延命十句観音経の大功徳㉗『葉衣観自在菩薩経』講義❽

  • 2020.03.31 Tuesday
  • 00:00

延命十句観音経の大功徳㉗


『葉衣観自在菩薩経』講義❽〔補足解説(2)〕



◎『葉衣観自在菩薩経』講義❽〔補足解説(2)〕


◉牛黄を密用すること!

『又の法。若し國王の男女、長じ難く養ひ難く、或は薄命・短壽・疾病纏綿として寝食

安からざるは、皆な宿業の因縁に由て惡宿直に生ず、或は數々五曜に本宿を陵逼せられて、

身をして安からざらしめば則ち別居の處に於て牛黄を用て、或は紙或は素の上に二十八大

藥叉將眞言を書して、四壁の上に貼せよ』


これは護符を書す秘伝ですね。葉衣観音法で用いる護符を謹製するには 石・紙・壁に畫く

わけです。ここでは紙に書く秘訣を述べようとしている。紙あるいは布ですね。

「牛黄(ごおう)」を使うわけです。


牛黄というのは、牛の胆のう中に生じた結石(胆石)で、約1〜4センチメートルの不規則な球形

のものです。牛黄は薬として使われ、どのような病気の治療に用いられてきたのか。

『神農本草経』という古典には「驚癇寒熱(きょうかんかんねつ)熱盛狂痙(ねっせいきょう

けい)、邪を除き、鬼を逐ふ」と記されている。

急に何物かに驚いて卒倒して人事不省になってしまう者、高熱が続き、痙攣を起こしたり、

精神に異常をきたしたりした者の治療に使用する。

また人に悪い影響をあたえる邪気をとり除き、死人の祟りの鬼気を攘う作用があると

している。これは「邪気」「鬼気」といったものからくる病気を駆逐したり、その病気に

罹らないようにする予防医学的にも使われていたようです。

牛千頭中、一頭からしか牛黄は採れません。その価値は同じ重さの黄金 以上だと言われて

います。現代でもその稀少価値はあがっており、実際に価格も高騰しています。


この牛黄が転じて「牛王」「牛玉」になる。牛から出てくる「玉」ですからね。それも

ありがたい効能を持つ「牛の玉」で、ごおうの音に引っ掛けて「牛王」。黄色は密教の

五部でいう、宝部に属している色彩ですから黄金などに通じています。ですから黄=宝に

なる。牛宝ということになると、熊野本宮大社の「牛王宝印」ということになってくる。

霊験あらたかな神様の護符です。古来、「熊野牛王玉印」「熊野神符」と呼ばれて来ました。

「カラス文字」という不思議な文字で畫かれた護符で、朱い印璽が押されています。この

玉印の朱墨に、牛黄をまぜる。ここに護符の秘伝がある。古代インドからの伝承が日本にも

入ってきていた証です。


牛は遥か古代から聖なる動物で、人類は牛と共に生活をしてきました。古くはエジプト、

メソポタミヤ、古代インドにまで遡ることができるでしょう。仏教の開祖 釈迦牟尼は

仏陀になりましたが、王子としての名は、ゴータマ・シッダールタでした。覚った後は

ゴータマ・ブッダと呼ばれました。ゴータマを漢字で表記すると「瞿曇(くどん)」です。

漢訳のお経では瞿曇と記されています。どういう意味かというと、「優れた牛」です。

牛から貴重な黄色の宝薬が出てくる。これを仏陀の宝物と考えた。ですから熊野大社で

これを使うというのは、まさに権現信仰、神仏習合の考えと、実際の効験を狙ったという

所産なのでしょう。護符を謹製する時には「牛黄」が必要だということ、こういう法は

現在でも日本の伝統の中で生きているということ。志ざす人は、秘かにこれを研究し

実践したらよろしいと思います。



◎真の大慈悲は「本性」に留まる教えである!


