密教【摩訶般若波羅蜜多心経の大功徳(99)】

  • 2019.12.01 Sunday
  • 00:00

密教【摩訶般若波羅蜜多心経の大功徳(99)】


≡ 秘経「観音夢授眞經」を説く❺ ≡



◎「観音眞經」と「摩訶般若波羅蜜多心経」


観音菩薩をアヴァロキテーシュバラという。これを鳩摩羅什は観世音、玄奘三蔵は

観自在と翻訳した。漢訳の仏教経典で、観世音(観音)と表記されていたら羅什、

観自在なら玄奘三蔵、大雑把だがそう考えていい。


であるから、観音眞経は鳩摩羅什訳、摩訶般若波羅蜜多心経は玄奘訳ですね。

この2名で観音様の功徳を流布したと言ってよい。唐土では観音様のことを

観音大士というわけですよ。仙人の書で有名な陶弘景(西暦456〜536年)は、

「荘子(南華眞経ともいう)」「大洞眞経(道教経典)」と共に「観音経」をあげている。

陶弘景という人物は5〜6世紀の道教の最高指導者である。


道教というのは世俗的、物質的ことも取り扱うものでもあり、仏教も取り入れて

涅槃ということも言う。インドの仏教経典を漢訳にした際、その下敷きは道教経典

だった。仏教経典の漢字の使いようは道教経典からきている。この唐土の道教は

日本にも渡来し神道に取り込まれた。もちろん仏教経典も来たが、それは道教経典を

下敷きにした中国仏教経典である。


日本の神道と仏教には、共通して道教の要素が込められているのである。

菅原道真公(天神様)との関わりで「延命十句観音経」は『天神秘文』として

昇華され道教仙人の教えが入っている。仏教経典としての「延命十句観音経」は

翻訳過程・成立過程で道教色が入っている。

神仙・仙人というけれども、「観音経」「延命十句観音経」「観音夢授眞経」

「摩訶般若波羅蜜多心経」等には、すでに仙人が関与しているのである。


観音経・観音夢授眞経・十句観音経・摩訶般若波羅蜜多心経を合わせて

「観音眞経」というのである。それゆえに「観音経」の経句である

「福聚海无量(福寿海無量)」が神仙界招来の秘文であり、得仙秘文という金文に

なっているのである。「天地の正氣を受けて 福寿海無量」の御神言は、

「観音眞経」の一部と言っても過言ではない。


多くの国学の大家が「観音経」をお唱えする由縁はここにあるのだ。

これは私の憶測だが、国学者や神仙の学を志した先師は、何らかの形で、

唐土由来の「観音眞経」を入手したのだと思う。観音菩薩は、インド、チベット、

ベトナム、中国、韓国、日本と、広範囲で信仰され大功徳を与えている尊格である。

神界としては、神集嶽神界、万霊嶽神界の両界に通じ、あらゆる幽冥界に

救いをもたらしているものと推察する。



◎『摩訶般若波羅蜜 観音眞経』への道


前にも述べたことがありますが、『摩訶般若波羅蜜 観音眞経』という経題のお経巻は

存在しません。ですが、「観音夢授眞経」と「摩訶般若波羅蜜多心経」の併読、

一つにしたお経こそが『摩訶般若波羅蜜 観音眞経』であると私は思っています。


神界にも佛界にも、観世音大菩薩(観音佛)の大功徳は廻らされています。

キリスト界にすら「マリア観音」として顕現しています。

この世の救いはここにあると私は考えます。


無欲の印施(お経の布施)、ここに『摩訶般若波羅蜜 観音眞経』の道は存すのです。


◎観音光明界より授かった秘傳


霊夢によって観音光明界に感応する秘伝的修唱の仕方を得た。

その方法をすべて公開は能わずであるが、基本をお伝えしようと思います。


前行は常の如し、

ヽ経偈

∨琺堵娘稠藩緻多心経(三巻)

1簗申酋膣儔桟(十巻)

ご儔嗣桓眞経(三巻)

ニ琺堵娘稠藩緻多心経(三巻) ※『摩訶般若波羅蜜 観音眞経』

ζ醋蟻膸大悲観世音大菩薩(南無観自在菩薩摩訶薩)(十遍)

南無阿弥陀佛(十遍)

祈願、廻向、普礼。以上。

( ※い隆儔嗣桓眞経の最後のところ摩訶般若波羅蜜からそのまま般若心経の

観自在菩薩に入る。般若心経の終わりのところ菩提薩婆訶で、次に観世音南無佛と

繰り返す。´↓と順次やって、き き きイ痢慄琺堵娘稠藩緻 観音眞経』を

唱えて、ΝА

〔口伝〕Δ隆兩げ斬臺郢Г蓮∪草観音である。

Г稜夷如崙醋軌ぬ鐶撲如(十遍)は、善光寺如来を念ずること。


◎『摩訶般若波羅蜜多心経』の大功徳


今日のお話で99話おわり。明日で百話になり、【摩訶般若波羅蜜多心経の大功徳】の

記述も終えますが、これまで私が述べてきたことを参考にして、自ら研究し

観音光明界(神佛界)に通じていただきたいと思います。


人生の時間は有限です。一日一善と言いますが、「摩訶般若波羅蜜多心経」の読誦、

「観音眞経」を我が生活に取り入れれば、毎日毎日 真の積善ができます。あまり

思いつめるのではなく、「今ここ」だけを信じて楽しくやってゆけばよいと思います。

(つづく)

ーーーーーーーーーー

〔『摩訶般若波羅蜜多心経 小経本 印施の募集』〕

来年2020年(令和二年)摩訶般若の功徳を込めた小経本を作成し、広く布施行を

おこないたいと思います。ご協力頂ける方を募集します。詳細は後日発表します。

kawashima.seitai@gmail.com までご連絡を。

川島徳慈しるす

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