣観音咒(大咒、小咒)

次、吒枳王真言

次、三神(天照、八幡、春日)

次、青面金剛尊、帝釈天、弥勒佛

次、弘法大師御宝号

次、光明真言

次、七佛通誡偈(諸悪莫作 衆善奉行 自浄其意 是諸仏教)

(しょあくまくさ しゅぜんぶぎょう じじょうごい ぜしょぶっきょう)

次、縁起頌(漢文、梵語)

次、本覚讃

次、祈念文

次、追善文

三界萬霊 有縁無縁之霊位 追善供養  座宝蓮華  成等正覚

(さんがいばんれい ゆうえんむえんのれいい

ついぜんくよう ざほうれんげ じょうとうしょうがく)

次、南無大慈大悲観世音大菩薩

次、廻向文

次、三禮


※般若心経、十句観音経、天神感応経の観音菩薩段、

葉衣観音段、縁起廻向段に分けられる。

※特に般若心経を多くお唱えするとよい。

※念願を入れる場合は、心経奉賛文の後に入れる。奏上しても、黙念でも

任意である。

※その他の経典や御真言を入れるのは任意である。

例えば自分は 青面金剛尊を尊崇しているという方は、光明真言の前に入れればよい。

弘法大師を信仰していない人は、抜いてやればよい。適宜、加え抜くなどやればよい。

※観世音菩薩「一切抜苦脱難大事成就符」を奉って祈願のこと。

※動物の霊を供養する時には光明眞言の前に入れればよい。

(馬頭観音、四足動物咒、施餓鬼飲食眞言など。)


【白衣観音除難除災術】

〔白衣大士神咒経〕

南無大慈悲救苦救難広大霊感 白衣観世音菩薩摩訶薩

(なむだいじひきゅうぐきゅうなんこうだいれいかん  びゃくえかんぜおんぼさつまかさつ)

南無仏 南無法 南無僧 南無救苦救難観世音菩薩

(なむぶつ なむほう なむそう なむきゅうぐきゅうなんかんぜおんぼさつ)

怛只哆  唵  伽囉伐哆 伽囉伐哆 伽訶伐哆 囉伽伐哆 囉伽伐哆 娑婆訶

(とーじーとー  おん からはった からはった かこはった らかはった らかはった そわか)

天羅神 地羅神 人離難 難離身 一切災殃化為塵

(てんらじん ちらじん じんりなん なんりしん いっさいさいおうかいじん)

南無摩訶般若波羅蜜

(なむまかはんにゃはらみつ)

〔白衣観音咒〕オン シベテイ シベテイ ハンダラバシニ ソワカ


【白衣観音神咒の意訳】

怛只哆  唵  伽囉伐哆 伽囉伐哆 伽訶伐哆 囉伽伐哆 囉伽伐哆 娑婆訶

(とーじーとー  おん からはった からはった かこはった らかはった らかはった そわか)

の部分の意訳です。

〔意訳〕「このようになる。帰依したてまつる白衣尊よ。光りで摧破す。光りで摧破す。

大光で摧破す。風火で摧破す、風火で摧破。あれかし成就。」


三遍唱えるを一回とする。観音菩薩、白衣観音を念じて、この神咒を一心不乱に唱えると、

未浄化の霊は忽ち居なくなるものです。霊的な障害にもよく効きます。


法の運用に関しては、先ず三禮・懺悔文・帰依・菩提心を行じ、開経偈、心経、

続いて白衣観音除難除災術、最後に光明真言をやり、廻向・普禮でおわり。

ーーーーーーーー

当ブログ記事の無断転載引用を禁じます。

引用は自由ですが、引用する際は必ず著者の承諾を得ること。

これは同著者の過去のブログ記事一切(著者撮影の写真も含む)にも適用されます。

また、当ブログ以外の同著者のブログ記事も同様の扱いとなります。

【佛僊眞道 成仙への原理(1222)】白隠佛僊の法を究める

  • 2024.03.27 Wednesday
  • 00:00

【佛僊眞道 成仙への原理(1222)】


白隠佛僊の法を究める



◎禅に「禅病」を治癒する法無し


白隠禅師は日本の江戸時代に出現した傑僧中の傑僧である。禅を究めた高僧知識であり、

古今無双の禅をお遺しになられた。その師匠は正受老人であり、徹底的に白隠禅師の

禅機を磨かれたのである。法器であった慧鶴は遂に禅の師となった。

三界の大導師になったのである。


白隠禅師の「白隠」の由来は、京都に幽居していた僊人、白幽僊人に由来する。

白隠禅師は見性を得て成佛の大安心を得た。そのあとは悟後の修行だ。

見性成仏の土台に、常住座臥の日常全てを練り込んでゆく。だがその過程で涯てしまう

僧も多くいるのだ。白隠禅師もまさにそれで、いわゆる神経症になってしまった。

一種のノイローゼといったところか。


禅宗の瞑想でも、密教の阿字観法でも、その下敷きには天台智畋膸佞痢崚径羮止観」が

ある。瞑想の作法の手順書というもの。この書には「魔事」ということの対処が

述べられている。だが、禅病、禅によるノイローゼを治癒する方法は説かれていない。

禅病になっても其れを禅法で治癒する法はないと。



◎白隠禅師は白幽僊人の門に入る


京都白河辺りに幽居されていたのが白幽僊人(道人)で、僊人の術に長じていた師匠である。

白隠禅師の格に対して白幽僊人は?