或る方からメールで、「是非ともこういう時だからこそ『摩訶般若波羅蜜多心経の施経』

をやってください!」という旨の連絡が来ました。

また別の方からは、私が『摩訶般若波羅蜜多心経の大功徳』を説いたことがきっかけで、

お母さんとご本人が熱心に般若心経をお唱えし、その後お父さんが交通事故に遭ったが

無傷で、ご連絡いただき、「命の恩人です」と感謝のご報告がありました。お父さんも

般若心経を読誦し始めたと。こういうお話がありました。


こういう事をふまえて、確かにこのような時だからこそと思うわけですが、昨年『摩訶般若

波羅蜜多心経の大功徳』百話を書き、今年は『延命十句観音経の大功徳』だと考えていたら、

さっそくこの全世界へのコロナ感染の様相です。尚更、施経が必要ですが、この長い戦いを

考慮すると、施経と共に教えを述べなければならないという思いに至ったのであります。

先ず、大功徳を書かなければならぬ、その思いから、こうして書き進めているわけです。

「本性」「鏡の境地」に如何に「入るか」「留まるのか」、この工夫の一点に尽きるわけで

あります。この工夫が大事なのです。これがなければ、仏菩薩の教えということにならぬ。


では「葉衣十句観音経」を読誦しましょう。


葉衣十句観音経  葉衣観世音  南無仏  

与仏有因  与仏有縁  仏法僧縁  常楽我浄  
朝念観世音  暮念観世音
念念従心起  念念不離心


では今日はここまで。
合掌
ーーーーーーーー
〔葉衣仏母 護符ヤントラ〕


◉ゾンサル・ケンツェ・リンポチェ 葉衣仏母伝授

ゾンサル・ケンツェ・リンポチェによる、葉衣仏母(葉衣観音)のマントラ伝授です。
→    https://m.youtube.com/watch?v=39IrEG5C9kw

◎新型コロナウィルスに対応する咒

〔葉衣観音ご真言〕※この尊格は伝染病・疫病に効験がある。
おん  はらな  しゃばり  うんはった   (印は八葉印)

〔葉衣十句観音経〕
葉衣観世音  南無仏  
与仏有因  与仏有縁  仏法僧縁  常楽我浄  
朝念観世音  暮念観世音
念念従心起  念念不離心

〔チベット密教・葉衣仏母マントラ〕
オン  ピサチ  パルナ  シャワリ  サルワ  ゾラ  プラシャ マナイェ  ソワーハー
( ※実際の音は、次のような発音。
オン ピサチー  パルナ シャーワリー  サルワ ゾラ パシャマナイェー ソワーハー)
( om pishatsi parana shawari sarwa zora prasha manaye svaha )

