短篇小説・魔法奥義のアグニ神

  • 2016.04.06 Wednesday
  • 00:00

短篇小説・魔法奥義のアグニ神



国宝十二天図(火天アグニ)


◎予言の彗星

昔から尾を引く星すなわち彗星が現れると疫病や自然災害が起きると言われてきた。古代人は自然への畏れと共に経験的に彗星のもたらす諸々の災いを語り継いできた。現代人はそういうことを一笑に付する傾向にあるが、しかしあながち非科学的でもないことが、逆に科学が証明してきている。まったくの皮肉だ。

道徳は言う
「かつてチベットには彗星の予言があったんだよ。それは彗星が現れるときチベットは赤い人々に踏み荒らされると。この意味は分かるよね」
2人は頷く。
「・・イエスがお生まれになった時にも、東方の三人の博士たちが来るシーンがある。そのときにも星を追いかけてきたと語った事が聖書に記されている
「歴史を紐解くとこのような事例は枚挙にいとまがないんだ」

「・・ということは、特別な彗星が出現して、道徳はそれによって何かを感じたんだね」
 美里は眼光を光らせて言い如何にも興味ありげな表情をした。
「それは正確には或る星座の座標の中で起こることで、彗星には彗星なのだが、通常の彗星とは少し違う。非常に特別なものだということね」
さすがに専門的なことを美奈代は述べた。そして思い切ったかのように道徳に尋ねた。
「道徳さんはどうしてそのことをご存知なの? このことはごく最近インドにいる占星術の師匠からの手紙で分かったことなのに・・・ 」
さらに師匠はそのことの内容を詳しくは知る手がかりは故郷にあると知らせてきたわ。他の弟子の幾人かにも同じ内容の事を書いて知らせたことが分かっているのよ」

「二つの可能性から導き出された答えなんだよ・・・」
道徳は用意していたかのように応答した。

「二つ・・・⁉︎ 一体それは何なの!」
美里は じれったくなって訊いた。
「ああ、それはね結局のところ同じスジからの情報なんだと思うよ。一つはインドの占星術系統、もう一つが秘教的集団からのもの・・・。だけどおそらく根源は一つだね!」
「或る予言、それは預言でもあるのだけれども、連綿と伝承されてきたものでね。どうやら今世紀に起こる大変革を古今東西の各民族に付与していたものらしいんだよ」
美里はすぐに反応した。
「どうしてそんなことを貴男は知っているの?さらに深い内容までも分かっているの?」


「彗星の出現とアグニ、ここに焦点があり、超人類社会への大いなる指標があるんだ。古聖はこのことを預言し警告してきたんだよ。人類は栄光と共にとんでもない破滅的な状況に身を置いたという事だ」
道徳の厳然たる断定的な答え方に美里も美奈代も閉口した。

しばしの沈黙の中、美奈代は口を開いた。
「道徳さん、今回のこの話はそんなに大変な人類の栄光とカタストロフィーを示唆している内容なの?
いままで人類はいろいろな問題を何とか乗り越えてきているじゃない。そんなような事態ではないのかしら?・・・」

「いや、そういう個々の状況や危機とかじゃなく、人間そのものの持つ危機と、同時に横たわる第四次産業革命に伴う構造変化、社会格差というものが招く二極化の問題だよ。これは人類を窮地に追い込みかねないものなんだよ」

(つづく)

 

この松屏風と登高座で創作声明をご披露する!

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☆文責 りゅうとく★
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(=0・0=)/
アグニってさぁ〜
にゃんというのか、ガンジャふかしているあれじゃねぇ!?
えっ!それはヘボいロック歌手とかがやってアレだってぇー?
アグニはそれじゃないのかやー
アグニという銘柄の煙草あったら絶対買うにゃー☆
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短篇小説・魔法奥義のアグニ神

  • 2016.04.05 Tuesday
  • 00:00

短篇小説・魔法奥義のアグニ神



国宝十二天図(火天アグニ)


◎インド占星術からのお告げ

・・「これから美奈代ちゃんに会うんだね」
そう道徳は言った。
美里のことをっよく観察しているゆえに、道徳はすぐに察しがついたのだった。
一方美里のほうでも、道徳の言い方で一緒に行動したいことはすぐに分かった。
「じゃあさ、貴男もご一緒する?」
わざと平静を装って言う。美里がこういう態度に出るのは明確な理由があった。
いままでいつもそうだったのだが、道徳がニコっと微笑んで優しい時、こうして友人知人から連絡があって、あらためて邂逅するときには、道徳の何と言えばいいのか、一種異様な名状し難い“霊感 みたいなものが働くのである。
まさにそれは霊感的としか言いようがなく、このことは際立っている特異点でもあった。
この日、美奈代とは代官山の旧山手通りにあるMというカフェで会った。
「あっ!美奈代だ!」
美奈代の姿を見つけると美里は駆け寄った。
「美奈代ちゃん、帰国してたんだ!」
二人は親しい上にも親しい面持で抱擁し再会を体全部で祝した。
座に就くと美奈代は語り始めた。
「まず実家に帰ってね、親に報告してね。それから上京したんだ」
美奈代はニュージーランドに在住しており、実は彼の国には恋人がおり、ごく最近結婚したのであった。彼女が言うには、彼の仕事の都合と彼女の永住権などの手続きの為に一時帰国したということだった。

美里と美奈代は、諸々の秘教的サンガ(密教的なものを学ぶ集合体)で知り合った仲で、いわば法友ともいうべき関係にあった。しかしそういう法友間でも、そりの合う合わないがあって、その点では俗世間と同一であった。美里と美奈代は、IT、PC関係に強く、造詣がある為ものごとを機械的数学的に考えることができた。その上、感情論よりも幾何学的な知見が強かったのでウマがあった。何よりも海外にゆき得意の語学を駆使して自由に動くという点においてまったく共鳴しあえる関係にあった。

