令和二年の初哥【産寿名の水火の御教え】
- 2020.01.03 Friday
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令和二年の初哥【産寿名の水火の御教え】
◎初哥【産土大神の御教え】
一、うぶすなの 水火の御教え みに受けて 霊和の御世は 光り曜く
一、産土の 水火の御教えに 導かれ 令和の御代は 光りかがやく
以上、二首。
◎水火(神)の御教えの初哥(はつうた)
神様の御教えというのは、火・水の教えということができる。
「神」は「カミ」「噛み」「火水」「隠身(カクリミ)」である。
陰陽。霊に陰陽あり。
氣に陰陽あり。考えに陰陽あり。
感情に陰陽あり。
元は宇宙の根本神に行きつくが、伊邪那岐大神・伊邪那美大神という御存在が、
顕界の司掌の大元締めである。
上昇は火で伊邪那岐大神。下降は水で伊邪那美大神。
しかしこの火が下降するわけだ。そうすると「火垂り(左)」になる。
左が優位なのは、ここに因がある。
水はどうだろうか。「水は鑽り(みぎり・右)」ということになる。
「火鑽り」という語があり、火は鑽って燃え上がる。だから「ヒキリ」なのである。
普通は水は下降なのだが、上昇する。これを「水鑽り(みずきり)、「右」になるので
ある。
火の垂り+水の鑽りで、神となり、神の分子の「霊止(ヒト)」が形成される。
人が神によって作られた由縁である。
◎水火の清浄で幽的な徳を積もう!
水・火の清浄。これを保つことは幽的な徳を積むことになる。
「神火清明」「神水清明」の神語の尊秘はここにある。
上記の秘言・眞言(シンゲン)は短い咒文だが神に通じるものなのである。
本年を祝い皆様に秘訣を述べました。
心から開運をお祈り申し上げます。
令和二年正月二日 花角有仙 川島徳慈しるす
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