〔観音菩薩マントラ・六字咒〕
オン マニ ペメ フム
※フリーを加えると(観音菩薩七字咒) オン マニ ペメ フム フリー

〔緑ターラマントラ〕
オン  タレ  トゥタレ トゥレ  ソワーハー

〔観音菩薩ご宝号〕南無大慈大悲観世音大菩薩

〔延命十句観音経〕
観世音  南無仏  
与仏有因  与仏有縁  仏法僧縁  常楽我浄  
朝念観世音  暮念観世音
念念従心起  念念不離心

〔回向〕
願わくば 此の功徳を以て  普く一切に及ぼし  我等と衆生と皆共に  仏道を成ぜんことを
ーーーーーーーー

川島徳慈 記す



延命十句観音経の大功徳㉖『葉衣観自在菩薩経』講義❼

  • 2020.03.30 Monday
  • 00:00

延命十句観音経の大功徳㉖


『葉衣観自在菩薩経』講義❼〔補足解説〕



◎『葉衣観自在菩薩経』講義❼〔補足解説〕


國譯「葉衣観自在菩薩経」を数回に分けて紐解いてまいりました。この葉衣観音菩薩を

おまつりしている寺院というのは日本では少ないと思います。三十三観音の一尊という

位置付けで、この尊格単体で信仰されることはあまりなかったと思います。


真言密教では胎蔵曼荼羅(胎蔵界マンダラ)の観音院の一尊でありますから、当然知っては

いるものの、お経に説くような神秘の世界が日本で伝わっているかといえば、葉衣尊霊験

は知られていないというのが現状です。今回わたしは『葉衣観自在菩薩経』をブログでは

ありますが講義をさせて頂きました。「延命十句観音経」の解説の中で、葉衣観音菩薩を

これだけ説いた人は過去にはいないと思います。


そこで「葉衣観自在菩薩経」講義において、抜けていたところを二回に分けて解説し、

補足とまとめを述べたいと考えています。



◉葉衣密法「鬼魅形をつくるの法」


『又たの法。若し人、鬼魅を患へば、粳米の粉を取り捏つて彼の魅形を作り、鑽鐵の刀を以て
即ち段段に之を截り、七日護摩すれば即ち除差することを得ん。』

と本経にありました。

わたしはこれを次のように解説しました。
『「鬼魅を患へば」とは、幽霊・化け物に取り憑かれて病気を患えばということ。そういう

場合は、粳米(うるちまい)の粉を使って、捏ねて其の悪霊の形を作り、鑽鐵(さんてつ)の刀で

もって、段段(順々に)にこれを截り(切り)、ようするに切り刻んで、7日間 護摩法で祈れば、

除差(じょさ)することを得るだろう。中国などでは、霊的な障害を「偏差」という言葉で括る

ので、この場合の「差」はそういうものを指しているのだと思う。それを除く、「除差」

すると。』


ここで注目していただきたいのが、うるち米の粉(米粉)を使って捏ねて、つまり粘土の

細工のように人形の形のように「鬼魅(きみ)」の形を作成する。これは一種の霊供

です。幽霊・悪霊の類いだというのですが、実際には生きている人の念「生き霊」の災禍が

一番多いように思います。生き霊・悪霊の形を「うるち米粉で鬼魅形」に作り、これを

鉞(まさかり)で段々に切断してしまう。葉衣観音の持物に「法斧(まさかり)」がある。

あれです。葉衣観音の鉞は柄が長い。馬頭観音だと柄が短く斧(おの)である。田舎の方は

まさかり、斧、鉈(なた)の違いと用途は分かりますね。法具と言ってもどう違うかで、

その仏様のお働きも分かるわけです。


粉で形状化しても、当然のことですが、これは物質的やっているだけでは、お遊びみたいな

もので、自己満足にすぎないものです。形代(かたしろ)を作り上げたら、悪霊なり、生き霊

を召霊する必要がある。ここに秘伝とか、霊力というものを介在するわけです。


こういう法の施行者は、霊的物質的な構造をよく心得ておかないといけない。日本では霊魂

と言い、一霊は四魂に分かれる。いわゆる奇魂・幸魂・和魂・荒魂。チベットでは、「ソク」

「ツェ(レ)」「ラ」という。「ソク」生命力、人の心臓に宿る。ツェは寿命。ラは魂。

「ソク」はソク・マルポ、赤い生命と呼ばれることもある。それなしには人の身体は活性化

しないのである。
「ツェ(レ)」は人が生まれたときに受け取る力である。ツェを使い切ったとき、人は老齢で

死ぬという。インドで言う「オージャス」である。
「ラ」は魂というべきものだ。複雑な働きがある。ラが彷徨い出てしまうと、その人は死んで

しまう可能性もあるという。「ラ」を戻す儀礼は重要で、「身代わり」が必要となる。

白ターラの儀礼で、人の寿命を伸ばすための「長寿の灌頂」、「ラを取り戻すための身代り

儀礼」をすることもある。ツェワン(長寿の灌頂)というものは「ラ」などの生命の根源を

強化し護るものである。おもしろいのは、家族同様に生活している動物などは、飼い主の

「ラ」を守るというのである。さもありなんである。逆に言えば、それを削るのが「霊的障害」

であり、「呪詛」である。(※この記事を書いて寝たら早朝「喋る八割れ猫」の夢を見ました!)


(チベットの曲刀。研磨して刃を入れました。煩悩を切断する法具。)


