密教【摩訶般若波羅蜜多心経の大功徳(84)】

  • 2019.11.16 Saturday
  • 00:00

密教【摩訶般若波羅蜜多心経の大功徳(84)】


≡ これからは水の時代である ≡



◎摩訶般若波羅蜜多心経と鑁字遮那の法水


密教を少しで齧っていれば、鑁字遮那の法水ということはお分かりだと思う。

「鑁字(バンじ)」というのは、大宇宙実相、根本佛の大日如来の種字です。

同じ佛様でも、胎蔵界ちか金剛界とかあり、像形が違い、種字も違う。

いくつかの種字がある。「バン」はそのうちの一つです。


「鑁字遮那の法水」というのですから「瑞の氣(水の氣)」に関係がある。

「火水(カミ)」と言って陰陽が交わって物が生成される。父神・母神、

父親・母親というのもそれです。カミは「カム」で、噛む・齧るに通じ、

噛んで交わって一つになるのです。


相反するもので生成の業は行われる。例えば五行がそうです。

五行には相生と相剋がある。木・火・土・金・水とある。

木から火が生じ、土が生まれ、土の中から金が出てきて、金(鉱物)から水が

出て(わいて)くる。この流れが五行の相生です。自然の流れだ。

だが剋害の相性がある。火と金は「火剋金」で、火が金を剋するとみる。

逆に水は火を消すから「水剋火」になる。普通ならこうなるが、

火によって金が精錬されて、より純度の高いものになる。そう考えると

金の価値(純度)を上げるには、火が必要になる。「火生金」もある。

あるいは「水生火」もある。暖かいみそ汁、煮物、ご飯、お風呂すべて

この原理で生活の真ん中にある。人間はほぼ水分でできているが、ある温度に

保たれている。これは「水生火」あるいは「火生水」であって、非常に

バランスのとれたものだ。背反するものが上手く均衡を保って、共存した時

善きものが生まれるということです。これは人間関係や国家の運営、すべてに

適応するものです。

「カミ(火水)」という言葉の真義、密教の「鑁字遮那の法水」もこういう観点から

考え理解していただきたいと思う。


摩訶般若波羅蜜多心経から出てくる水は、水天尊、般若経の守り神から出てくる

水ですが、これが「鑁字遮那の法水」に連なっています。そもそも「水」を意味する

梵字が「バン」なのです。バンの字を左右対象に描きますと大日如来の形になり、

同時に衆生の形にもなる。特に人間は水分が主ですから。

これは修験道の最奥の秘儀である「柱源神法」にも通じていますが、

こういう霊的情報を込めて、お冩経(写経)するのです。


高知の三峰先生という偉い先生が「般若心経の写経の仕方」を著しています。

お冩經の功徳を説いておられる。白眉なのは「写経願文」が記されている点。

熱心な方はご覧になり知識を得ていることでしょう。



◎霊夢で「写経願文」を受け取る


件の三峰定盛先生。素晴らしいお写経の本をお書きになった。

この先生を知ることができたのも、高知とのご縁と摩訶般若の功徳です。

多くのお御霊がわたしを導いてくれているのです。


立派な「写経願文」ですが、密教のものとせねばならない。

そこで詳しく勤行し懇祷し、摩訶般若による呼び出し、霊夢の法を行ないました。

本を枕元に置き、祈願を枕中(ちんちゅう)にし、夢の定に入る。

翌朝、夢で得た「願文」を清書し、新しい密教の「写経願文」ができあがりました。


冩経願文(しゃきょうがんもん)

「水はこれ鑁字遮那の法水、大非慈潤の智水、……」

すでに出来上がっておりましてPCに保存しています。あとは有志の皆さんに

お渡しするだけです。これも三峰先生への報恩謝徳です。



◎時代は水を示している!


大きな意味で時代は双魚宮(ピッセス)からアクエリアス(水瓶座)の時代になった。

これから完全に水瓶座(宝瓶宮)の威力が顕現して、時代を方向づけます。

水はアストラルにも通じています。


天皇陛下は、水の研究の権威です。どうですか、この魁の威力は。

洪水、大雨、大雪、そこかしこで水の被害。水の奪い合い、水の汚染。

人間は、ほとんど水でできているのですよ。


果物なんかを輸入するということは、水を輸入しているのと同じです。

日本人はこれだけ優秀なんですから、世界の水をなんとかするように、

水にまつわる諸事を解決できるように人類に協力しないといけません。



◎摩訶般若波羅蜜多心経で水の救いを祈れ!


幸い科学者である方、水の事業に従事している方は直接的に協力できる。

わたしは科学者ではないので、直接協力はできないが、理解して様々な協力が

できる。あるいは摩訶般若波羅蜜多心経によって「水の救い」を祈ることも

できます。


仏教や神道の団体は、先ず人類の「水の救い」を懇祷するべきだと思います。

そういう祈祷・祈願の一番の詞は、摩訶般若波羅蜜多心経と大祓詞でしょう。

皆さんの摩訶般若の祈りは、こうやって時代をリードする、神様 佛様の「御用」に

通じているのですよ。はい、今日はこれまで。

(つづく)

ーーーーーーーーーー

〔『摩訶般若波羅蜜多心経 小経本 印施の募集』〕

来年2020年(令和二年)摩訶般若の功徳を込めた小経本を作成し、広く布施行を

おこないたいと思います。ご協力頂ける方を募集します。詳細は後日発表します。

kawashima.seitai@gmail.com までご連絡を。

川島徳慈しるす

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