秘儀伝承【天津祝詞と裏の禊ぎ(中)】

  • 2013.08.03 Saturday
  • 12:19
秘儀伝承

【天津祝詞と裏の禊ぎ(中)】

◎橘の小戸

天津祝詞のなかの「橘の小戸」とは、「タチハナノ音」であり、要するに「ア・オ・ウ・エ・イ」のことである。

だが言霊(ことたま)を誘発する場合は、「ウ・オ・ア・エ・イ」で行なう。

正確には「うー・おー・あー・えー・いー」と唱えて言霊の誘発をする。(※これは自然発言しない場合の方法)

◎真寿美の鏡



        真寿美鏡の秘図

上記は、真寿美鏡(ますみのかがみ)と云われる言霊の秘図である。

全部で七十五音ある。

この秘図を用いて、言霊法(ことたまのほう)の修道を行なう。

中心は「す」。これは「皇(す)」であり、「すべる=統べる」ということ。

人体では、臍にあたり、体の真ん中。地球にては「オノゴロ島」であり、地球の臍ということになる。

この「す」から中心の力が出てくるのである。

だから逆に崩す時にも、ここを狙って崩しをおこなうわけである。

秘図の最下段に「根之棚」とある。むかって右から「ア・オ・ウ・エ・イ」と読める。

この最下段からの発声・気合が、最上段の「高天之棚」に至るようにする、これが「水行(みそぎ)」における、「五音の気合法」の基である。

「イヤァーアーア」とやるのが「ア音の気合」、という具合に・・・。


◎音霊法と耳根円通法

「音霊法」にきわめて酷似している法が、佛仙の法にもある。

禅宗の傑僧、原坦山師(はらたんざん)が、正光真人という神仙から学んだ「耳根円通法」という法である。

その法は、以下のようなものである。

魄液が腰部から脊髄を上流し、脳にて魄気と和合。それが全身に流れる。その和合の度合いと流れや働きで「惑」にもなり「病」にもなる。脊椎を上流するものをウダーナ(陀那)といい、脳においてアラヤ識(深層意識)と和合し下流するものをマナ識(末那識)といい、脳と脊椎の接路を断ずることで、正覚・霊智を開き、身体壮健を得る。これが、この法の基礎理論であり、その具体的な方法は、「聴覚神経」と関係するという。

これは私見であるが、真言密教やチベット密教の諸法、果てはグレゴリアン聖歌、イスラームのアーザンに至るまで、このような人間の機能に関係があるのではないか、ということである。

ことに咽喉部のチャクラ(精宮)である、「ヴイシュダーチャクラ」との関係をわたしは実体験として認識している。

この咽喉・首の部位は、発声と聴覚に関連しており、首がポイントなのは、頭部と胴体を連結している部位だからである。

頭(あたま)を「在り霊(ありたま)」といい、天霊(あたま)という。頭に神霊が降り、頭部の背後に光輪(オーラ)が発光する。

胴体には、胃袋・肝・心臓・性器と「本能」や「欲望」に連結した部位が多くある。だから此処との交通を断つわけである。

殊に聴覚を使うことによる、「霊灌ぎ(みそそぎ)」というのは、神仙の法でも、仙佛のほうでも同一なのであろうと思うし、人体の構造上、正しい理論なのだと感じている。

実際に実践していてそのように感じるのである。奇しびなる法であると思う。


◎禊ぎの心得

殊に「みそぎ」は自分、他人、家、国、世界のために行なうのだ、という心得が大切である。そのような心を自分の中に確認して行なうべきものである。

たしかに、霊的な防御法であるという側面はあるが、理念が大切である。

理念なき修道・修行は、粗野な人間しか生み出さない。どんなに荒行苦行をしようとも品性の卑しいものしか生み出さないのである。

高度な理念ということについて修道者は考えなければならない。要は、口先を真実にするには、具体的な行動がなければならぬということである。

スポンサーサイト

  • 2019.08.26 Monday
  • 12:19
  • 0
    • -
    • -
    • -

    PR

    calendar

    S M T W T F S
        123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    25262728293031
    << August 2019 >>

    selected entries

    categories

    archives

    links

    profile

    search this site.

    others

    mobile

    qrcode

    powered

    無料ブログ作成サービス JUGEM