実際にチベットでは「チュー(Chod)」と言って、般若経典に基づく修行法がある。

マチク・ラプドゥンという女性聖者が大成した法で、ゾクパ・チェンポの修行者は

必ず行っている修行である。この修行で「四つの魔」というものと対峙し超克する。

それは自分の為の修行であって、実はこの法は「悪魔祓いの法」でもある。

『ラ・トゥープ』という儀式がそれで、この中で「ツァンパの魅形」がたくさん

作られる。やはりこういう法が遺っている所には遺っているんですね。昔、チベットの

ニンマ派の六大寺院のシェチェン・ラプジャム寺の「悪魔祓い」の儀式を見たことが

あり、荘厳な儀式に参列したことがあった。日本における紙製の人形の類いも同じ

ようなものと言えよう。六月の大祓えの儀式では、茅の輪くぐりと人形祓いがあり、

あのような様式も同じような効験をめざすものだと思う。


◉「執曜陵逼」という凶運を転換する方法


『若し是の如くの法を作して加持せば、身上の疾病・鬼魅・厭禱執曜、本命宿を陵逼し、

及び惡星等惡宿の所作みな悉く殄滅せん。』

と経典にありました。これを次のように解説しました。

『このように法の如く加持すれば、身の上の疾病や鬼魅、厭祷執曜、本命宿の陵逼(りょう

ひつ)・悪星などの悪い星宿のはたらき等、ことごとく残らず消滅する。殄滅(てんめつ)
とは、残らず滅するという意味。鬼魅(きみ)とは、幽霊やら悪霊・化け物の類い。厭祷
とは、厭は「禁厭(きんえん)」で「まじない」のこと、「祷」は祷ること。つまり他者からの
「呪詛(のろい)」である。「執曜本命宿(しつようほんみょうしゅく)」は九執(日月火水木金

土・羅睺星・計都星)、七曜(日月火水木金土)のこと。合わせて「執曜陵逼(しつようりょう

ひつ)」となる。経典では語句の切り方が違っていて、何のことやら分からなくなっているが、

これは写すときの誤植である。陵逼とは「吉凶が逆転してしまう期間の悪い星宿のめぐり」

のことである。それらの悪しきことが葉衣観自在菩薩の灌頂で転換するということ、

葉衣観自在菩薩には、こういう大功徳もあるのです。』

この解説に間違いないのですが、便法があります。宿曜に「六害宿」というものがあり、

こういう難を逃れる、転換する方法があります。それは「念彼観音力」に尽きるのですが、

東方の空に向かって「南無大慈大悲観世音大菩薩」「南無大悲葉衣観自在菩薩」、

このように観音称名をする。「南無観世音菩薩」でもよい。三回お唱えする。これが

最略の便法である。



コロナ感染で重症化するのも条件ですが、当然そこには「縁起」がある。当然 現実的な

注意や指針が大切で、医療的知見に立つことは最も大切ですが、「縁起」を良くする

プラスアルファも心得として大切だと思います。ですが、自粛要請の行われている時期に

人が集まって功徳を祈るというような行為は、これは信仰とは言えません。今の時期は

各自静かに、あり方を考え、独り祈る時です。

下記に、新型コロナの認識に関しての専門家のお話が出ています。もちろんすでに承知の

方もおられるでしょうが、参考のために掲載します。
ーーーー

『東京都の小池百合子知事が、都民に週末の不要不急の外出を控えるよう要請した25日の

緊急会見の場で、国立国際医療研究センターの大曲貴夫(のりお)国際感染症センター長

に対して、記者から新型コロナウイルス感染症という病気の怖さについて質問が出た。
新型コロナウイルスの感染者は多くの場合、軽症であったり無症状であったりすることが

伝えられている。大曲氏も世界保健機関(WHO)のデータを踏まえ、こう切り出した。
「この病気の怖さは、8割の人は本当に(症状が)軽い。歩けて、動けて、仕事にも

おそらく行けてしまうが、残りの2割の人は確実に入院が必要で、全体の5%の人は

集中治療室に入らないと助けられない」

と重症化する患者が2割、重篤化する患者が5%いると強調した。
実際に患者を診察している医師である大曲氏は、さらに怖いのは、悪化する際のスピード

の早さだと指摘する。
さらに、
「悪くなる時のスピードがものすごく早い。本当に1日以内で、数時間で、それまで

話せていたのに、どんどん酸素が足りなくなって、酸素をあげても駄目になって、

人工呼吸器を付けないと助けられない状況になる。それでも人工心肺を付けないと

間に合わない、そういうことが目の前で一気に起こる。ものすごく怖い」

とも。
それまで会話ができるような状態だったのに、数時間で容態が急変する。

そういった状況は、特に持病がある患者に起こるという。そして、

「かかっちゃいけない。強く思う」

と訴えた。
政府の専門家会議の見解でも、感染者のうち約80%が軽症で、逆にそうであるために、

症状の軽い人が街へ出歩き、自分でも気がつかないうちに他の人に感染させてしまう

可能性があると注意を呼びかけた。

ーーーー

【新型コロナ対応 心構え7か条】


,任る限りの対策を講じてゆく心構え。

∪府・市政からの情報や、自分が理解できる新しい情報を

常に取り入れておくという知恵。

ご家族や信頼ある知人と連絡相談しておく必要性。

そ息までは長くかかりそうだという認識。

(戦時下的な状況にこれから入ってゆくという認識。だが恐れる必要はない。)