これは白幽眞人というのが一番ふさわしいと思います。

この眞人から白隠禅師は「軟酥の法」「内観法」の伝授を受けて、大成就を果たした。

白隠禅師はここで白幽の「白」を採って「白隠」と成った。

大悟徹底、前人未到の禅徳を世に遺した。


日本の禅宗の界で、白隠禅師ほどの功績者は類い稀であろう。

江戸時代に庶民凡人に至るまで功徳を廻らした。

「延命十句観音経」を「天神秘文」として世に出し、広めたことは日本仏教史における

大功徳であると思う。



◎白隠佛僊の法を究める


私は佛僊神道(眞道)の立場から、白隠禅師を「白隠佛僊」と考えている。

佛僊に成仙する法を白隠佛僊はお遺しになっているからである。

私自身が若年にして得ていた「錬丹秘要」などは日本における「金丹成就法」の上法の

一つであると思うわけです。


白隠佛僊の遺法には、観音功徳、天神神徳、佛菩薩の智慧、金丹成就など「成僊人法」が

込められている。人をして神仙・佛眞に成る法があるわけです。

心から先師・先人・先聖に感謝です。


例えばですね白隠禅師の禅法の一つでも、数多くの大先生が本を遺されている。

そういった研究の結晶を1つのテーマとして追いかけてゆく。数十、百単位の書籍を

研究し修習してゆく。そうやって独覚の修行をなす。

大菩提心を心の奥に秘め、世のため人のために修道をなす。


では神仙・佛僊のお恵みが皆様の上にありますことを。


川島金仙 記す

ーーーーーーーー


【令和6年4月の予定】

4月9日(火)新月祭(午前3:22)
4月14日(日)天心統覚(天心瑜伽)
4月24日(水)満月祭(午前8:50)
4月26日(金)庚申司命祭

ーーーーーーーー

【天神地祇祭儀の次第】


二禮二拍

護身神法

三種加持

天津祝詞

天真地真自感霊辞

玄府奇祝言

玄法攘魔秘文

大祓詞(天津祝詞太祝詞秘辞を入れる)

六根清浄太祓

産土神祝詞

十言神咒

幽冥神語

大國主大神禁厭咒

祖霊祈念詞

霊魂安鎮秘詞(全伝)

三界萬靈安鎮祝詞

天満宮

得仙秘文

道引印

国家安泰祈念詞

済世秘咒

その他(任意)

二拍二禮


※大体 上記が基本です。

※各秘詞を繰り返し行う。

※短く行うときは回数時間を短縮するも可。

※適宜は一遍でもよい。

※幣による修祓、献饌など適宜入れるも可。

※最略は礼拝して大司命祭文だけでもよい。

※大祓詞を一時間以上やる場合は開始時間をずらして行なう。

※磐長壽姫祝詞、拝神祗願得知識秘詞、十字神咒その他を知り知れる方は

密用自在にして自由。自己責任で御修唱ください。

※献酒献饌、切火祓、大幣祓、剣祓、石笛奏上なども任意。


【念力疏通 遠隔 観音祈願会 次第】


◉【佛遷眞儀】午前中

先、三禮

一心頂禮  十方法界  常住三宝  

(一禮目は神祗、二禮目は佛眞、三禮目は諸仙萬靈を禮拝す)

次、護身法(任意)

次、懺悔文(三遍)

次、三帰三竟(三遍)

次、発菩提心(三遍)

次、三摩耶戒(三遍)

次、開経偈

次、般若心経奉賛文

次、摩訶般若波羅蜜多心経

次、延命十句観音経(観音夢授眞経等)

次、南無大慈大悲観世音大菩薩

次、観音経( ※観音妙智力祈願)

「衆生被困厄  無量苦逼身  観音妙智力  能救世間苦

具足神通力  廣修智方便  十方諸国土  無刹不現身」

(しゅーじょーひーこんやく  むーりょうくーひっしん  

かんのんみょうちーりき    のうぐーせーけんくー 

ぐーそくじんつうりき  こうしゅうちーほうべん 

じっぽうしょーこくどー  むーせつふーげんしん)

次、南無大慈大悲観世音大菩薩

次、天神経・大威徳天神感応経

次、十一面観音咒等

次、天満宮秘哥

次、天地一切清浄祓

次、南無天満大自在天神

次、南無大慈大悲観世音大菩薩

次、観音十字摩尼咒( ※観音経精髄)

「慈眼視衆生 福聚海无量」

次、観音マニ咒(六字咒)

次、蓮華生大師

次、聖ターラ咒

次、葉衣観音咒(大咒、小咒)

次、吒枳王真言

次、三神(天照、八幡、春日)

次、青面金剛尊、帝釈天、弥勒佛

次、弘法大師御宝号

次、光明真言

次、七佛通誡偈(諸悪莫作 衆善奉行 自浄其意 是諸仏教)

(しょあくまくさ しゅぜんぶぎょう じじょうごい ぜしょぶっきょう)

次、縁起頌(漢文、梵語)

次、本覚讃

次、祈念文

次、追善文

三界萬霊 有縁無縁之霊位 追善供養  座宝蓮華  成等正覚

(さんがいばんれい ゆうえんむえんのれいい

ついぜんくよう ざほうれんげ じょうとうしょうがく)