「今度はご主人のお仕事と永住権関係のことで帰国したんだろうけど、その他にも用事があるんでしょ」
そう、美里は切りだした。
「・・・まあね。おそらくだけど道徳さんは既に知っているんじゃないかな」
分けがわからん!美里は即座に思った。自分もけっして鈍いほうではない。しかしこの二人は“勘”ということにおいて図抜けている。
「・・・そうかぁ〜。道徳は何かを察知してここにいるんだね!」
ダメを押すように美里は確認した。


 

二人を前にして道徳は語りだす。

・・・『「一体日米戦争はいつあるかといふことなんだ。それさへちやんとわかつてゐれば、我々商人は忽ちの内に、大金儲けが出来るからね。」
「ぢや明日いらっしやい。それまでに占つて置いてさし上げますから。」
「さうか。ぢや間違ひないやうに、・・・」
印度人の婆さんは、得意さうに胸を反らせました。
「私の占ひは五十年来、一度も外れたことはないのですよ。何しろ私のはアグニの神が、御自身御告げをなさるのですからね。」・・・』


美里が先ほど読んでいた芥川の「アグニの神」の一節だ。
「この文章は今でも生きているよね。ただし冒頭を変えなきゃならん。そうすると近未来が見えてくる。美奈代ちゃん、そうだよね!」
道徳はさらりと言った。瞬間、美奈代の顔の色がさっと変わった。

「やっぱり分かっていたんだね・・・!?」
美奈代はそう呟いた。

道徳は続けて言う、
「インドのアグニはどう御告げされたの?あなたの師匠の占星術のお爺さんは何と云われたんですか?」
「預言の彗星が現れたはじめたことで、ぼくはアグニの法が動き始めたことを知ったのですよ。美奈代ちゃんはインド占星術の大家だからね。必ず故郷の国に帰りそれを告げる。そう確信していたよ」

そうか!美奈代はインド占星術の専門家、大家であった!
美里は二人の顔をじっと見つめていた。

(つづく)
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(=0・0=)/
美奈代登場ー!!
にゃ!
なんちゅう短編小説だよ〜!?
ネタバレじゃねー?
しかし一体どんな展開になるんだかにゃー☆
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短篇小説・魔法奥義のアグニ神

  • 2016.04.04 Monday
  • 00:00

短篇小説・魔法奥義のアグニ神



◎小説「アグニの神」からのはじまり

『支那の上海(シャンハイ)の或町です。昼でも薄暗い或家の二階に、人相の悪い印度人(インド人)の婆さんが一人、商人らしい一人の亜米利加人(アメリカ人)と何か頻に話し合ってゐました。
「実は今度もお婆さんに、占ひを頼みに来たのだがね、・・・」
亜米利加人はさう言ひながら、新しい煙草へ火をつけました。
「占ひですか?占ひは当分見ないことにしましたよ。」
婆さんは嘲るやうに、じろりと相手の顔を見ました。
「この頃は折角見て上げても、御礼さへ碌にしない人が、多くなって来ましたからね。」
「そりゃ勿論御礼をするよ。」
亜米利加人は惜しげもなく、三百弗(ドル)の小切手を一枚、婆さんの前へ投げてやりました。
「差当りこれだけは取っておくさ。もしお婆さんの占ひが当れば、その時は別に御礼をするから、・・・」
婆さんは三百弗の小切手を見ると、急に愛想がよくなりました。
「こんなに沢山頂いては、反つて御気の毒ですね。・・・さうして一体又あなたは、何を占つてくれとおつしゃるんです?」
「私が見て貰ひたいのは、・・・」
亜米利加人は煙草を
へたなり、狡猾さうな微笑を浮べました。
「一体日米戦争はいつあるかといふことなんだ。それさへちやんとわかつてゐれば、我々商人は忽ちの内に、大金儲けが出来るからね。」
や明日いらっしやい。それまでに占つて置いてさし上げますから。」
「さうか。
ぢや間違ひないやうに、・・・」
印度人の婆さんは、得意さうに胸を反らせました。
「私の占ひは五十年来、一度も外れたことはないのですよ。何しろ私のはアグニの神が、御自身御告げをなさるのですからね。」
・・・・・』




これは芥川龍之介の短編『アグニの神』(大正9年12月筆)の一節である。

この短篇を美里こと、荒深美里は読んでいた。
彼女は今年で43歳.大手IT企業に勤務している。国立K大を卒業しイギリスに留学した。
 美里は陽氣ではあったが、インド旅行に行くような自由奔放なところがあった。
思うところがあって休日のこの日、この短篇を手にしていた。

 
「なるほど、アグニの御告げね。」
彼女は以前インドの隣国ネパールでクマリという女神が化身(神懸り)したという、少女の御告げを受けたことがある。そのことを思い浮かべていた。

その様子を記憶を頼りに思い出していると、携帯電話に伝言が入った。
本多美奈代からだ。
「・・一体なんだろう?」
そう呟きながら伝言をみると、これから都内の某所で会いたいとある。
「なんだ日本に帰国していたの。」
美里はすぐに返信して午後から美奈代に会う約束をした。

「どうしたの?」
と、やさしく声をかけたのは、美里の夫、荒深道徳である。
荒深道徳43才。美里と同い年。私立高校の古文の臨時教員をやっているが本職は古文書の研究者だと自分では言っている。
どういうわけか神職の免許を持ち、山岳密教の得道も受けている。古い衣装まで一揃え所持している
まあ謎の部分が多いのだが、普段はのんべんだらりとしていて、学識みたいなものがあるとは思えない態であるが、話をしているといつどこで勉強したのだろうと思えるような知識を滔々と述べるのだった。美里としてはその落差がたまらなかったわけだが、人の悩みなどを聞くと心の奥のひだにまで触れることができるという才能を持っていた。

彼は言った。
「美奈代ちゃんからの連絡でしょ」
さすが!鋭い!と、美里は思うと同時に答えていた。
「美奈代だけど、どうして?」

道徳はニコッと微笑んだ。

(つづく)

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(=≧・≦=)/
宇宙猫復活!!
にゃにゃにゃっ!
おお!久々の短編小説かぁ〜!?
アグニ様の神懸りってかぁ??
一体どんな展開になるんだかにゃー☆
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浅草観音の霊験・劇的プラズマ物語り(5)【登場!金龍権現の公爵様】