サ扮貅圓呂海譴魑,縫織丱海鬚笋瓩燭曚Δよい。

Δ△錣討困法峩杁淹態宣言」その他に向けて準備してゆく心得。

Гすがり信仰ではない「自分なりの信仰」を持つこと。

以上


では「南無大慈大悲葉衣観世音大菩薩」。皆さまの健康を心からお祈りしています。

食べること、仕事をすること全て軽くしましょう。そして安眠しましょう。

生きることへの執着も軽くして、カラカラと楽しく生きましょう。

では、ここまで。

合掌
ーーーーーーーー
〔葉衣仏母 護符ヤントラ〕

◉ゾンサル・ケンツェ・リンポチェ 葉衣仏母伝授

ゾンサル・ケンツェ・リンポチェによる、葉衣仏母(葉衣観音)のマントラ伝授です。
→    https://m.youtube.com/watch?v=39IrEG5C9kw

◎新型コロナウィルスに対応する咒

〔葉衣観音ご真言〕※この尊格は伝染病・疫病に効験がある。
おん  はらな  しゃばり  うんはった   (印は八葉印)

〔葉衣十句観音経〕
葉衣観世音  南無仏  
与仏有因  与仏有縁  仏法僧縁  常楽我浄  
朝念観世音  暮念観世音
念念従心起  念念不離心

〔チベット密教・葉衣仏母マントラ〕
オン  ピサチ  パルナ  シャワリ  サルワ  ゾラ  プラシャ マナイェ  ソワーハー
( ※実際の音は、次のような発音。
オン ピサチー  パルナ シャーワリー  サルワ ゾラ パシャマナイェー ソワーハー)
( om pishatsi parana shawari sarwa zora prasha manaye svaha )

〔観音菩薩マントラ・六字咒〕
オン マニ ペメ フム
※フリーを加えると(観音菩薩七字咒) オン マニ ペメ フム フリー

〔緑ターラマントラ〕
オン  タレ  トゥタレ トゥレ  ソワーハー

〔観音菩薩ご宝号〕南無大慈大悲観世音大菩薩

〔延命十句観音経〕
観世音  南無仏  
与仏有因  与仏有縁  仏法僧縁  常楽我浄  
朝念観世音  暮念観世音
念念従心起  念念不離心

〔回向〕
願わくば 此の功徳を以て  普く一切に及ぼし  我等と衆生と皆共に  仏道を成ぜんことを
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川島徳慈 記す


延命十句観音経の大功徳㉕『葉衣観自在菩薩経』講義❻

  • 2020.03.29 Sunday
  • 00:00

延命十句観音経の大功徳㉕


(チベット伝来 葉衣仏母図像)


『葉衣観自在菩薩経』講義❻


『又の法。若し人疫病せば舎彌佉木を取り火を然して、然して後牛酥を護摩し人髪人骨等を

護摩し、投ずること一百八遍し、火中に於て焼き、七日已來毎日葉衣観自在菩薩を供養し、

護摩の時ごとに彼の國城の名、聚落の名、村坊の名を稱せば一切の災難悉くみな除滅せん。

是くの如く象疫・馬疫・牛疫・水牛疫には各の本類の骨本毛を取て護摩を作し、七日七夜

するも亦たみな災滅せん。
又たの法。一缾を取て香水を満ち盛り、葉衣眞言を誦して水瓶を加持すること一百八徧し、

水を以て彼の畜等の身上に淋がんに、一切の疫病悉くみな消滅せん。
又たの法。若し人、頭痛せば、香氣ある華を取て加持すること一百八徧し戴き及び鼻に

齅しめば即ち除愈することを得ん。
又たの法。若し人、鬼魅を患へば、粳米の粉を取り捏つて彼の魅形を作り、鑽鐵の刀を以て
即ち段段に之を截り、七日護摩すれば即ち除差することを得ん。
又たの法。若し人、瘧を患ひて、若しは一日・二日・三日乃至七日或は長時に瘧を患へば、
牛黄を用て此の眞言を書き之を戴け、即ち除差することを得ん。
又たの法。或は嬰孩鬼魅を患へば、此の眞言を書して帯せば則ち除愈することを得ん。
又たの法。劫賊の、坊市・村邑侵奪を被り、或は遠く行遊せんと欲するに、道路に財を劫盗