次、南無大慈大悲観世音大菩薩

次、廻向文

次、三禮


※般若心経、十句観音経、天神感応経の観音菩薩段、

葉衣観音段、縁起廻向段に分けられる。

※特に般若心経を多くお唱えするとよい。

※念願を入れる場合は、心経奉賛文の後に入れる。奏上しても、黙念でも

任意である。

※その他の経典や御真言を入れるのは任意である。

例えば自分は 青面金剛尊を尊崇しているという方は、光明真言の前に入れればよい。

弘法大師を信仰していない人は、抜いてやればよい。適宜、加え抜くなどやればよい。

※観世音菩薩「一切抜苦脱難大事成就符」を奉って祈願のこと。

※動物の霊を供養する時には光明眞言の前に入れればよい。

(馬頭観音、四足動物咒、施餓鬼飲食眞言など。)


【白衣観音除難除災術】

〔白衣大士神咒経〕

南無大慈悲救苦救難広大霊感 白衣観世音菩薩摩訶薩

(なむだいじひきゅうぐきゅうなんこうだいれいかん  びゃくえかんぜおんぼさつまかさつ)

南無仏 南無法 南無僧 南無救苦救難観世音菩薩

(なむぶつ なむほう なむそう なむきゅうぐきゅうなんかんぜおんぼさつ)

怛只哆  唵  伽囉伐哆 伽囉伐哆 伽訶伐哆 囉伽伐哆 囉伽伐哆 娑婆訶

(とーじーとー  おん からはった からはった かこはった らかはった らかはった そわか)

天羅神 地羅神 人離難 難離身 一切災殃化為塵

(てんらじん ちらじん じんりなん なんりしん いっさいさいおうかいじん)

南無摩訶般若波羅蜜

(なむまかはんにゃはらみつ)

〔白衣観音咒〕オン シベテイ シベテイ ハンダラバシニ ソワカ


【白衣観音神咒の意訳】

怛只哆  唵  伽囉伐哆 伽囉伐哆 伽訶伐哆 囉伽伐哆 囉伽伐哆 娑婆訶

(とーじーとー  おん からはった からはった かこはった らかはった らかはった そわか)

の部分の意訳です。

〔意訳〕「このようになる。帰依したてまつる白衣尊よ。光りで摧破す。光りで摧破す。

大光で摧破す。風火で摧破す、風火で摧破。あれかし成就。」


三遍唱えるを一回とする。観音菩薩、白衣観音を念じて、この神咒を一心不乱に唱えると、

未浄化の霊は忽ち居なくなるものです。霊的な障害にもよく効きます。


法の運用に関しては、先ず三禮・懺悔文・帰依・菩提心を行じ、開経偈、心経、

続いて白衣観音除難除災術、最後に光明真言をやり、廻向・普禮でおわり。

ーーーーーーーー

当ブログ記事の無断転載引用を禁じます。

引用は自由ですが、引用する際は必ず著者の承諾を得ること。

これは同著者の過去のブログ記事一切(著者撮影の写真も含む)にも適用されます。

また、当ブログ以外の同著者のブログ記事も同様の扱いとなります。

【佛僊眞道 成仙への原理(1221)】無上甚深微妙法(令和6年4月の予定)

  • 2024.03.26 Tuesday
  • 00:00

【佛僊眞道 成仙への原理(1221)】


無上甚深微妙法(令和6年4月の予定)



◎令和6年4月の予定


4月9日(火)新月祭(午前3:22)

4月14日(日)天心統覚(天心瑜伽)

4月24日(水)満月祭(午前8:50)

4月26日(金)庚申司命祭


四月は清明の月であります。

「神火清明」「神水清明」「神風清明」「神心清明」とあります。

この神語を密用してお滝をいただく作法もあります。神仙入滝法です。

「清明」とは二つ並べて「清明 清明」と「せいせい」と約めて訓む。

深い玄義のある神語です。



◎無上甚深微妙法


「無上甚深微妙法(むじょうじんじんみみょうほう)」は開経偈の冒頭の句であります。

「無上甚深微妙の法は」と読む。


分かり易く云うと「この上無い(比べようもない)甚だ深くて微かで妙なる法は」、

とこうなる。是くいうのです。よろしいですか。


無上の法(ダルマ)、佛の正法を「無上の法」というのです。

これは微妙であり、甚だ深いものである。まあ、そう簡単には分からん。

佛(ホトケ)の悟りを阿耨多羅三藐三菩提と、こういう。

「無上正等正覚」と漢訳する。約めて「正覚」というのです。


「無上」は語呂合わせで「無常」でもある。「諸行無常」です。

この「諸行無常」は、実は「苦」なのです。この覚りが「苦聖諦」の第一です。

ここから無上の正覚が始まるのです。ここを掴まんといかん。

この「清明月」は、無上の教えの発動月です。


では神仙・佛僊のお恵みが皆様の上にありますことを。


川島金仙 記す

ーーーーーーーー


【令和6年4月の予定】


4月9日(火)新月祭(午前3:22)

4月14日(日)天心統覚(天心瑜伽)

4月24日(水)満月祭(午前8:50)

4月26日(金)庚申司命祭

ーーーーーーーー

【天神地祇祭儀の次第】


二禮二拍

護身神法

三種加持

天津祝詞

天真地真自感霊辞

玄府奇祝言

玄法攘魔秘文

大祓詞(天津祝詞太祝詞秘辞を入れる)

