古道の秘鍵【産須那社古傳抄略を読む(2)】

  • 2013.05.26 Sunday
  • 00:00

古道の秘鍵


【産須那社古傳抄略を読む(2)】

産須那社古傳抄略

凡そ天下弘しと云えども、太古より以来、産土神の鎮座し給はぬ地は有ることなく、其の御蔭を蒙らざる人も有ることなし。
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・太古(おおむかし)
・以来(このかた)
・産土神(うぶすなかみ)
・地(ところ)
・御蔭(みかげ)
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天下広しとは、この世、この地球上でということである。

空間的なことを先ず述べている。

次には、時間的なことをいう。

つまり、太古(おおむかし)よりこのかた、産土神の鎮座していない土地はないということである。

鎮座し社(やしろ)があるというだけなく、御蔭の蒙らない人もないのだと・・・。

産土神(産須那社)には、おかげを与える力があるということを、ここで述べているのである。

勘違いしてはいけないのは、ここでいう産土神とは、その土地を司掌(つかさどる)神であるが、チベット密教や日本の密教などでいう土地神とは違うものなので、このことはここで明記しておく。

仏教的な仏や菩薩・聖者のほうが上位だと勘違いしている輩もいるので、記しておく。

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