年筮【令和初の冬至です!12月22日(日)】
- 2019.12.22 Sunday
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年筮【令和初の冬至です!12月22日(日)】
◎令和元年の冬至(12月22日(日)午後1時19分)
冬至ですね!
一陽来復(一陽来福)。陰きわまって 陽に轉ずる。
いつも申しますが、「儒家年筮(じゅかねんぜい)」の習慣(ならい)です。
この日に一年の指針を受ける。
易の神(易神)は裏切りません。
易経の「繫辞傳」というものがある。繫辞傳とは「啓示の伝え」でもある。
この中に「則ち」とある。則ちに、がんだれ(厂)を付けると「厠」になる。
厠は「カハヤ(かわや)」で、大なり小なり「河(川)」の上にある。
また厠は「便所」である。「化粧室」でもある。
要するに「駅(station)」なんです。映画でも「駅」の場面が多いでしょう。
場面が展開する。一つの情報が飛び交い、状況が変化する。
「変化する」と言えば「易」です。「易」「駅」も「えき」というのです。
読み方が同じなのです。あなたはこれが偶然と思いますか。
◎厠は幽的存在の通り道なり
「則」「厂」の厠は、幽的存在の行き来する所なのです。
いい存在も、逆の存在も通る道なのです。
「厂」は一体なんでしょう。
一種の「蛇」ですね。蛇体的なものである。「ツチ」というでしょう。
この頃は言わないが、昔は「ツチノコ」騒動があった。
どこそこで「ツチノコ」を発見したみたいな。空飛ぶ円盤とネッシーと雪男(イエティ)は
大人も子供も胸を躍らせる話題でした。「ツチの子」なのですね。
「ツチ」の名のつく神様はたくさんいます。
カグツチ等々。蛇体なのです。厂はこういう事を意味しています。
同時に蛇体は裕福をもたらします。
◎易のインスピレーション
厠では、インスピレーションが湧きますね。
案外よいアイディアが浮かんだりする。
インスピレーションに対してアスピレーションがある。
アスピレーションがあって、はじめてインスピレーションが為される。
アスピレーションとは出すことですが、これは「熱誠」です。
印度なんかでは「タパス(苦行)」なんて言う。
「熱誠」の最たるものは「アートマンの火」則ち「クンダリーニ」です。
「火の蛇」です。弁財天は蛇体ですが、頭に宇賀神を乗せている。
鳥居があって蛇体三巻の顔が老翁、それが宇賀神です。ここから功徳がザクザク出てくる。
インスピレーションですよ。インは「入る」「スピレ(スピロ)」は「霊」です。
「神霊をイン」する。
◎年筮で指針を得ましょう!
さて、年筮です。
易の立卦の仕方は、筮竹の法もあるし、擲銭の法(銭を投げて)、サイコロもある。
まあ何でもよいのですが、易を汚してはいけない。
一度 立卦して、結果が気に入らないからと言って、もう一度やってはいけない。
しょせん、占い指針ですからね。一喜一憂せず雄々しく受けとめて
身の養いにしてください。
では皆様の御幸運をお祈りします。
令和元年12月冬至に 花角有仙 川島徳慈 記す
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