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    解説 天源術(2)【日蓮上人の教え】

    • 2013.02.23 Saturday
    • 10:05

    解説 天源術(2)

    【日蓮上人の教え】

    解説 天源術(1)では、 日蓮上人が説いた、『定業』について述べていると記した。

    天源術にしてもその他の運命学・占術にしても、ヒトの運命の或る側面を看破しようというものであることは間違いない。

    あなたはどう思うか?

    インドの教え(仏教も含む)では「カルマン」ということをいう。日本語では「業」である。

    「あの人は業が深い」などという場合につかうアレである。

    意味を訳すせば「行為」ということになるが、このカルマ=業(行為)が、因果関係と結合して、一つの行為は必ず善悪、苦楽の作用をもたらす、これが「業報輪廻」の思想になってゆく。

    人がここに生まれた。それは過去の業の結果だというのが、その考え方である。

    このことは仏陀の教えでも変わりがない。

    仏教では、「定業」「不定業」ということをいう。

    「定業」とは動かし得ない宿命みたいなもの。「不定業」とはその果報が定まっていないものをいう。

    日蓮上人は、その著書『可延定業御書』の中で、「定業」について説いている。

    『可延定業御書』は、「かえんじょうごうごしょ」と読む。

    別名『依法華経可延定業事』とも呼ばれている。(※「ほけきょうによって、じょうごうをのぶべきこと」と読む)

    弘安二年、建治元年に上梓したという二説が有力である。御真蹟は、中山法華経寺に格護せられている。

    『業に二あり。一には定業。二には不定業。定業すら懺悔すれば消滅す。いかに況んや不定業をや。』

    こう上人は喝破しておられる。

    宿命的な「定業」も懺悔すれば消滅する、「不定業」は尚更である。人の寿命すら延期するものだと上人はいうのである。これは法華経の薬王菩薩本事品によっているものである。

    観相の大家・水野南北翁は「相法の極意は法華経にあり」と言われたが、「法華経の極意は定業すら消滅するにあり」ということになるのではないか?

    天源術というものは、この「定業」「不定業」を観るというものなのではないか。

    「淘宮術」というのは、要するに天源で看破した運命・宿命を、変換消滅させるところの術(すべ)なのではないだろうか。

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