密教【葉衣観音菩薩の大功徳㊹】インド密教「護摩法の霊夢」

  • 2020.08.11 Tuesday
  • 00:01

密教【葉衣観音菩薩の大功徳㊹】


インド密教「護摩法の霊夢」


〔※「あるヨギの自叙伝」の著者、クリヤー・ヨーガのパラマハンサ・ヨガナンダ大師〕


◎インドのヨーガ大師の霊夢


8月8日(土)の早朝、インドのヨーガ大師が出てくる夢を見ました。

その大師(聖者)による講座があり、私はそれに参加していました。

人数はどのくらいか?20人居たかいないか程度。参加者のなかには、私のところに

来ていた生徒もいる。私が渡した署名入りの紙袋を持っている。その文字をはっきりと

見た。


夢のインド人ヨーガ大師は、クリヤー・ヨーガのパラマハンサ・ヨガナンダ師に似ていて、

白いヨーギーの服を着ていた。大きな2メートルほどの護摩壇で、日本の真言密教の

ものとは違う。護摩壇の周囲に人が座り、その席も既に決まっていた。


私は脇仕の一番手前の役で、所作を手伝うお役だった。護摩作法を手伝っていては、

よく見れないから「嫌だな~」と思いながら、時を待った。護摩の説明があり、小休止に

なった。小休止のときに、後輩のM君を見つけた。


私はM君に言った、

「…あなたはインドには行かないの。わたしは行くよ。こんなホーマ(葉衣尊の護摩)とか、

そういうインド密教のヨーガを教えてもらえる機会はないからね。すべて捨てて行こうと

思う」と。

するとM君は、

「ぼくは、仕事もあるし、親や家族もあるから無理です。行けません」と言った。


ふと見るとヨーガ大師の先生が目の前に立って、こちらをじっと見ていた。

「ああ、この方は大昔のヨーギーなんだ!」と思った瞬間、目が覚めて、自分の寝床に

戻っていました。


〔※インドの護摩(ホーマ)の模様〕


◎自然を無視する都会


私は東京在住ではなく、今はヨコハマで生活しています。東京ほどの都会ではなく、

しかし田舎でもありません。そこそこの都市、地方都市というところです。

今の日本では暑ければ冷房、寒ければ暖房と、都会はすごいエネルギーを使っています。

東京や大阪などが一番でしょうが、そこそこの地方都市でも同じです。

各家庭でもエネルギーを消費しています。ですが、地球や自然は、冷房や暖房を必要と

しているでしょうか?


昔は、火にしても、水にしても、大切に使ってきたのです。浪費しなかったのです。

戦後、電化製品の普及に伴って、水と火(電気)を乱用し続けているのです。

では電化製品は何にためにあるのでしょう。便利のため、スピードのためです。

私が子供の頃には、各家庭には洗濯板がありました。火鉢もありました。もはやすべては

全自動で、機械がやってくれる。問題はそれを動かすエネルギーの出処とその確保の

方法です。


私が子供の頃には、TVのおもしろいクイズ番組があって、提供が電化製品の大企業

だったりするのです。電化製品が普及すれば、一方で電力が必要です。発電ということに

なってくる。石油、石炭、原子力とあります。


極東の抑止力という観点、電化製品の洪水化という観点から原子力発電が進められた。

アメリカに戦後政策の公文書があり、はっきりそういうことが書いてある。人物の名前まで

記されています。読売グループの正力松太郎氏です。日本テレビですよ。テレビと家電製品。

さらに正力松太郎さんは原子力発電を推進した一番の人です。そうやって戦後政策の中で、

あるいは日本の国力(立場)アップの為に、エネルギーの確保と、都市化が進んだ。

原子力発電に関して言えば、その結末が、福島の原発事故です。


◎都会の原理の裏側


関東ではいきなり猛暑になりました。セミが一斉に真夏を告げます。虫も鳥も街の野良猫

たちも必死だ。で、ストアに行くと何と涼しいことか?