  • 2015.07.15 Wednesday
  • 00:00

浅草観音の霊験・劇的プラズマ物語り(5)

【登場!金龍権現の公爵様】




◎サニワのトッポ・ジージョ

カンドロ・ジュンキャーナとの“神々との饗宴”を終え、この祈り“神事”が今後いろいろなことに繋がってくるのだろうと思った。

オーナーの女将も喜んでいたし、その場も相当に浄化されたので道徳もカンドロも満足していた。

実は
“神事”が始まる直前に偶然の来客があった。埼玉のほうに在住しているサニワ(審神者)を名乗る人だ。霊的な感性を持っているらしく、オーナーも承認して黙ってその場にいた。




饗宴の神事が終わると、
「・・ああ、すばらしい!!沢山の神霊や佛菩薩が来ていましたよ!」「次回にはM・Mというマスターが来られるようです」と感想を述べた。

道徳は彼を見ていると懐かしい思いがしてきた。その記憶を辿ってゆくと、そう!あの“トッポ・ジージョ”を思い出した。思わず吹き出しそうになったが、こらえて黙っていた。

美里が近づいてきたので
「サニワのトッポ・ジージョ!」と言った。
彼女は思わず吹きだした。




◎懐かしい金龍権現の公爵登場す!!

饗宴からほどなくして紳士がやってきた。まるで示し合わせたかのように・・・。

有名なデューク更科さんだった。
「こんにちはー」
ものすごく明るく礼儀正しい。そして凄いオーラを放っている。

オーナーの女将は次のように述べた。
「さっきこの二人で“神々の饗宴”、神様を呼んだんですよ!そうしたらデュークさん来ましたねー」




デューク氏曰く、
「・・わたしはいま“チャクラ体操”というのを教
えてましてね。わたしの家は修行というか、そういうことをしていた家系で、当主なので毎日ご供養しています・・。僕自身もどちらかというとそちらのほうが好きな人間なんです」

デュークとは公爵の意で、この更科さんは和歌山のとても古い家柄であり、天皇に仕えていた修験系統の宗家だったようである。ゆえにいまでいう“公爵”のような立場だった。その話を外国の人にしたら、おまえはデューク(公爵)じゃないか、ということで以来かく名乗っているという。

更科さんもまんざらではなさそうで(先の女将の言葉に反応して)、
「それはそれは!!道理で、この空間の雰囲気がいつもと違いますねー」
と云った。
彼はカンドロと道徳に興味をもったらしく、物凄い高価な石で出来た剣を購入した。

そしてその剣の使い方を道徳に聞いた。
「・・・この剣はデュークさんくらいの気がないと扱えないですね。使い方はクンダリーニを刺激したり、スシュムナー管(中央脈管)を浄化するために使えば上々でしょう!」
と道徳は応えた。

実際その剣には浅草観音・金龍権現に参詣した霊気が込められていた。例の神事で、まさにその石の剣に霊気プラズマが降りていたのだ!

彼は“神事”の直後に来て、自分に必要なものを全部持って行ってしまった。ほんとうに驚きだった!まるで金龍権現のようだ。




そして更科氏は古い家の当主であり、その家には先祖代々500年間伝わる観音菩薩像がお祀りされているとのことであった。

「500年といえばカンドロのボウルも500年では?」
道徳はあることにすぐに気がついた。

「カンドロの出身地はどういう意味の土地なんだろう?」
そう聞くと
「チェンレー(観音)さぁー」とぶっきらぼうに答えた!

すべてが観音菩薩・金龍権現のご縁で繋がっていたのだ!
それも四萬六千日の功徳のご縁日に・・・!!

先の更科氏は和歌山県新宮市の出身で、道徳の母方のご先祖は新宮の熊野神社に関わる神主の家柄だったので、なぜか道徳は懐かしさをおぼえていた。




◎御礼参り・浅草の観音へ再び!

翌日の7月10日、道徳は再び浅草の観音様に参詣した。御神霊にこの一連の出来事を報告しにゆき、次なる指示を受ける為であった。

今回の事を通じて観音菩薩・金龍権現の通路が開いた。お金に困って飛び込み自殺する人もいれば、普通では住めないモナコでセレブな生活を送る人もいる。まるで振り子のように端から端まで見せられた、そんな出来事だった。

美里は相変わらずの声で道徳に聞く
「なにか分かったぁ〜」

「いや別に・・・。ただ御神霊の威力というのは、善きも悪しきも関係なくすべてを顕わにする力を秘めているということ。すべては自分次第であり、目に見えない部分に基礎があるということだよ。」

「ふうん 難しいものなんだね」
「あっ、そうか!プラズマなんだね!!」
美里の一言は感慨のあるものだった。

道徳は言う、
「・・密教霊術の法は、そのプラズマ霊気を操って、土台を強化してして引き出す秘法なんだよ。今日の出来事に“効能・教え”が、圧縮されて示されているよ。まあ、その土台がどういうものか知らないと手も足も出ないのだけれども・・・」

美里は黙って頷いた!

(完)


どうでしたか?なにか伝わりましたか?
 グッド!! おまいまたもや完結したな! 
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浅草観音の霊験・劇的プラズマ物語り(4)【観音菩薩・金龍を呼び寄せる!】

  • 2015.07.14 Tuesday
  • 00:00

浅草観音の霊験・劇的プラズマ物語り(4)

【観音菩薩・金龍を呼び寄せる!】




◎代官山での神事!

