月夜見の法【月光を浴びて天津祝詞を奉唱す】
- 2013.08.18 Sunday
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月夜見の法
【月光を浴びて天津祝詞を奉唱す】
江ノ島の月夜
月読命(つくよみのみこと)。
イザナギノ大神が、筑紫の日向の立花の小戸にて、禊ぎされたときにお生まれになった三貴神の一神である。
月の世界を司掌せられている。
月には、引力で潮の満潮・干潮に作用する働きがある。月の運行は、暦の元でもある。また女性の周期にも関連している。
月は運命にも関係し、月の光は人に冷静さと知性を与える。水晶なども時々、月光浴させると良いといわれている。
修道者としてのわたしは、夕方から夜に、江ノ島の海辺にゆき、月光浴をする。同時に、海の潮の音を耳に注ぎ、「裏の禊ぎ(耳注ぎ)」を行なう。
8月の夕方から夜、江ノ島では「参道の灯篭祭り」をやっている。奥の院までの参道が灯篭でライトアップされているのである。
裏の洞窟のある側に行くと、丁度良い暗さで、海面には月の光りが映し出されている。海の音を聴きながら、声を高く大きくして、天津祝詞を奉唱する。
天にまで届かんばかりの声で奏上する。
これは「言霊(ことたま)」の気合だ。
天津祝詞を奏上しつつの気合法だ。
すると不思議なことに海の波が、この声に反応するかのように変化するのだ。
波が大きく動いたり、波がおさまったりする。
夜暗いので、波が息をしているかのように見え、まるで生き物のようでもあり、雄大さと恐れを感じる。
「月を夜に見る(月光浴)」から「月夜見の法=月読の法」たる由縁である。
この法は次のような効果がある。
夢見が変化し、さらに知性がアップする。いままで分からなかった事柄が分かるようになる。
心がとても落ち着く、鎮静する。
わたしの体験としては、いままで知らなかった霊的知識が、朝起きたら頭の中に入っていた、ということがあった。これは何か感じたとか、ちょっと思ったというような曖昧なものではなく、小冊子くらいは簡単にできてしまうくらいの内容・文章量だということです。
[付録]
(祝詞)月豫美国爾神留坐須。国之手底立大神。豊雲野乃大神。伊邪那美大神。月夜見尊乎始メテ。其国爾坐須大神等乃大前乎。慎美敬比畏美畏美毛遥爾拝美奉留(止曰須)。
(秘呪)天湿支 地湿支津津 陰成須 月光留神乃 皇太神
※この祝詞・秘呪を奉唱せば吉。
※秘印を知る者は結印するがよい。
※漢字で表記した。
- 天津祝詞
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