節分・立春【祈念祭祝詞を奏上のこと】
- 2020.02.04 Tuesday
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節分・立春【祈念祭祝詞を奏上のこと】
◉己亥歳から庚子歳へ
2月3日の節分、立春2月4日により、干支が変わり真の意味で歳が変わった。
太陰暦の春節も終わり、新たなる歳がスタートしたのである。
節分と立春には「祈念祭祝詞」を奏上し、さらに「星祭り」を行なう。
星祭りの方は、詳細がわからない人は、産土神社におもむくか、あるいは
産土社のほうに向いて礼拝を為し、「善星皆来、悪星退散」を何遍も奉唱する。
「祈念祭祝詞」は以下の通り。これは節分、立春に奏上する。
◉節分・立春に奏上する祝詞
『祈念祭祝詞』
「掛けまくも畏こき「◯◯大神」の御前(みまえ)に 御年(みとし)の皇神(すめがみ)たちの
御前を畏み畏みも白さく。この郷(さと)を始め 四方(よも)国の百姓(おおみたから)が
取り作る 奥津御年(おきつみとし)を雨風の障碍(さわり)なく 蝗(いなむし)の災ひなく
八束穂(やつかほ)の茂穂(しげほ)に成し 幸ひ給へと 由紀(ゆき)の神酒御食(みきみけ)
雑々(くさぐさ)の味物(たなつもの)仕え奉らくと平らけく聞食して(きこしめして)
朝夕(あしたゆうべ)に給はるる御食を弥足ひに(いやたらひに)令足(たらしめ)給へと
畏み畏みも乞祈(こいのみ)奉らくと白す」
◉奏上の伝え
この祈念詞は、毎年の節分もしくは立春に奏上する。
「◯◯大神」とある部分は、例えば大鳥神社なら「大鳥神社の大神」でもよいし、
御祭神でもよい。「大鳥神社の御祭神 日本武尊大神」でも「日本武尊」でもよい。
節分と立春と二回やるもよし。
他は、祓い祝詞、産土神祝詞など行ってからやればよい。
※ 今年は特に新型肺炎の蔓延を防ぐ祈祷を込めていただきたい。
以上
川島徳慈 記す
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