この企画は急遽、美里がもってきたことであり、まさに先ほど呼び出されという格好だ。

道徳はこの日、午前中に京急の人身事故に遭遇し、その後、浅草観音四万六千日にお参りする。これだけでも実に奇妙な日なのに、その上これから“神事”をする。

道徳は
「これは何かに動かされているね。」
めずらしくこういうことを断定的に云った。

「たしかに・・」と美里も思った。

思い出すのが、先ほどの金龍山浅草寺境内、金龍権現・九頭龍権現のお社で前での拝禮のあとの道徳の表情の変化だ。なんというか、「ふっ」と、こう受け止めるような感じがしたのだった。




◎カンドロ・ダーキニ奏者との出会い

代官山の駅から数分歩くと例のご用地はあった。スカベラがシンボルマークの洒落た店だった。

美里がそこのオーナーの女将を紹介してくれた。一宮曜子という方だった。傍らにそんなに大柄ではないチベット人風の女性が立っていた。

道徳は見た一瞬衝撃が走った!
「この人はダーキニだ!」

美里によれば、彼女はネパールのチベッタンで、ネパール人のシャカ族の末裔であるともいう。先祖代々秘伝のチベット法具を作っている家系であり、チベッタンボウルの名手だという。まさにチベットの国王にして精神的指導者総帥のダライラマ猊下にしか施行できない“秘密の音の秘法”も保持しているという。

今日は彼女に霊示があって、7月9日に“神と佛菩薩を降ろす儀”をしなければいけないということになり、いろいろな人がいるなかで、荒深道徳に白羽の矢が立ったということらしい。美里も詳しくは分からないし、当人の道徳はさらに理解不能であった。


チベットの密教ではダーキニという存在が決定的な要素になる。ダーキニは悟りのエネルギーそのものであり、それを得なければゾクチェンやラムデなどの道に於いて成就することは難しい。ほとんど不可能である。

このダーキニの名前は、“カンドロ・ジュンキャーナ”。
彼女は500年前に造られたボウルを持参し、道徳との“神々の饗宴”“言霊とボウルの饗宴”を待っていたのだった。道徳が浅草の観音お参りし、何かを感じていることも彼女はすでに知っていた。




◎ピタゴラスの真実

カンドロ・ジュンキャーナと道徳は、用意された場所に座す。来てまだ15分も経っていないのに、チベット秘伝のボウルと日本の祝詞、声明の饗宴がはじまる。はじめはリハをやってからという段取りだったようだが、行者タイプの人間が出会うと、いきなり本気モードになる。本質というものは、通常の理解とか認知というのは越えている。

「チーン」先ず、ティンシャーが鳴る。これは龍神の食べ物だ。この法具の音で龍神をご供養する。実に深い音がする。ボウルの深い倍音が場内に木魂する。ボウルの基本は7音であり、大小さまざまなものがある。

「グオォオーン」低音の振動だ。この音は背骨の奥深くに音(倍音)が浸透してゆく。いわゆるチャクラを動かしてゆく秘伝なのだ。聴いていると、この音に由来する秘伝は相当古い歴史を持っていることが分かる。

道徳は思っている。自分は“ピタゴリズム研究所”を立ち上げているが、一つの帰結・答えがここにあると・・・。ピタゴリズムというのは、ピタゴラスの思想という意味だが、ピタゴラス教団のやっていた事の本質を研究応用するという趣旨があった。

ピタゴラスは確かに数学者ではあるが、実は教団を率いており、そこには大変厳格な修道の方法が定められていた。入門するにも一定の資格がいり、一日の行なう内容も規定されていた。人間の霊性を真に覚醒し、悟りに入らしめる、それがピタゴラスのやっていたことだった。

実はこのピタゴラスが7音階を定めたのである。その七音階の秘伝がチベットに伝わり、こうして出会うことができた。事実、
カンドロ・ジュンキャーナによれば、七つの音階は7つのチャクラに通じ、虹の七色にも通じているという。

道徳はカンドロからの目線で合図を受け警蹕(けいひつ)を三度おこなった。
「おおおぉぉぉーーーーーー 
おおおぉぉぉーーーーーー おおおぉぉぉーーーーーー」

警蹕は『天の浮橋』といって、神々の通路を調えるものだ。道徳は大中臣家に伝わる秘伝を得ている。本格的には七日間かけて祭祀してお社神籬に御神霊を降臨せしむるの秘伝であるが、今回は簡略的な仕方で行った。神籬は、沢山高価な石があるので、それを降臨影向(ごうりんようごう)の場と定めた。そのこともカンドロ・ジュンキャーナは分かっていた。

岩笛を吹き鳴らす。
天津祝詞「タカアマハラニィィィーー カムズマリマスゥゥーー カムロギカムロミノォォミコトモチテェェーー スメミオヤァァーー カムイザナギノォォ オホカミィィーー ・・・・・・」

その間、ボウルの響きが木魂する。
チベットの声明。グル・リンポチェのマントラや七行祈願文、ガナプジャのお経を合わせてゆく。

最期に真言密教の“四智梵語”。この音律はチベットのボウル演奏に合う。不思議なことにチベットのボウルと日本の祝詞、声明がすごく木魂するのだ!

「グオォオーン」いつまでも倍音がつづき、神々の饗宴は終わった。カンドロがニコリっと笑った。そして飾ってあったひまわりの花の花びらがバサリと落ちた。

道徳は“神事”の終盤に、例の龍神(金龍権現)が
「ズルっ」と動くのを感じた。浅草寺で感じたのとまったく同種の感覚になったのであった。

(つづく)


一体何がおきたのでしょうか?
 そのカンドロは“中華の王将”大好きだって聞いたがほんとかぁ〜!? 
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浅草観音の霊験・劇的プラズマ物語り(3)【雷門とプラズマ】

  • 2015.07.13 Monday
  • 00:00

浅草観音の霊験・劇的プラズマ物語り(3)

【雷門とプラズマ】




◎プラズマ

そもそもプラズマとはどんなものなのだろうか?
早稲田大学の大槻教授が「プラズマ!プラズマ!」とTVでさかんに話していたのを憶えていると思う。大槻教授は「火の玉博士」とか言って、オカルティックな事象をプラズマの観点から説明しようとしていた。

たしかにその姿勢は道徳も理解していた。何でもかんでも根拠のない霊的なものの原因にする、あるいは知ることが不可知のことを商売の道具にする、そのような行為に対しての警鐘、よくわかるのだが、実際のところいまの科学だけではすべての現象を説明することは不可能だと思っていた。

プラズマとは 温度が上昇すると、物質は固体から液体に、液体から気体にと状態が変化する。気体の温度が上昇すると気体の分子は解離して原子になり、さらに温度が上昇すると原子核のまわりを回っていた電子が原子から離れて、正イオンと電子に分かる。この現象は電離とよばれている。そしてこの電離によって生じた荷電粒子を含む気体をプラズマとよぶ。
学者の説明によるとこういうことになる。