六根清浄太祓

産土神祝詞

十言神咒

幽冥神語

大國主大神禁厭咒

祖霊祈念詞

霊魂安鎮秘詞(全伝)

三界萬靈安鎮祝詞

天満宮

得仙秘文

道引印

国家安泰祈念詞

済世秘咒

その他(任意)

二拍二禮


※大体 上記が基本です。

※各秘詞を繰り返し行う。

※短く行うときは回数時間を短縮するも可。

※適宜は一遍でもよい。

※幣による修祓、献饌など適宜入れるも可。

※最略は礼拝して大司命祭文だけでもよい。

※大祓詞を一時間以上やる場合は開始時間をずらして行なう。

※磐長壽姫祝詞、拝神祗願得知識秘詞、十字神咒その他を知り知れる方は

密用自在にして自由。自己責任で御修唱ください。

※献酒献饌、切火祓、大幣祓、剣祓、石笛奏上なども任意。


【念力疏通 遠隔 観音祈願会 次第】


◉【佛遷眞儀】午前中

先、三禮

一心頂禮  十方法界  常住三宝  

(一禮目は神祗、二禮目は佛眞、三禮目は諸仙萬靈を禮拝す)

次、護身法(任意)

次、懺悔文(三遍)

次、三帰三竟(三遍)

次、発菩提心(三遍)

次、三摩耶戒(三遍)

次、開経偈

次、般若心経奉賛文

次、摩訶般若波羅蜜多心経

次、延命十句観音経(観音夢授眞経等)

次、南無大慈大悲観世音大菩薩

次、観音経( ※観音妙智力祈願)

「衆生被困厄  無量苦逼身  観音妙智力  能救世間苦

具足神通力  廣修智方便  十方諸国土  無刹不現身」

(しゅーじょーひーこんやく  むーりょうくーひっしん  

かんのんみょうちーりき    のうぐーせーけんくー 

ぐーそくじんつうりき  こうしゅうちーほうべん 

じっぽうしょーこくどー  むーせつふーげんしん)

次、南無大慈大悲観世音大菩薩

次、天神経・大威徳天神感応経

次、十一面観音咒等

次、天満宮秘哥

次、天地一切清浄祓

次、南無天満大自在天神

次、南無大慈大悲観世音大菩薩

次、観音十字摩尼咒( ※観音経精髄)

「慈眼視衆生 福聚海无量」

次、観音マニ咒(六字咒)

次、蓮華生大師

次、聖ターラ咒

次、葉衣観音咒(大咒、小咒)

次、吒枳王真言

次、三神(天照、八幡、春日)

次、青面金剛尊、帝釈天、弥勒佛

次、弘法大師御宝号

次、光明真言

次、七佛通誡偈(諸悪莫作 衆善奉行 自浄其意 是諸仏教)

(しょあくまくさ しゅぜんぶぎょう じじょうごい ぜしょぶっきょう)

次、縁起頌(漢文、梵語)

次、本覚讃

次、祈念文

次、追善文

三界萬霊 有縁無縁之霊位 追善供養  座宝蓮華  成等正覚

(さんがいばんれい ゆうえんむえんのれいい

ついぜんくよう ざほうれんげ じょうとうしょうがく)

次、南無大慈大悲観世音大菩薩

次、廻向文

次、三禮


※般若心経、十句観音経、天神感応経の観音菩薩段、

葉衣観音段、縁起廻向段に分けられる。

※特に般若心経を多くお唱えするとよい。

※念願を入れる場合は、心経奉賛文の後に入れる。奏上しても、黙念でも

任意である。

※その他の経典や御真言を入れるのは任意である。

例えば自分は 青面金剛尊を尊崇しているという方は、光明真言の前に入れればよい。

弘法大師を信仰していない人は、抜いてやればよい。適宜、加え抜くなどやればよい。

※観世音菩薩「一切抜苦脱難大事成就符」を奉って祈願のこと。

※動物の霊を供養する時には光明眞言の前に入れればよい。

(馬頭観音、四足動物咒、施餓鬼飲食眞言など。)


【白衣観音除難除災術】

〔白衣大士神咒経〕

南無大慈悲救苦救難広大霊感 白衣観世音菩薩摩訶薩

(なむだいじひきゅうぐきゅうなんこうだいれいかん  びゃくえかんぜおんぼさつまかさつ)

南無仏 南無法 南無僧 南無救苦救難観世音菩薩

(なむぶつ なむほう なむそう なむきゅうぐきゅうなんかんぜおんぼさつ)

怛只哆  唵  伽囉伐哆 伽囉伐哆 伽訶伐哆 囉伽伐哆 囉伽伐哆 娑婆訶

(とーじーとー  おん からはった からはった かこはった らかはった らかはった そわか)

天羅神 地羅神 人離難 難離身 一切災殃化為塵

(てんらじん ちらじん じんりなん なんりしん いっさいさいおうかいじん)

南無摩訶般若波羅蜜

(なむまかはんにゃはらみつ)

〔白衣観音咒〕オン シベテイ シベテイ ハンダラバシニ ソワカ


【白衣観音神咒の意訳】

怛只哆  唵  伽囉伐哆 伽囉伐哆 伽訶伐哆 囉伽伐哆 囉伽伐哆 娑婆訶

(とーじーとー  おん からはった からはった かこはった らかはった らかはった そわか)

