念力疎通 聖観音菩薩祈願会
- 2020.10.04 Sunday
- 13:45
ご報告
念力疎通 聖観音菩薩祈願会
◎観音祈念に感謝!
皆様、観音菩薩の祈念ありがとうございます。心から感謝します。
今日の祷りで、大司命節の前の観音祈願会は一区切り。
大司命節中は別の形(次第。短くなる)になります。
大節が明ければまた次第などお知らせしたいと思います。
三時間という長い次第で観音祈念をしてゆきますと、時に30分、1時間という短時間で
祈念修法をするわけですが、この短い祈祷が大変な功力だということが分かると思います。
長い時間の祈願に通暁しておくと、短い次第の祈りがシャープになるのです。
◎観音祈念の秘訣
ここで観音祈念の秘訣を伝授しましょう。
祈祷・祈願の時には経文なりを見て文字を看てゆくわけですが、これ自体が冥想術の
一つです。ですが、これだけでは祈念を廻らせる法にはならぬ。
宇宙に向けて祈る場合、大空や夜空に祈りを向けます。それでも良いのですが、
その前提が必要なのです。ヒトの霊(ヒ)は天からの一霊の分与です。ですから古神道で
言うように「霊をもって霊に対す」ることが必要ですね。
宇宙元霊に通じるには、自分の内側、一番奥にまで入る必要がある。
外に向かってやっても宇宙・大空に祈りの念を廻らせることはできないのです。
徹底的に自分の内側を観、究めてゆく。霊にまで到達すると「感応道交」がある。
例えばこれは「気の感応」とかいうような次元のものではない。整体の修練だけでは無理。
霊にまで到達できない。整体家ならば霊術にまで行かないと「霊魂」は感得できない。
整体家の巨星 野口晴哉師などは「鎮魂法」「帰神術」を自分のものにしています。
修験などの霊術も体得している。その上でそういった呪術的なものを削いで整体法の体系
を打ち出している。神秘性があるのは当たり前で、後の連中は習っていないのだから
辿り着くことなどできない。
私のブログに参入するほどの読者ならば、鎮魂印・帰神印くらいは当然ご承知であろう。
この秘印を組んで、中府(なかぎも)に氣を聚める。さらに自感法に入り、帰神術を為す。
この時に感応せしめる秘詞がある。奇しびなる秘言である。そうやって通路を開き作って
ゆく。幽冥宇宙との開通を為す。
◎念力疎通の神通を養成する
観音菩薩の祈願会というのは、遠隔であろうと無かろうと、念力疎通の神通を養成する
ものである。経文に「念彼観音力」とあるのはこの証左である。
観音経には「念彼観音力」と「福聚海无量」という特異な咒がある。
仏教の経文を研究してゆくと、不思議な咒が度々出てくる。それらをためしに修唱すると
応験がある。これは妙である。
いわゆる、❶咒 ❷念 ❸形象、この三つが「念力疎通」の要である。
❶咒 = マントラ・経文・祝詞・秘言
❷念 = 観念、観想。瞑想集中を凝らしたもの。念力。精神集中。
❸形象 = 印契、体の形(姿勢)。手印(描く)の法。
これは「密教の三密」である。身・口・意。
印が身密、咒が口密、念が意密である。これを一つにするのが「三密加持」で
密教の極意とされる。
実例として「福寿海無量」の神語を三密加持法にする。
密教の念誦法(サーダナー)というのは三密の法といえる。
先ず、剣印で空中に丸を描く。自分の斜め頭上50僂曚匹任茲ぁその中に「福寿」と描く。
もしくは「福」だけでも「寿」だけでもよい。
和摩印を結印し、口に「福寿海無量」をお唱えする。
頭上の観想を忘れずに。ひとしきりそうやって修唱し、しばらくしたら心にも同じ観想を為し
頭上の観想図を自分の心の図と合体させる。……。
まあ、こういうような次第でやると、観音「福寿海無量」念誦法になる。
結果「念彼観音力」の神通が養われる。
数日経ちますと大司命節の開始です。
では、天神地祇諸万霊、観音菩薩を念祷して元気にやってゆきましょう。合掌
川島徳慈 記す
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