自然界には、地球のエネルギーの源である太陽、それから吹き出す太陽風、地球を取り巻く電離層、極地の空を彩るオーロラ、真夏の積乱雲から走る稲妻等 、様々な形のプラズマが存在している。また夜空にちりばめられた数々の恒星に加えて、星と星の間の空間にも希薄なプラズマがひろがっていて、宇宙を構成する物質の 99% 以上がプラズマであるという。




「神社の注連縄、あれは雲の形を意味していて、紙垂は雷を表しているんだ。雲の上には神様がいて、雷でもって下界に何かを伝えるんだよ。」道徳の解説は分かりやすい。

「じゃあさ、雷というのは“神鳴り”ということなの?」
美里はさすがに利発な質問をする。

「そうさ、あるいは“神成り”とも“神也”とも言えるのだろうね。要するにさ、プラズマの強力なやつが雷なんだからね。神というのは“火(カ)と水(ミ)”でもあるわけだから、まさに雲の水分と摩擦の様なものだからピッタリだね。」

浅草の老舗の蕎麦屋でさらりと蕎麦を食べて、次の目的に向かう。




◎浅草観音四万六千日のプラズマの光柱

「浅草の四万六千日の功徳日というのは、ものすごい巨大な力をもった存在が降臨される日だということだよ。だってまさしく“雷除け”の特別札を7月9日〜10日に授与するのだから。雷の大元のような巨大なプラズマがその日はあるということだよ。」

「プラズマというのは実に不思議なもので、ふつうならそんなに巨大なものなら人間の存在など一瞬で蒸発してしまう。だが条件が整うと平温だったり、物質を透過させたり、普通ではないことが起きるのだと言うんだ。」

「ふうん、そうなんだ!じゃあさ、人間でも影響力のある人とか、俗にいうオーラがすごいなんていう人はプラズマが凄いのかなぁ〜?」

「まあ、そうとは言い切れないよ。だがそれに近いことは間違いないだろうな・・・」
この会話で道徳は深く頷く、感じるものがあった。

「しかし、浅草観音の光の柱、あれは凄かったな!」

「そうね、わたしも感じた!まるで光の中にいたような感覚があった!」
美里はこう話すと先ほどの時間を思い出しているようだった。




◎雷門とはまさにプラズマ通り

道徳と美里は地下鉄に乗った。
「・・・あの有名な雷門の巨大な提灯、あれは松下幸之助さんが寄贈したものなんだよ。知る人は知っているよ。でね、浅草寺に行った人は、あの提灯の下に入って見てほしいのだよね。そこには龍が描かれている。この龍が金龍権現なんだよ。」

「そういえば、金龍権現って、境内にお社があったよねー」と思わず美里は言う。

「浅草寺のご本尊は観音大菩薩に間違いない。だが、その大神力をふるう時には、龍体に変化(へんげ)して力を執行するんだよ。」
「ご本堂の天井にある龍神、つまり本堂のご本尊。雷門の龍神。境内の金龍権現のお社。この三つがとても重要で、雷門から本堂までの道を“プラズマ通り”と名付けたほうがいいんじゃないかというくらい電気的な力が作用しているよ。」
「・・でね、松下幸之助さんは、松下電器の総帥だったよね。電化製品には電気が必要でしょう。だから雷門にあの大提灯を寄贈したんだよ。観音菩薩・金龍様からの加持力(プラズマ電気)がご本堂から松下さんの名前の所にきているんだ。千社札と同じ玄理(原理)だよ。」

こんな会話をしているうちに目的地の代官山に到着した。

道徳はすでに何かが起きることを予感していた。
「今日は非常に特別な日だな・・」と呟きつつ駅の改札を出た。

(つづく)


次回はいよいよ“神事”のシーンに入ります。
 ??お金の流れもまさかプラズマだったりして!!??? 
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浅草観音の霊験・劇的プラズマ物語り(2)【死者供養の真髄のこと】

  • 2015.07.12 Sunday
  • 00:00

浅草観音の霊験・劇的プラズマ物語り(2)

【死者供養の真髄のこと】

◎平和島駅での混乱




平和島駅で下車して、道徳はそのまま死者供養を続けた。右の上半身に飛び込み自殺した人の衝撃波と音がはっきり残っている。この感覚が或る程度にまで消滅するまで“浄化のマントラ”を念唱しつづけなければならない。

道徳自身のプラナ体(エーテル体)に残っている。これが縁というものなのである。縁は因であり、やがて実を結ぶ。自身の心身の状態が、プラナ体に残っているものと同化しやすい状況になったときに、はじめて肉体的感覚の上に顕現する。

だからプラナ体のみの影響の場合には、肉体的覚知する時間とプラナ体に受けた時間に差異があることがままあるのだ。

だから彼はその感覚を拠りどころとして死者の供養をする。いまは“普賢金剛サッタ”がふさわしいと判断して、金剛サッタの百字真言を低音でひたすら唱えた。
「オン バザラサトサマヤ マヌパラヤ バザラサトテノパ・・・・」

駅のベンチで、死者が衝突した先頭車両に向かい、金剛サッタの浄化法に基いた“死者供養”の法を行なった。また、混雑・混乱した駅を出て、平和島の地元に在る、“浅間神社”に参詣し、先ほど亡くなった方のお導きを祈念した。もちろん安鎮秘詞を密用してである。




道徳はここまでやって考えてみた。
それは、これは“霊線”をつくることなのではないかと。つまり縁ある死者を有力な線を通じて導くということである。

この日は浅草観音の四萬六千日の功徳日だ。だからそこに行って送り届ける経路をつけてあげる。これが死者の弔いの真法なのではないか?そう道徳は考えた。

「そうだ!それにちがいない!」
「これがエーテル体から除霊する法の土台なのだと!!」


◎活力体=プラナ体=エーテル体の話

プラナ体は肉体と対を成している。霊眼で見ると肉体よりも少し大きい。肉体の周りに皮膚よりも大体2センチ前後外側を“気体”が取り巻いている。これはエーテルの見え方の一つである。