の部分の意訳です。

〔意訳〕「このようになる。帰依したてまつる白衣尊よ。光りで摧破す。光りで摧破す。

大光で摧破す。風火で摧破す、風火で摧破。あれかし成就。」


三遍唱えるを一回とする。観音菩薩、白衣観音を念じて、この神咒を一心不乱に唱えると、

未浄化の霊は忽ち居なくなるものです。霊的な障害にもよく効きます。


法の運用に関しては、先ず三禮・懺悔文・帰依・菩提心を行じ、開経偈、心経、

続いて白衣観音除難除災術、最後に光明真言をやり、廻向・普禮でおわり。

ーーーーーーーー

当ブログ記事の無断転載引用を禁じます。

引用は自由ですが、引用する際は必ず著者の承諾を得ること。

これは同著者の過去のブログ記事一切(著者撮影の写真も含む)にも適用されます。

また、当ブログ以外の同著者のブログ記事も同様の扱いとなります。

【佛僊眞道 成仙への原理(1220)】保土ヶ谷の天満宮

  • 2024.03.25 Monday
  • 00:00

【佛僊眞道 成仙への原理(1220)】


保土ヶ谷の天満宮



◎保土ヶ谷の天満宮


横浜市保土ヶ谷に「神明社」あり。此処の外側の交差点に「青面金剛尊の石像」あり。

これを夢で見る。税務署に用事があって、導かれるようにゆく。

人に聞いたり、地図は見ない。霊夢で見た通りの道をゆくのが慣い。

そうでなければ「夢に力をつける」ことはできない。人間の作為やら雑念を排して、

時間とか色々な俗事を全て放擲して臨む。これが秘訣である。


首尾よく「神明社」に付く。

私は霊夢で古い時代にゆき、小高い丘に大神様が降りられた事を知る。

これが横浜の始まりなのだと。悠に千年の歴史がある。

実際に史実でも、その通りであった。


更にそこには「天満宮」が奉祀されておるぞと。

厳命である。此処と此処が繋がっているぞと。だからいずれ其の神事を為さねばならない。

まずはご挨拶だと。


実際に行ってみると、本当に「天満宮」は在ったのである。

神拝させていただく。心の中にはっきりと感動が伝わり、お伊勢さん、皇大神宮に参詣

した時の清々しさが心身にのこった。



◎満月祭(満月16:01)


今日はさらに満月である。

保土ヶ谷の神明社には摂社として「月読宮」もある。

全く不思議である。


御本殿には御鏡がお祀りされており、神拝させて頂き、自分の姿が映るのを見ることが

できる。大変ありがたい功徳がある。

これを「神鏡御拝(みかがみぎょはい)」という。

自身の「タマ」を見たてまつるのである。


では神仙・佛僊のお恵みが皆様の上にありますことを。


川島金仙 記す

ーーーーーーーー


【令和6年3月の予定】


3月25日(月)天満宮ご縁日、満月(16:01)

ーーーーーーーー

【天神地祇祭儀の次第】


二禮二拍

護身神法

三種加持

天津祝詞

天真地真自感霊辞

玄府奇祝言

玄法攘魔秘文

大祓詞(天津祝詞太祝詞秘辞を入れる)

六根清浄太祓

産土神祝詞

十言神咒

幽冥神語

大國主大神禁厭咒

祖霊祈念詞

霊魂安鎮秘詞(全伝)

三界萬靈安鎮祝詞

天満宮

得仙秘文

道引印

国家安泰祈念詞

済世秘咒

その他(任意)

二拍二禮


※大体 上記が基本です。

※各秘詞を繰り返し行う。

※短く行うときは回数時間を短縮するも可。

※適宜は一遍でもよい。

※幣による修祓、献饌など適宜入れるも可。

※最略は礼拝して大司命祭文だけでもよい。

※大祓詞を一時間以上やる場合は開始時間をずらして行なう。

※磐長壽姫祝詞、拝神祗願得知識秘詞、十字神咒その他を知り知れる方は

密用自在にして自由。自己責任で御修唱ください。

※献酒献饌、切火祓、大幣祓、剣祓、石笛奏上なども任意。


【念力疏通 遠隔 観音祈願会 次第】


◉【佛遷眞儀】午前中

先、三禮

一心頂禮  十方法界  常住三宝  

(一禮目は神祗、二禮目は佛眞、三禮目は諸仙萬靈を禮拝す)

次、護身法(任意)

次、懺悔文(三遍)

次、三帰三竟(三遍)

次、発菩提心(三遍)

次、三摩耶戒(三遍)

次、開経偈

次、般若心経奉賛文

次、摩訶般若波羅蜜多心経

次、延命十句観音経(観音夢授眞経等)

次、南無大慈大悲観世音大菩薩

次、観音経( ※観音妙智力祈願)

「衆生被困厄  無量苦逼身  観音妙智力  能救世間苦

具足神通力  廣修智方便  十方諸国土  無刹不現身」

(しゅーじょーひーこんやく  むーりょうくーひっしん  

かんのんみょうちーりき    のうぐーせーけんくー 

ぐーそくじんつうりき  こうしゅうちーほうべん 

じっぽうしょーこくどー  むーせつふーげんしん)