すごい冷え方ですよ。これを楽チンと思っていいのか?

体は冷えて楽だ、冷えて楽だと正直に言います。

私が問題にしているのは、そういう事じゃなく環境のバランスってこと。自分の中で

論議がはじまる。


私はそのお店の裏に回る。半端じゃない暑さのところがある。この冷え方を実現する為に

どこかを熱くしているんだ。尋常じゃない暑さを放っているんだ。その時、体はどう反応

するか。体はビビって少し冷えますよ。これが今の日本の都会の原理です。こんなことが

いつまでも続くと思いますか?


〔※黄色の葉衣佛母の図版〕


◎「すべてを捨てて行く」という意味


自然は、都会の原理など受け入れていません。これは絶対にそうです。

自然は暑い時に、西瓜などを実らせ良質な水分を与えてくれています。木々は生い茂り、

日陰を無償で提供してくれます。自然はうまくできているのです。人が何か手を入れると

したら、自然を充分に尊重して手を入れるのです。身勝手な手入れは自然を破壊する

のです。その結果は、壊したものに返ってきます。


なぜそうやってものが動くのでしょうか?

便利、スピードの追求は、軍事的支配と資本に結びついています。これはいつの時代でも

同じことです。発展というのは、こういうものが土台にあります。

私がインド密教の霊夢で、「すべてを捨てて(インドに)行こうと思う」と言ったのは

日本の都会的生活を捨てるという意味が含まれていたのです。

日本の都会がつくづく嫌だなと思いつつも、自然の中の暮らし、例えばインディオなどに

なり得ない、中途半端な自分がいるわけです。


〔 ※パラーシャ樹の種子。袋入りの赤い物がタネです。〕


◎パルナ・シャバリーの故郷へ


私はいつか葉衣観音パルナ・シャバリーの故郷へ行こうと思っています。実地に調査を

行いたい。パルナ族そのものは残っていないでしょうが、何か遺物がある筈です。習俗

・風習の中にパルナの教えが残っている筈だ、そう考えるのです。


いつか、いつかと言っても70歳になってから行くようなことはしません。

体が充分に動く年齢ということです。今は新型コロナの影響下なので計画の立てようが

ありませんが、パルナ・シャバリーの故郷の調査、日本における観音信仰のなかでの

葉衣観音など、一まとめにしたいと思っています。


生物は、水・太陽光・土・空気、このような環境のバランスが生存している。

そこには植物が介在している。もちろん菌類・ウイルスも介在している。

観音菩薩の中では、葉衣観音が象徴的に自然界のバランスを示しているのです。


夢に出てきた大師は、生き方を考えさせてくれました。生きているということは

味わいがあります。非常に暑い日々ですが、皆さんもとにかく元気で、健康第一で

お過ごしください。

では、葉衣観音菩薩を念じ、さらに勉強しましょう。

【葉衣十句観音経】
葉衣観世音  南無佛
与佛有因  与佛有縁
佛法僧縁  常楽我浄
朝念観世音  暮念観世音
念念従心起  念念不離心

オン ピサチ パルナジャバリー サルワ ゾラ プラシャマナイェー ソワーハー(リンポチェ伝)
おん はらな しゃばり うんはった(葉衣観音真言・八葉印)
おん だき うん じゃく(吒枳王真言・降三世印)

川島徳慈 記す
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◉ 8月23日(日)午前中、

念力疎通「葉衣観音 遠隔祈願会」を開催します!

合掌

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◎新型肺炎コロナに対応する対応の『観音功徳聚』

→   http://shizenfukuchi.jugem.jp/?day=20200410  (ここでご覧になれます)

※ 葉衣観音(葉衣仏母)のマントラ。延命十句観音経などの集成。

◉ 葉衣観音  オン ハラナ シャバリ ウン ハッタ (八葉印)
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