道徳の経験では、プラナ体は受けたエネルギーを一定期間温存する性質がある。いわゆるオーラなどもその一種だといえるだろう。

だがその性質を応用して死者を導くという教えは聞いたことがない。そもそもこのような事を研究しているのは東大出身の学者さん的な人物が多く、著作などは充実しているが、実際に修行を究めたわけではなく、体得・体験し考察している人間はほとんどいない。要するに砂上の楼閣の如き幻のようなものなのである。学をいくらやっても霊力など出てくるわけがないから実践では役に立たない。

エーテル体にうけた影響(投身自殺者の活力体からくる衝撃)をそのまま強力な磁場を形成する霊地にもってゆき、そこで浄化供養の祭祀を致す。このことによって死者は何らかの果報を得ることができる。道徳はこれを“霊線を結ぶ”と名付けた。

ほどなく平和島に臨時輸送の京急バスが多数往来し、あれだけいた乗客も次々にハケテいった。
こういう緊急時には、きまっておせっかいな“オヤジ”が登場する。駅員でもないのに、むこうの道へ行けば東邦医大がありバスがいくらでも来る、などと説明して誘導していた。実際その言葉を信じて歩いてゆく人たちもいた。

或る一人の老婆がどうしようかとうかがっていると、くだんのオヤジがお婆さんにあっちへゆけば云々と話を勧めていた。道徳が腹立たしく思っていたら、老婆がどれだけゆけばいいのか聞いた。歩いているうちに電車の運行が再開されるのでは?というわけだ。それにそんなに自分は歩けないというのだ。

すかさず道徳は「おばあさん、ゆくのは止めて喫茶店でも入ってお茶でもしたほうがいいですよ」と言った。老婆は時間はあるのでそうすると言って去った。

道徳も慌てずに首尾よく臨時バスに乗車し大森駅に着いた。そこでJRに乗り換え、さらに上野で銀座線に乗車して浅草へむかった。電車で移動する時間は先の金剛サッタのマントラは唱え続けた。




◎浅草の観音様の威力を知る!

道徳はなんとか無事に浅草に着いた。約1時間の遅れだ。雨は小雨になっていたが、境内はいつもの“ほおづき市”よりも空いている。皆、明日の晴天を狙って参拝するのだろう。そう、道徳は思った。




そして道徳を呼び出した美里が登場した。美里すなわち荒深美里は道徳と同い年。現在IT企業に勤めているインテリである。なぜ今日美里が道徳を呼び出しのかというと、或る(“石屋”に同行してほしいが為である。石屋といってもいわゆる御影石販売の石屋ではない。宝石やパワーストーンなどを販売する石屋さんだ。

「待ったぁ〜」美里は弾むような声で言う。
「いや別に待たないよ」何事も無かったかのように道徳は応答する。いろいろと説明するのも面倒なので、電車が人身事故で不通になったが上手く来ることができたとだけ伝えた。
美里はすでに心はここになく、道徳をつれてゆく石屋とそこでの事柄に心が集中していた。

「さきにお参りしようか?」道徳はそのほうがいいだろうという口調で促す。
美里もそういうときには素直に聞く。
「そうね、先に観音様にゆきましょう」と言った。
雷門の所にはちょっとした人だかりがあった。門のところに“ほおづき”を首にぶら下げた招き猫がいたからだった。

浅草観音のご本堂は凄い熱気だ。この御本堂を“ほおづき市”の当日遠望すると光の巨大な柱が覚知できる。それは数千メートルという規模の光の柱である。この日ばかりは途轍もない神さまがご降臨されるのだ。

浅草は外国人観光客が多いというが、“観光”という言葉は『光を観る』というのが本質なので、浅草の観音詣りというのは、まさに観光なのである。




道徳の体(エーテル体)に影響を与えたものは一瞬で消え去った。高い世界に上げられてしまった。まさに霊線が最高級の御神霊と通い、高度の界に誘われてしまった。ご本堂の天井を見上げると金龍権現の巨大な絵があり、はっきりとその存在を示現していた。そう、このような霊線による霊魂の引き上げというのが“死者供養の真髄”だったのである。

道徳は大きく気付くところがあり、すばやく念珠を揉み、経文を唱え、ご真言を念じて本堂を出た。真っ先に向かったのが、浅草寺境内に在る“金龍権現”と“九頭龍権現”のお社だった。ご本堂で勤行して非常に感じるところがあったのだった。

美里はそんなことはまったく分からなかったが、気持ちよく周れたことだけは感じた。そして一番の要件をキリの良いところで核心の話しを始めた。
「とても急なことなんだけど(或る)石屋さんで法要というか“神事”をしてほしいの」

急用で石屋に同行するということは聞いていたが、いきなり“神事”とは。さすがにこういう事には場馴れしている道徳でもいささか面食らった。だが、死者供養の次第と共に祝詞集も持参していたので、快く引き受けることにした。

それに先にお参りした浅草の観音さまでは、観音菩薩とのご縁を非常に強く感じ、金龍権現が「ズルっ」と動くのを感じた。道徳は今日は何かある!そう感じていた。美里のいう“神事”なるものを行なうことで、事の真相が顕わになることを道徳は予期していたのだった!