次、南無大慈大悲観世音大菩薩

次、天神経・大威徳天神感応経

次、十一面観音咒等

次、天満宮秘哥

次、天地一切清浄祓

次、南無天満大自在天神

次、南無大慈大悲観世音大菩薩

次、観音十字摩尼咒( ※観音経精髄)

「慈眼視衆生 福聚海无量」

次、観音マニ咒(六字咒)

次、蓮華生大師

次、聖ターラ咒

次、葉衣観音咒(大咒、小咒)

次、吒枳王真言

次、三神(天照、八幡、春日)

次、青面金剛尊、帝釈天、弥勒佛

次、弘法大師御宝号

次、光明真言

次、七佛通誡偈(諸悪莫作 衆善奉行 自浄其意 是諸仏教)

(しょあくまくさ しゅぜんぶぎょう じじょうごい ぜしょぶっきょう)

次、縁起頌(漢文、梵語)

次、本覚讃

次、祈念文

次、追善文

三界萬霊 有縁無縁之霊位 追善供養  座宝蓮華  成等正覚

(さんがいばんれい ゆうえんむえんのれいい

ついぜんくよう ざほうれんげ じょうとうしょうがく)

次、南無大慈大悲観世音大菩薩

次、廻向文

次、三禮


※般若心経、十句観音経、天神感応経の観音菩薩段、

葉衣観音段、縁起廻向段に分けられる。

※特に般若心経を多くお唱えするとよい。

※念願を入れる場合は、心経奉賛文の後に入れる。奏上しても、黙念でも

任意である。

※その他の経典や御真言を入れるのは任意である。

例えば自分は 青面金剛尊を尊崇しているという方は、光明真言の前に入れればよい。

弘法大師を信仰していない人は、抜いてやればよい。適宜、加え抜くなどやればよい。

※観世音菩薩「一切抜苦脱難大事成就符」を奉って祈願のこと。

※動物の霊を供養する時には光明眞言の前に入れればよい。

(馬頭観音、四足動物咒、施餓鬼飲食眞言など。)


【白衣観音除難除災術】

〔白衣大士神咒経〕

南無大慈悲救苦救難広大霊感 白衣観世音菩薩摩訶薩

(なむだいじひきゅうぐきゅうなんこうだいれいかん  びゃくえかんぜおんぼさつまかさつ)

南無仏 南無法 南無僧 南無救苦救難観世音菩薩

(なむぶつ なむほう なむそう なむきゅうぐきゅうなんかんぜおんぼさつ)

怛只哆  唵  伽囉伐哆 伽囉伐哆 伽訶伐哆 囉伽伐哆 囉伽伐哆 娑婆訶

(とーじーとー  おん からはった からはった かこはった らかはった らかはった そわか)

天羅神 地羅神 人離難 難離身 一切災殃化為塵

(てんらじん ちらじん じんりなん なんりしん いっさいさいおうかいじん)

南無摩訶般若波羅蜜

(なむまかはんにゃはらみつ)

〔白衣観音咒〕オン シベテイ シベテイ ハンダラバシニ ソワカ


【白衣観音神咒の意訳】

怛只哆  唵  伽囉伐哆 伽囉伐哆 伽訶伐哆 囉伽伐哆 囉伽伐哆 娑婆訶

(とーじーとー  おん からはった からはった かこはった らかはった らかはった そわか)

