弁財天秘法【宇賀神・衆人愛敬ノ大事について(2)】

  • 2012.12.15 Saturday
  • 00:00
弁財天はカップル参詣がおキライ?

弁財天秘法【宇賀神・衆人愛敬ノ大事について(2)】である。

通俗的に弁財天女は、カップルでお参りするのがお嫌いだといわれる。

女神なので、嫉妬するというのが、その理由のようである。

だが、女神も人間の女性も、他人の幸せは大いに喜ぶという性質がある。

嫉妬するのは、自分が関わったときだけである。これは男性などとは比較にならないくらい凄いものがある。

しかし乍ら、男の嫉妬のほうが恐いこともある。男性の嫉妬は妄想的ですらある。この点は動物のオスのほうが、随分と優れていると思う。

男性女性ともに嫉妬を受けるのを避けたいし、且つ自分が嫉妬をするような状況に身をおかないことである。

この強烈な嫉妬を「弁天様」がしてしまうというのだ。カップルでお参りしたら、神様のほうが嫉妬するという。これは本当だろうか?

江ノ島などは、多くのカップルで賑わう。もし「弁天嫉妬心」が本当ならば、江ノ島の評判はどんどん悪くなっている筈である。しかし、現実には違うのである。

要するに、これはこういうことなのである。

「天源術」といわれる、占術によって理解できるのである。

江戸時代の風俗は現代にも少なからず影響を与えているわけだが、干支によってその人物の性質を見るというのは、よく行なわれていたことだった。その俗説が正確であるかどうかは二の次だった。

いろいろな方術の「豆辞典」「虎の巻」みたいなものも、よく刊行されていたのである。

そういう情報の中に「五黄の寅」「丙午(ひのえうま)」などの俗説があったわけだ。

十二支のなかで、「巳(へび)」は、一番運がよいものとされているが、唯一の難点は「嫉妬心」だと伝えられている。だが、実際にはそんなに酷いものではなく、あげるとすればそれくらいしかないということなのである。

この「巳」の性質である嫉妬心が、弁天様が海神であり、宇賀神を頂いている女神だということと重なって、是くいう通俗的な話になっていったわけである。

女性性のなかに蛇的な側面を見出すのならば、それは運をもたらすということなのだと思う。同時に男性性のなかにも、蛇的な側面がある。両々相俟って、運気が強大になるのあろう。

少なくとも江ノ島の弁財天女は、そこに在住していた「五頭竜王(ごずりゅうおう)」と一緒になったというから、男女が非常にうまくゆく徳を授けてくれるのであろう。

(つづく)
 

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