(つづく)


登場人物の荒深道徳は“神佛両刀使い”なので今後どんなことをするのか楽しみですねー。
 おまいなかなかおもしれえじゃんか! 奇想天外なおもしろさを頼むよー!! 
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浅草観音の霊験・劇的プラズマ物語り(1)【プラナ体を通じよ!】

  • 2015.07.11 Saturday
  • 00:00

新連載

浅草観音の霊験・劇的プラズマ物語り(1)

【プラナ体を通じよ!】

◎事のはじまり



うっとしい雨だな・・・。
道徳は心の中でそう呟いた。

梅雨だとはいえこの雨続き、道徳は辟易していた。勘弁してほしい、天候に文句を言っても仕方がないが、そんな気分だった。

いくらなんでも台風が日本の南海上に3つもある。変な感じがする。どこかの大国が気象兵器でも使って意図的に台風を起こしているんじゃないか?理屈っぽい道徳はそんなふに一瞬妄想する・・・。

荒深道徳(あらぶかみちのり・48才)某大学の講師をやっているが、講師が本業ではないらしい。『ピタゴリズム研究所』というものを設立し、何やら奇妙な研究をしているらしかった。それは音や光に関する研究であり、弟子の何人かがよく出入りしていた。

東京の目黒油面通りには、とても古い“六十六部”がお祀りした“お地蔵さん”があって、その近くに彼の研究所はあった。「ここは不思議な土地でね」というのが口癖だったが、何がどう不思議なのかは語ることがなかった。

或る年の7月9日、この日は朝から霧雨の様なじめじめした、体にまとわりつく雨が降る、そんな天気の一日だった。道徳は、出勤の途中、緊急の連絡があり、一日の予定を変更した。電話連絡で呼び出しをくったのだ。

その連絡によると午前中に浅草に来てほしいということだった。
「浅草か」・・・。

7月9日と10日は『浅草観音の四万六千日』のご縁日である。ほうづき市ということで、浅草観音の境内地には、ほうづき市の出店が並ぶ。『ほうづき』とは“法付き”であり、佛法が縁づくという縁起がある。七夕、ほうづき(法付き)、お盆と一連の行事の流れになっているのである。
(※ほうづきは“法好き”にも通じている)

道徳は9日は雨だったので10日にゆくことを決めていたが、そこに呼び出しがあった。だが、それは都合によって断ればいいのだが、この日に限って所用が相手先の都合でキャンセルになり、行くことになってしまったのであった。


◎京浜急行での顛末

彼は京浜急行の日ノ出町から乗車し、横浜駅で快速特急に乗り換えた。スマホで到着時間を調べるとAM11時前に浅草に着く。道徳は読み止しの本をいつも2冊ほど持参しているので、それを読むことにした。京浜急行の快速は物凄いスピードで走り、あっという間に品川まで行ってしまう。終点が泉岳寺なので、そこで地下鉄に乗り換えようなどと思いつつ、本を広げる。

するとほとんど同時に、横にいた少女がぐずって泣き出した。見ているとお気に入りの傘を広げたいらしい。お母さんは大変だ。だが周りの人が笑っていたので雰囲気は和やかだった。道徳も「子供は無邪気でいいな」と思って笑ってはいたが、どうもぐずつく子供の真の原因が気になっていた。

・・・彼はそんなことを考え、自分の心を観てみた。すると今朝に霊術の“邪気吐出法”を繰り返しやった自分の姿が想起された。邪気吐出法とは、大正時代〜昭和初期にかけて隆盛をきわめた霊術にある技法で、呼吸によって邪気を吐いてしまうものであり、霊術の基本法の一つである。この法は鳩尾に溜まった邪気を体外に出す秘伝だ。

・・・そうか!っと思った瞬間、電車に大きな衝撃音がし、即座に小石が飛び散り何かが電車の車体にはじけるような奇妙な音がした。それはいままで聞いたことがない音だった。「ドカン」「ビシビシ」「バラバラ」「シュワー」というような感じの嫌な音である。

道徳は二輌目の前のほうに乗車していた。だから列車に何かがぶつかった音をはっきり聞いたのである。ほどなく列車が緊急停車した。午前10時16分、京急梅屋敷駅〜平和島駅の間で列車は停車した。ほどなく車内アナウンスが入る。「ただいま人身事故によりこの電車は緊急停車しました。お急ぎの方・・・・」。




◎車内で死者供養の冥想をする

道徳は合点がいった。子供が人身事故の直前ぐずっていたこと。自分自身が早朝に邪気吐出を繰り返しやったこと。また奇妙なことはもうひとつあった。それは朝出がけに“死者供養の次第書”をカバン入れたことだった。彼はたいてい依頼を受けなければご供養等しないし、次第書を持ち歩くことはしなかった。だが、この日は自然にカバンに入れた。自分でも分からなかったが、鎮魂の為の“岩笛”まで持って歩いていた。

車内は窓が開けられない為に蒸し暑くなる。このままだと卒倒したり気分の悪くなる人が出るにちがいない。そう考えているうちに、或る考えが頭をよぎった。というのは、先の人身の衝撃音が右上半身にあったからで、自分のプラナ体(エーテル体)に影響を与えたことを感じたからだった。或る考えというのは、即浄化の冥想、浄化のマントラによって瞑想に入るということであった。

車内で直ちに、浄化の9つの呼吸法を行なう。静かに行なう。そして微音でマントラを唱え、縁空無我の境地に没入し、五大の浄化、系譜の観想を凝らす。一瞬にして普賢金剛サッタに変化して、自分の聖なるチャクラに曼荼羅を想い描く。フームの種字マントラを念唱し、各部位に尊格を顕現させる。

浄化のマントラに入る。ひたすら金剛サッタのマントラで願う。超人や神々、先師先達の加持を念ずる。すると電車は動きだし、平和島で乗客全員下車するハメになった。

「そうか!プラナ体に通じさせることなんだ!」道徳は霊的教師から教えを受け取ったと思った。しかし、現実には混乱に巻き込まれていた!

さあ、駅のホームは大混雑だ。道徳は「平和島って!?」。彼は平和島で下車したことなどなかったのである。
「一体どうなるんだろうか?」そう呟いた。


荒深道徳はどうするのか?どうなるのか?果たして浅草へゆけるのでしょうか?ゆくのでしょうか?
 また小説か! まさかほんとうにあったことを私小説化してんじゃないのー! 
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短編小説・寂玄術いま(5)『希望の光をもって』

  • 2015.01.28 Wednesday
  • 00:00
短編小説・寂玄術いま(5)『ひとすじの希望の光』




「さゆりのご両親のこともU君のことも成るようになる波が有って、寂玄術の元になる空想・想像を働かせれば容易に方向付けできるってことね」
美里はそう結論付けるように言った。

「うむ、そういうことだね」




さゆりの顔はすでに明るくなっていて、家族と過ごせる未来に光を見出しているようだった。
しかし、安易な気休めを断つように道徳は言った。
「確かに理論的にはそうなんだよ、だけどもね、一つ足りないものがあるんだよ。それは呼吸だよ」

