密教【摩訶般若波羅蜜多心経の大功徳(98)】
- 2019.11.30 Saturday
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密教【摩訶般若波羅蜜多心経の大功徳(98)】
≡ 秘経「観音夢授眞經」を説く❹ ≡
◎「観音夢授真経」は観音光明界に直通の秘経である
秘密経典である「観音夢授眞経」は霊夢に観音菩薩が現れて授けたお経である。
多くはアストラル界でこれを授受するのだが、実際には観音光明界からきている経典である。
繰り返し言うことであるが、般若心経も此のお経も仏教経典の体裁ではない。
偈文・マントラのような趣きがあり、一心にお唱えすれば、それなりに効能がある。
純粋にマントラの場合は唱えることが全てなのだが、心経や十句経はお経ではあるが
意味もあって偈文のようになっているから、その意味もつかむことも大切なのである。
観音光明界は、全ての衆生が成仏して菩薩になるまで救いをやめることが無い、
そういう世界である。道教経典としても「観音経」は取り入れられているのであり、
高級な霊界にありながら、いろいろな形でこの世に干渉するわけだ。
道教寺院では「観音娘々」と言って祀られている。
観音光明界というのはこの宇宙で広範囲に存している。
アストラル界メンタル界を超えてゆくのは、神様や仏様に身を預けることが極意であるから
人間でありながら、これらの界に確実に通じる方法を持つことは、福音なのである。
仏陀が出現した時代、キリストが出現した時代に生まれ合わせて教えを受けれるという
ことは、直接 佛界やそれ以上の界に通じることを意味する。教えを受けて、帰依します
と預けたら、それで救われてしまう原理はここにある。浄土真宗の親鸞聖人はそういう
念仏を教えたのだ。大神・如来に身を預ける。こういう信仰の真髄の前には、個人の
修行など大したものではないのだ。そう、雑行だ。
◎大宇宙に存す「観音光明界」のこと
観音光明界は一切衆生が救われるまであり続ける。
ですが、すべて衆生が救われた時には消滅する。そういうようにできている。
肉体が寝るとアストラル体が動き出す。夢の体験をする。これは誰でも体験する
ことだ。
プラーナが中央脈管に入ると智慧が生じますから、正夢などみる。これはアストラル体の
働きです。この体を「性癖体」とチベット密教では言います。夢すなわちミラムですね。
「ナローパの六法」というのはアストラル体の脱身を成すわけです。
密教の観想法、神仙の感想法では、アストラル界に入るのが精々です。
「ナローパの六法」の「ミラム(夢)」の修行に入る土台は、トゥンモ(ツモ)であり、
「トゥンモ」は身体内の熱を出す法で、これはクンダリニーという体内装置を使う
ものだ。夢・アストラル体の把握・結晶化にはクンダリニーの活用が不可欠という
ことである。だが、それだけでは虚空蔵界には入れない。
肉体が寝て、さらにアストラル体メンタル体が寝て沈黙する。
すると原因身(コーザル体)が動き出す。
私は「摩訶般若波羅蜜多心経」の読誦を説いているので、
コーザル体、原因身を虚空蔵菩薩体と呼びます。(略して虚空蔵体)
アストラル界に入り、アストラル体を完全に結晶化し、さらにこれを沈黙させるには
どうしたらよいのでしょう。ここが一番の問題です。
それは肉体アストラル体に通達して、動かすことと、寝かせること(沈黙)を自在にすると
いうことです。日常は夢の界に入り霊夢自在になる。先ずこれです。
これを「摩訶般若波羅蜜多心経」と「観音夢授眞経」は実現してくれます。
凄い福音ですね。
それを進めて、日常と夢を統合します。起きている時に夢をみる。
これは起きながらアストラル体で活動していることを意味します。
では寝ている時はどうなってしまうのか?
もう夢は見ないのです。寝ると密教でいう、「法性の光り」と一体化してしまう。
これは密教の奥義ですが、とにかく「観音夢授眞経」「摩訶般若波羅蜜多心経」は
その境地に導いてくれます。観音光明界と繋がっていますから。
◎般若心経を読誦し観音光明界に入る秘訣
ここで般若心経を読誦し観音光明界に入る秘訣を述べよう。
どうすれば観音光明界直通を実現できるのか?
どうすれば入観音光明界自在になれるのか?
\茲困経の冒頭「観自在菩薩」で、深く観音様に祈ること。観音光明界を念ずること。
ここなんです。「念念従心起 念佛不離心」。
「佛を念じて心離れず」。観音菩薩を念じ心離れず。
▲侫螢瀬(心臓)で「観音夢授眞経」「摩訶般若波羅蜜多心経」を読誦する。
肉体に観音眞経・心経を響かせる。
経絡ナディ等のエネルギー経路に観音眞経・心経を響かせる。
感情体(アストラル)に観音眞経・心経を響かせる。
知性体(メンタル)に観音眞経・心経を響かせる。
魂そのものに観音眞経・心経を響かせる。
宇宙(自他内外すべてに)観音眞経・心経を響かせる。
すべてを摩訶般若と化してしまう。
す膣屬法◆崙醋蟻膸大悲観世音大菩薩」の念佛を唱えよ。
昨日申したように、
銑い鬟侫螢瀬(心臓)で読誦する❗のです。
これが観音信仰、観音光明界に入って行く方便、
「摩訶般若波羅蜜 観音眞経」読誦の秘訣です。
では今日はこの辺で。
(つづく)
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〔『摩訶般若波羅蜜多心経 小経本 印施の募集』〕
来年2020年(令和二年)摩訶般若の功徳を込めた小経本を作成し、広く布施行を
おこないたいと思います。ご協力頂ける方を募集します。詳細は後日発表します。
kawashima.seitai@gmail.com までご連絡を。
川島徳慈しるす
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