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    江ノ島信仰【日蓮上人 龍ノ口の法難(1)】

    • 2012.12.25 Tuesday
    • 07:44
    江ノ島信仰【日蓮上人 龍ノ口の法難(1)】


    江ノ島・中津宮附近からの遠望

    神道者では、日蓮上人が嫌いだという人は多い。

    わたしも実際のところ興味がない。しかし、日本の仏教史上、弘法大師空海以来の坊さんで、法力ある僧は、日蓮が随一ではないかと思われる。

    彼は、蓮長(れんちょう)という法名を授かり、比叡山にて修行を重ねた。「一切経(すべてのお経)」を数度読破し、その上で「法華一乗」の道を選んだ。

    中国の天台大師、日本の聖徳太子、伝教大師最澄の系譜にあって、それらの聖人を凌ぐのが、立正大師日蓮である。

    房総(千葉)九十九里浜の出で、それも漁師。これはわたしの父方のご先祖さんとは同郷である。だからわたしの父方は、日蓮宗である。

    その因縁の為に、法華経二十八品のうち、方便品第二と観世音菩薩第二十五(観音経)は16歳くらいから読経していた。

    日蓮信者の短絡的、異常な信仰は大嫌いだが、日蓮の不屈の精神はすばらしいと思う。

    日蓮だけではないが、鎌倉時代の祖師仏教の開祖は皆、流罪などの罰をうけて、いわゆる『法難(ほうなん)』に遭っている。

    法を説くということは、そういう負の面も伴うものなのである。そこを越えて真実を説くところに、法を説く者の面目がある。

    昨日、日蓮の法難一つ、『龍ノ口の法難(たつのくちのほうなん)』の舞台、現在の『龍口寺(りゅうこうじ) 』に趣いた。

    ここは元々、江ノ島と一対を為す、小高い山の聖地なのであり、江ノ島信仰探索の一つとして行ったのであった。

    日蓮の法難は、文永8年9月12日(1272年)に起き、翌日の9月13日に奇跡が起きたとされている。

    此処には、日蓮幽閉の土牢があり、刑場跡でもある。毎年、9月12日には、盛大に恒例行事が催される。つまり、首のつながる功徳があるわけであろう。

    弟子の日正が、師のお徳を偲び、像を彫り、庵を結んだ。それによって今日まで、片瀬江ノ島の地に現存している。

    実は、この寺のある、小高い山こそが、江ノ島弁財天と対の夫神、『五頭龍神(ごずりゅうじん)』の鎮座していた龍窟なのである。

    これには、由縁があるのだが、それを述べる前に、日蓮法難の件について、占星術的に解釈をほどこしてみたいと思う。

    (つづく)

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