の部分の意訳です。

〔意訳〕「このようになる。帰依したてまつる白衣尊よ。光りで摧破す。光りで摧破す。

大光で摧破す。風火で摧破す、風火で摧破。あれかし成就。」


三遍唱えるを一回とする。観音菩薩、白衣観音を念じて、この神咒を一心不乱に唱えると、

未浄化の霊は忽ち居なくなるものです。霊的な障害にもよく効きます。


法の運用に関しては、先ず三禮・懺悔文・帰依・菩提心を行じ、開経偈、心経、

続いて白衣観音除難除災術、最後に光明真言をやり、廻向・普禮でおわり。

ーーーーーーーー

当ブログ記事の無断転載引用を禁じます。

引用は自由ですが、引用する際は必ず著者の承諾を得ること。

これは同著者の過去のブログ記事一切(著者撮影の写真も含む)にも適用されます。

また、当ブログ以外の同著者のブログ記事も同様の扱いとなります。

【佛僊眞道 成仙への原理(1219)】御祖廻らせと禅定安息論の一法

  • 2024.03.24 Sunday
  • 00:00

【佛僊眞道 成仙への原理(1219)】


御祖廻らせと禅定安息論の一法



◎ロンチェンパの禅定安息論


先般、ギャルワ・ロンチェンパの事を書きましたら、禅定安息論とは?? という

ご質問が寄せられた。ふむふむ。


とにかくチベット密教というのは嘗てラマ教と云われただけあって、生きたダルマ(法)は

ラマ(上師)によって伝えられ、ラマによって具現している。ダルマはラマ上師の一身に

集約されている。したがって法の威徳の源泉はラマにある。

常に自分のラマと一つであること。


ヨガの一流派で有名なのがクンダリニーヨーガだが、この流派にも「グルヨガ」があり、

ラマの肖像(写真でよい)を祀り、自分の目線と導師(グル)の目線をつなげて循環すると

いう観想をやる。まあその程度だという認識だ。

特に精緻な行法ということはない。


霊的な修行、本当の禅定行をなすには必ず導師が必要である。導師が水路であり

霊感の源なのである。「禅定安息論」の中で説かれている教えも、ラマ上師あっての

ものであって、ラマ(上師、導師、グル)がいなければ全て虚しく無効である。


◎安息論を超えるもの


ギャルワ・ロンチェンパ大師、いろいろな尊称があるが、
「三安息論」ではティメー・ウーセルと記されている。
三安息論とは「ゲルソ・コルスム」のことである。


チベット密教は、主にニンマ、ガギュ、サキャ、ゲルクという宗派がある。
それぞれにお祖師様が居られる。そういう高僧の中でも最高の智慧を保持していた
三人のお祖師様がいた。
ニンマのギャルワ・ロンチェンパ。
サキャのサキャ・パンディッタ。
ゲルクのツォンカパ。
この三人を「三文殊」という。
学者としても優れていて、修行のほうでも高い境地を得ていたということである。
ちなみにカギュでは、カルマパである。

まあ、大師中の大師というところです。


私は昨年の4月にもロンチェンパの「三安息論」ふれたと思うのですが、

以下のことを認めたわけです。再掲します。

ーーーーー

◎「安息論」を超えるもの
日本には「三安息論」(ゲルソ・コルスム)  を超えるものがある。
それは「一霊四魂」の教えと、「十字摩尼観音咒」の大功徳である。
あるいは純粋媒体の「神僊 得仙秘文」である。
「アマテラスオホミカミ」と「天地の正気を受けて 福寿海無量」の奉唱である。
これを正午に行なう。この大功徳は日本人だけが共有できる深秘である。

ーーーーー

日本のお大師さまでも、弘法大師空海様は「菩提心」という事を言いました。

「菩提心論」という著書があり、これは阿耨多羅三藐三菩提心から来ている。

阿耨多羅三藐三菩提とは音写で無上正等正覚と、こういう。

菩提(さとり)=正覚(さとり)です。

あるいは興教大師覚鑁様という眞言密教の中興の祖というべきお方は

「五輪九字秘釈」という名著をものしていますが、「浄菩提心」ということを

述べられている。

密教に於いても、ヨーガタントラだとか、無上ヨガタントラだとか区別はあるが

境地という点からみれば、日本の密教者がチベットに劣るとは言えない。

鎮護国家の法力・霊力という点では日本密教のほうが凌駕しているのではないかという

ふしもある。


その根拠が、日本は神州・神國であるということ。

天皇命(スメラミコト)を頂いているからである。これは地球上における神秘なのである。

「一霊四魂」の神の教え、ついにこれは外国には顕れなかった。

産土大神のお教えは日本だけにある。


◎「御祖廻らせ」と「禅定安息論の一法」


【禅定安息論の一法】

禅定に入る環境、部屋、生活など詳しく説いている。

やはり「座法」ということを教えている。日常の座る修行、つまり座禅・瞑想である。

ヴァイローチャナの七つの姿勢、大日如来の七つの姿勢です。

まあホトケ様の座り方です。この七つの要訣を明かしている。


【霊学の秘伝】

この教えは素晴らしいのだが、一つだけ欠けている。

座る前に「邪気を吐出する法」をやらんといかん。これが無い。

チベットでは浄化の呼吸があるが、日本の霊学に伝わっていた「邪気吐出法」とは

異にする法である。


禅定の要は「土台」である。

これがつかめれば成就したも同然。「信仰心」と「土台」(見解含む)。


【御祖廻らせ】

「天」ということ。

「産土大神(うぶすな)」の司掌、お導きということ。

そうして、尊い教えから真相がつかめたら(日々の修行の最後に)、

佛僊でいう廻向をする。


大神様のお教えは特殊で、「御祖廻らせ(みおやめぐらせ)」を行う。

両親を通じて全ての御祖(祖霊)に、修道の功徳をめぐらせるのである。

これは守護神霊への追福供養として絶大な効能をもつ。


では神仙・佛僊のお恵みが皆様の上にありますことを。


川島金仙 記す

ーーーーーーーー


【令和6年3月の予定】


3月25日(月)天満宮ご縁日、満月(16:01)

ーーーーーーーー

【天神地祇祭儀の次第】


二禮二拍

護身神法

三種加持

天津祝詞

天真地真自感霊辞

玄府奇祝言

玄法攘魔秘文

大祓詞(天津祝詞太祝詞秘辞を入れる)

六根清浄太祓

産土神祝詞

十言神咒

幽冥神語

大國主大神禁厭咒

祖霊祈念詞

霊魂安鎮秘詞(全伝)

三界萬靈安鎮祝詞

天満宮

得仙秘文

道引印

国家安泰祈念詞

済世秘咒

その他(任意)

二拍二禮


※大体 上記が基本です。

※各秘詞を繰り返し行う。

※短く行うときは回数時間を短縮するも可。

※適宜は一遍でもよい。

※幣による修祓、献饌など適宜入れるも可。

※最略は礼拝して大司命祭文だけでもよい。

※大祓詞を一時間以上やる場合は開始時間をずらして行なう。

※磐長壽姫祝詞、拝神祗願得知識秘詞、十字神咒その他を知り知れる方は

密用自在にして自由。自己責任で御修唱ください。

※献酒献饌、切火祓、大幣祓、剣祓、石笛奏上なども任意。


【念力疏通 遠隔 観音祈願会 次第】


◉【佛遷眞儀】午前中

先、三禮

一心頂禮  十方法界  常住三宝  

(一禮目は神祗、二禮目は佛眞、三禮目は諸仙萬靈を禮拝す)

