秘儀伝承【天津祝詞と裏の禊ぎ(下)】

  • 2013.08.10 Saturday
  • 00:00
秘儀伝承

【天津祝詞と裏の禊ぎ(下)】




◎天津祝詞の秘解

天津祝詞(あまつのりと)の詞中に、
「筑紫(つくしの)日向(ひむか)の橘(たちばな)の小戸(をど)の阿波岐原(あはぎはら)に」
とある。


実例として「ツ・ク・シ・ノ・ヒ・ム・カ・ノ・・・」の部分を言霊解釈によって一語一語秘解してみる。

ツ・・実相、真如(さとり)決断力なり。照応力なり。
ク・・暗闇の交代なり。深奥の極。その他。三大暦。
シ・・世の現在。天の橋立。皇国の北の極。
ノ・・天賦のまま。産霊(むすび)の子。障り無きなり。
ヒ・・顕幽貫徹。狂い無きなり。本末一貫。
ム・・押し定む也。国の億兆を成す。真身(みま)の結び。
カ・・晴れ見る。際立ち変わる。光り輝くなり。
ノ・・続くの言なり。

さらに上記を合わせて秘解すると・・。

『実相・真如の顕彰にして、一切の事物を照応し、決断力を具有して、暗黒の界を照変し、神政を樹立し、御倉棚の神なる大宇宙の経倫の三大暦、すなわち恒天の暦、太陽暦、太陰暦の大本元をきわめて、深甚にして玄妙なるの極を闡明し、現在の世を済するために、天の橋立なる皇国(日本)の北の極に、天賦自然の産霊子(むすびのこ)を生成化育して、障りなく狂いなく、顕幽一貫・本末一貫を以て、万象を押し定め、真身(みま)のむすびに依りて、国の億兆を悉皆完成し、光輝をもって神徳を発揚し、晴天白日の瑞祥を照らし・・・』

という意味になるのである。

この祝詞全体をこのようにすべて秘解できるのだが、面倒くさいので、これは、この辺でやめておく。

読者におかれては、絶え間なく修道・修学し、魂を磨いてゆき、自得するよう願います。不断の努力あらば言霊の修得でも何でも必ずできます。

◎大祓祝詞に表現された祓えの威力

以下に「大祓祝詞」の後段の部分を記す

『科戸の風の天(あめ)の八重雲を吹放つ事の如く
朝の御霧夕の御霧を朝風夕風の吹掃事の如く
大津辺に居る大船を舳解放艫解放て大海原に押放事の如く
彼方の繁木が本を焼鎌の敏鎌以て打掃事の如く』


これは祓いの威力を比喩しているものであるが、同時に四つの祓いについて述べている。

科戸の風〜。これは「しなとの風」。「死なずの風」であり、志那津彦(経津彦命)の風のこと。風の神であり不断の風を送る。この風が、八重雲(ヤヘクモ)を吹き放つ如く、ということであり、これは「風の祓い」を意味する。

朝(あした)の御霧 夕(ゆうべ)の御霧(みぎり)〜。
これは「日(火)」の光によって霧が晴れる。つまり、「日(火)の祓い」である。

大津辺(おほつべ)に居る〜。これは大船を舳・艫を解き放つ
如く。海潮すなわち「水の祓い」である。

彼方の繁木(しげき)が〜。茅などを焼鎌の敏鎌(とがま)をもって打掃(うちはらう)。「地の祓い」である。

 

「茅輪神事(茅の輪くぐり)」は、これに倣って行うものであり、「地の祓い」の一つ。

左旋・右旋(左・右・左)して最後に真中をゆくのは、造化三神であり、カムロギ・カムロミであり、茅の輪は、天の岩戸であり、天照皇大神である。

「大祓詞」の後段には、四つの「風・火・水・地」の祓いが記されているのである。この点、よくよく考察されたし。

また「天津祝詞」に記された、「祓戸の大神」がどのような神なのか?どのような御神名なのか?ということが一番大切なことになる。

ご神名を知ることは、その神の本質を知ることに通じているからである。

【天津祝詞と裏の禊ぎ(完結篇)】へとつづく!

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