するを畏れなば、佉陀羅木の末を取て護摩し、眞言を誦すること一百八遍せば、去る所の處

に諸の障難なからん。
又たの法。若し蟲の苗稼を食ひなば、砂を取て眞言を以て加持すること一百八遍せば、田中

に散ずる蟲自ら遠く去りて五穀豊熟せん。

國譯 葉衣観自在菩薩経 終』

ーーーーーーーー


◎葉衣護摩法と田畑の蟲たち


いよいよ『葉衣観自在菩薩経』の講義も終わりに近づいてきました。

前回は「星のめぐりの除災」という功徳が出てきました。「執曜陵逼(しつようりょうひつ)」

なんちゅう語句も出てきた。「九執・七曜」などの星宿が「陵逼(りょうひつ)」する。

「七曜陵逼」という語もあり、ようするに「星宿の吉凶逆転・障り(の期間)」だと。

「陵」は、険しい・厳しい・ゆるむ・迫る・しのぐ等の意味がある。おもしろいですね。

険しいやら厳しいという中に、ゆるむ・しのぐ等の状態も入っている。「逼」は文字通り

迫るという意味。陵にも迫るが、ありますから「迫る迫る」「険しく厳しく迫る」、

でも「しのぐ」「ゆるむ」という状態も包含されている。実に妙な言葉づかいです。

この辺はお経を勉強してゆく妙味ですね。「陵逼」とは、このような意味だと。吉にも

凶にも転ずる。要は「すべては縁起である」、一切は「空」であるという事です。


「厭禱(えんとう)」という語句もありました。これは「鬼神に供物をささげて祈る」こと。

「禁厭(きんえん)」とは「まじない」で「交名霊(まじなひ)」です。霊的存在と交わって

行なうものです。名ですから(その神霊・精霊・鬼神)の名前、それから「ナ」には、土地

という意味がありますから、「(その土地の)霊的存在」という意味が出てきます。昔から

名主さんとか言うでしょう。土地の主という意味です。これは日本語的な解読ですが、

チベットで「ナ」は、「ナーガ」ですからね。ナーガは「竜」ですよ。天・龍・夜叉と

「八部衆」を示唆しているとも言えます。


まあ余談ですが、地上のあらゆるところに於いて、必ずその場所のエネルギーやら霊的

存在が関与しています。土地神とも言いますが、ある種の精霊です。そういう存在を区別

すると8つの種族に分類ができる。これを八部衆という。そのうちのどれかに属している。

ですが問題は、人間と同じで性質の良いのもいれば、無頼漢みたいなのもいるわけです。

供物を捧げてよい相手と、与えたらよくないものも存在する。


また葉衣観音の別の法。人が疫病を患った時には、護摩法を行なう。舎彌佉木という木を

用いて護摩行をする。牛酥で火供し、人の髪やら、人骨などを焚べて護摩の資とする。

護摩の炉に投ずること108遍する。7日間、毎日 葉衣観自在菩薩を護摩法で供養し、

護摩のたびに、かの国の城の名、村落(聚落)の名、村の寺社の名(日本なら産土神社や地元の

お寺など)を呼称して祈願すれば、一切の災難はすべて消えて滅するであろう。

このように象・馬・牛・水牛などの家畜・動物の、疫病・伝染病には、その同じ類族(本類)

の、骨や本毛を取て護摩法を作し(なし)、これもまた災い困難が滅除する。


(灌頂の為の「賢瓶(水瓶)」)