次、護身法(任意)

次、懺悔文(三遍)

次、三帰三竟(三遍)

次、発菩提心(三遍)

次、三摩耶戒(三遍)

次、開経偈

次、般若心経奉賛文

次、摩訶般若波羅蜜多心経

次、延命十句観音経(観音夢授眞経等)

次、南無大慈大悲観世音大菩薩

次、観音経( ※観音妙智力祈願)

「衆生被困厄  無量苦逼身  観音妙智力  能救世間苦

具足神通力  廣修智方便  十方諸国土  無刹不現身」

(しゅーじょーひーこんやく  むーりょうくーひっしん  

かんのんみょうちーりき    のうぐーせーけんくー 

ぐーそくじんつうりき  こうしゅうちーほうべん 

じっぽうしょーこくどー  むーせつふーげんしん)

次、南無大慈大悲観世音大菩薩

次、天神経・大威徳天神感応経

次、十一面観音咒等

次、天満宮秘哥

次、天地一切清浄祓

次、南無天満大自在天神

次、南無大慈大悲観世音大菩薩

次、観音十字摩尼咒( ※観音経精髄)

「慈眼視衆生 福聚海无量」

次、観音マニ咒(六字咒)

次、蓮華生大師

次、聖ターラ咒

次、葉衣観音咒(大咒、小咒)

次、吒枳王真言

次、三神(天照、八幡、春日)

次、青面金剛尊、帝釈天、弥勒佛

次、弘法大師御宝号

次、光明真言

次、七佛通誡偈(諸悪莫作 衆善奉行 自浄其意 是諸仏教)

(しょあくまくさ しゅぜんぶぎょう じじょうごい ぜしょぶっきょう)

次、縁起頌(漢文、梵語)

次、本覚讃

次、祈念文

次、追善文

三界萬霊 有縁無縁之霊位 追善供養  座宝蓮華  成等正覚

(さんがいばんれい ゆうえんむえんのれいい

ついぜんくよう ざほうれんげ じょうとうしょうがく)

次、南無大慈大悲観世音大菩薩

次、廻向文

次、三禮


※般若心経、十句観音経、天神感応経の観音菩薩段、

葉衣観音段、縁起廻向段に分けられる。

※特に般若心経を多くお唱えするとよい。

※念願を入れる場合は、心経奉賛文の後に入れる。奏上しても、黙念でも

任意である。

※その他の経典や御真言を入れるのは任意である。

例えば自分は 青面金剛尊を尊崇しているという方は、光明真言の前に入れればよい。

弘法大師を信仰していない人は、抜いてやればよい。適宜、加え抜くなどやればよい。

※観世音菩薩「一切抜苦脱難大事成就符」を奉って祈願のこと。

※動物の霊を供養する時には光明眞言の前に入れればよい。

(馬頭観音、四足動物咒、施餓鬼飲食眞言など。)


【白衣観音除難除災術】

〔白衣大士神咒経〕

南無大慈悲救苦救難広大霊感 白衣観世音菩薩摩訶薩

(なむだいじひきゅうぐきゅうなんこうだいれいかん  びゃくえかんぜおんぼさつまかさつ)

南無仏 南無法 南無僧 南無救苦救難観世音菩薩

(なむぶつ なむほう なむそう なむきゅうぐきゅうなんかんぜおんぼさつ)

怛只哆  唵  伽囉伐哆 伽囉伐哆 伽訶伐哆 囉伽伐哆 囉伽伐哆 娑婆訶

(とーじーとー  おん からはった からはった かこはった らかはった らかはった そわか)

天羅神 地羅神 人離難 難離身 一切災殃化為塵

(てんらじん ちらじん じんりなん なんりしん いっさいさいおうかいじん)

南無摩訶般若波羅蜜

(なむまかはんにゃはらみつ)

〔白衣観音咒〕オン シベテイ シベテイ ハンダラバシニ ソワカ


【白衣観音神咒の意訳】

怛只哆  唵  伽囉伐哆 伽囉伐哆 伽訶伐哆 囉伽伐哆 囉伽伐哆 娑婆訶

(とーじーとー  おん からはった からはった かこはった らかはった らかはった そわか)

の部分の意訳です。

〔意訳〕「このようになる。帰依したてまつる白衣尊よ。光りで摧破す。光りで摧破す。

大光で摧破す。風火で摧破す、風火で摧破。あれかし成就。」


三遍唱えるを一回とする。観音菩薩、白衣観音を念じて、この神咒を一心不乱に唱えると、

未浄化の霊は忽ち居なくなるものです。霊的な障害にもよく効きます。


法の運用に関しては、先ず三禮・懺悔文・帰依・菩提心を行じ、開経偈、心経、

続いて白衣観音除難除災術、最後に光明真言をやり、廻向・普禮でおわり。

ーーーーーーーー

当ブログ記事の無断転載引用を禁じます。

引用は自由ですが、引用する際は必ず著者の承諾を得ること。

これは同著者の過去のブログ記事一切(著者撮影の写真も含む)にも適用されます。

また、当ブログ以外の同著者のブログ記事も同様の扱いとなります。

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