「呼吸?」
美里とさゆりは同時に言った。

「そう」
「息は波なのだけれども、同時に宇宙のプラーナというものを吸い込むことのできるものなのだよ。プラーナというのは物質以前の霊気みたいなものだ。このプラーナには創造の力がある。だから空想・想像と共にプラーナを一つにして念じて空・虚と化すんだ。すると創造力を発揮するんだ」

「ビッグバンみたいに、解き放つってことね!」

「なるほど、そうなのねー」
さゆりは嘆息した。

「けれどもね、寂玄術には一つ誤謬があるんだよ」
道徳は静かに言う。
「寂玄術の施法で『月の世界へ旅行』した岡崎博司氏の体験談が出ている。こんなことが書いてあるよ」
「…銀河の様なものがあり、どこまでも高低のある平原らしきものが続いている、家らしいものはなく、人の棲息した跡がない、植物はあるが高山植物に似て短いものばかり、草も見た事のないもののみである、熊と狐の混血児らしいものが居たと思う…」

「!?」

「要するにね、桑田先生でも時代の壁は越えることはできなかったということだよ。究極の霊術でも本当に月に行かせることはできなかったということ。ものごとは昔より今のほうが発達発展しているから…。だから、波の来ている『いま』のほうが昔にはなかった大きな可能性があるのだと思う」

「そうね…。時代の波と空想(思念)によって、大きな転換ができ、幸福を手にすることができるということだね」
美里は自分の理解したことを確認した。

「ありがとう美里!あなたの友情はいつまでも忘れないよ!ソウルメイトだね!」
「うん」
美里とさゆりは『ザ・ローリングス』のファンであり高校生以来の心の友だった。二人の親友は固く信頼の握手をした。

「ごらん、もうすっかり夕暮れだ。すばらしく紺がかった空に星が輝いているよ」
「あの星の輝きは、ひとすじの希望の光、天空の光だ!幸福へ導く光だよ!」
道徳は、希望と天空の光が二人の上にあることを明示し、二人の友情を温かく見守った。

 
(完)

天空の光、ひとすじ希望の光が二人には与えられたんだ! めずらしく完結したな! ほめてつかわすぞよ

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短編小説・寂玄術いま(4)『究極の霊術』

  • 2015.01.27 Tuesday
  • 00:00
短編小説・寂玄術いま(4)『究極の霊術』


小冊子『寂玄術』(霊魂催眠誘導霊法)


「道徳さん、霊術とか寂玄術というものがどういうものなのかわたしには全く分からないけれども、わたしが今回美里と会うことになった事、こうして3人で鼎談していることが、寂玄術というものの『いま』と関係があるということなんですか?」

「その通りです。実は一昨日この場所に僕を呼び出すことになるかもしれないと美里から言われたのです」
さゆりが美里をチラリと見ると舌を出しておどけたような顔をした。

「で、その際に『数霊』という一種の占いのようなもので、象意を観たのです。すると『寂』という文字が浮上したのです。『寂』の次は『玄』ということで容易に『寂玄術』と類推できたのです」

「勢いは『盛』で、出づるということ。三人・三角の中心から力が出現すると…。ピラミッドパワーのような感じです。そう、造化三身(造化三進)ですよ」(本来は造化三神という神道用語である)

「寂玄術とはどのようなものなのでしょう?」

「これは霊術ブームの中にあって最高傑作、究極の霊術といってよいものです。あまたいろいろな技法があって人間の能力を開発するのが霊術なのですが、これは桑田欣児氏という方が完成したものです。桑田先生という方は大変偉い先生で、粗食にあまんじて勉強を進めたようです。食べ物に感謝し、有り難く頂いていたと言います。そんなあり方を記録していた弟子もいたらしいということが分かっています」

「或る物書き屋さんがこの寂玄術を表して『高等催眠術だと』述べていますがこれは大きな間違いです。そうであるならば、その物書き屋さんが立証すべきです。しかし、出来もしなれば、立証実験など行いません。寂玄術というものは桑田先生が導くべき対象の人に術をかけて導いてゆく、術のパワーを直接的に与えるものなのです」

「霊術というものには丹田腹圧を強化する方法、現代の中国の気功法みたいなもの、様々な人力開発の手法があります。ですが『霊魂発顕法』という霊魂引き寄せの術なんかもあります。まるで迷信・呪術みたいですが、本当だと思わせる記録もある」

「そうね、アフリカの呪術の話しみたい」
美里の口からは自然に言葉が出る。




「『寂玄術』を受けた人は、以後様々な霊術の技ができるようになってしまうのです。ただし自己法と言って、実習する便法も伝えられています」
道徳は一冊の古い小冊子をカバンから取り出した。

表紙には『寂玄術(じゃくげんじゅつ)』と書いてある。
道徳は低い声で読み始める
「『寂玄術の内容』として次のようなことが書いてあります」

「予が直接指導すれば一時間内外で、修養の出来た人と否とを問はず、学問知識の如何を論ぜず、一躍修術することの出来る前代未聞の新発見の大霊法であり云々」
「断食水行によって心身改善、霊能開発を成した人は少なくないが云々」
「自己入術法 座法はどうでもよい。最も楽な事を要する。瞑目する。沈心を計る。次で静かな正息法を行ふ…云々」

「人間の身体・心・精神(魂)を統一してみると別の能力が開発できる、これが霊術というものだよ。さゆりさんの諸事情も波を間違えなければ解決するんです。そして寂玄術(小冊子)で述べているように、長期の修行やなんかを経ることなく潜在能力を開花して人生をより楽しいものにできる、そういう可能性を『究極の霊術である寂玄術(霊魂催眠誘導霊法)』は示しているのです」

「僕と美里、さゆりさんはこのことを開花する為にこうして三人で都心の真ん中で鼎談しているんだと思う」
「波を感じ、良い方向へゆくことを想像する空想する、これは寂玄術に通じる一筋の道なのです」

(最終回へとつづく)

最終回はどうなる!

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