密教【摩訶般若波羅蜜多心経の大功徳(70)】

  • 2019.11.02 Saturday
  • 00:00

密教【摩訶般若波羅蜜多心経の大功徳(70)】


≡ 大司命節 祖霊の祭祀供養をせよ!❷ ≡



◎稀に人身を享けて


神様(神遷)の境界にまで達した方々すれば、人間に生まれ変わるなどというのは

とんでもないことだといわれるのだと思う。

讁仙と言って何かの科(とが)により、人界にくる眞僊も存在する。

そういう方が今の世でも存在する。最近まで私の師筋の讁仙がおられた。

だが惜しむらくは令和の御世を前にして眞僊の道山にかえられた。


この方のことは世人は誰も知らない。名もない市井の僊人だった。

まったくの無名の僊人であり、ご家族も僊人であることを知らなかった。

私もこれまで誰にも話したことがなかった。極親しい人にも片鱗すら話したことがない。

一年の喪が明けて存在だけも知らせることにした。遺法・遺術も含めて全ては

私に委ねられているからである。


この僊人は佛僊系の方で私のことは昔から知っていると言われていた。

特に密教・密法に秀でていた。

この佛僊が言うには、「稀に人身を享けて」なのだそうである。人として生まれて

くることは大変に難しいそうで、人に生まれて佛の教えに三度逢うことができれば

眞の佛の道に入ることができると。


だから祖霊・先祖もよい境遇で、善き仏縁・神縁に恵まれるように、子孫である我々が

祭祀し、御供養し、懇祷することが大切なのである。


◎「摩訶般若」の人


密教の表白や祈願に「稀に人身を享けて(受けて)」とある。

佛僊が言うには、これは本当のことだそうである。


私はこういう話を聞いて、自ずから自分の前世についての理解ができるようになった。

あるいは人の前世というものが分かるようになってきた。


昔、私は「摩訶般若の寿(ひと)」と呼ばれており、いつも「観音様は摩訶般若」で、

と言っていたそうである。二徳とは「摩訶と般若である」とも。だから徳寿さんと

呼ばれていたという。何だか今と変わりがないようである。


神界・天上から来た讁仙。例えば宮地水位大靈壽神のような方と我々凡人は、

靈体の精妙さが違う。スタート地点が違うから当然のことである。

天皇陛下のような御方は目で見ることができるだけでも、護符のような存在

なのである。


人身を享けて生まれてこれれば大成功なのである。大切なのは、自分が「僊系・僊種」

だと自覚して、功(いさおし)をひたすら積み重ねることだ。



◎般若心経と大祓詞と太上感応篇(神僊感応經)


僊の功を得て進捗する根本聖典は三つ。

)琺堵娘稠藩緻多心経

大祓詞(天津祝詞清祓太祝秘辞)

神僊感応經(太上感応篇)


先の佛僊(讁仙)は、

「密教の密は蜜でもあり、蜜と密を使い分ける。この意味がわかるか。

密教の密は摩訶般若波羅密多心経の密であり、摩訶般若波羅蜜多心経の蜜でもある。

この意味がわかるか。」とも私に尋ねてきた。

まったく以て、分からない。謎の問答である。これはいまだに意味不明である。


この方から受けた教えの白眉なる秘傳は、本稿(摩訶般若波羅蜜多心経の大功徳100話)の

最終で出す予定である。

(つづく)

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〔『摩訶般若波羅蜜多心経 小経本 印施の募集』〕

来年2020年(令和二年)摩訶般若の功徳を込めた小経本を作成し、広く布施行を

おこないたいと思います。ご協力頂ける方を募集します。詳細は後日発表します。

kawashima.seitai@gmail.com までご連絡を。川島徳慈。

川島徳慈しるす

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