「又たの法」ということで、七つの法が、最後に列挙される。

^缾に香水を満たして、葉衣眞言を誦して水瓶を加持(108遍)、水を畜等の注ぐことで

一切の家畜の疫病が消滅する。
⊃佑頭痛したら、香りのある華を取て加持すること108遍、頭頂・鼻にその香りを嗅がせ

れば。治癒する。「齅しめ」は「かがしめ」でキュウとも読む。「除愈する」とは「じょゆ」

で、病が除かれ治ることをいう。
「鬼魅を患へば」とは、幽霊・化け物に取り憑かれて病気を患えばということ。

そういう場合は、粳米(うるちまい)の粉を使って、捏ねて其の悪霊の形を作り、

鑽鐵(さんてつ)の刀でもって、段段(順々に)にこれを截り(切り)、ようするに切り刻んで、

7日間 護摩法で祈れば、除差(じょさ)することを得るだろう。中国などでは、霊的な障害を

「偏差」という言葉で括るので、この場合の「差」はそういうものを指しているのだと思う。

それを除く、「除差」すると。
ぁ嵜諭≡蠅魎気劼董廚箸蓮◆屬錣蕕譴笋漾廖屬こり」というものであって、いわゆる

「マラリア」のことである。「瘧」ギャクと読む。1日2日3日〜7日間さらに長期間

瘧(マラリア)を罹患したら、牛黄を用てこの葉衣眞言を書き、これを戴きなさい。

すなわち除差することを得るであろう。
ァ岷鍍惶缶イ魎気悗弌◆廚箸榔纏・孩児、赤ん坊や幼児が、鬼魅を患う、つまり妖怪・

化け物などの類いの障りによる病になったら、葉衣眞言を書して帯びれば除愈するだろう。

「帯びる」とは身に付けること。いわゆるお守りですね。
Α峭綢院廚海譴蓮屬瓦Δ召」。去るに力と書く。マイナスの力ということ。マイナスの力

の賊。海賊、山賊などです。この賊は、集団で掠奪や暴行を行なう賊徒で、まあ土着民の

賊。街や村々を襲う者たち。戦国時代の「野伏せり(野武士)集団」のような者たち。

また旅行や仕事の遠航などで、財貨を強盗(劫盗ごうとう)する者、こういう連中を畏れて

いるときは、佉陀羅木で護摩法を行ない、葉衣眞言を誦すること108遍すれば、それらの所

に諸々の障難がなくなるであろう。
А崋磴穴気良腸圓鮨ひなば」、虫が収穫の作物を喰うような害があるならば ということ。

「苗稼」は「びょうが」で田畑の作物。「苗」に「稼ぐ」ですからね。砂を取り、葉衣眞言

で加持すること108遍、その田や畑に、その加持砂を撒く(散ずる)。虫(蟲)は自ら遠く去り、

五穀豊熟せん。これは良いですね。殺すんじゃないのです。自ら去るのです。


自然のやり方で、ニンジンを作ると土の中に「ヤトウ虫」というのが居て、ちょうど収穫の

頃合いになった時に、葉の根元をかじって食べちゃうのです。お百姓さんなんかは「ヤトウ

虫」を化学肥料まいて寄せつけないわけですが、自然の作り方だと、土のところを、こう、

触って、この虫を取り除く。ですが、よくよく調べるとニンジンの葉の根元に時に「リン」

が多く含まれ、これが人の体には良くないというのです。実は「ヤトウ虫」はこれを

食べてくれているのです。「害虫」というのは人間がつけた名前や働きであって、虫も

動物も自然の秩序に従っているだけです。人間の都合のいい五穀豊熟だけではなく、

地球環境のことも考えての五穀豊熟でないといけません。


(葉衣観音ルンタ(風の馬)布製 の試案を作ってみました!綿布にコピー印刷‼)


◎葉衣観音菩薩の念誦を考える


ここで葉衣観音菩薩の念誦法について考えてみましょう。密教の冥想法の真髄である、

「広観(こうかん)」「斂観(れんかん)」については前のブログで述べました。

それを読誦に応用して行うんだと。ここでは歩を進めて、お経に書いてある様々な「お加持」

の核心部分、すなわち「葉衣観音菩薩眞言108遍」を本物にしてゆく為の、講説を

致しましょう。


葉衣眞言で、水やら、砂を加持する。あるいは護摩(火)で加持祈祷する。五大元素で言えば、

水・火・砂(土)ときているわけですから、あとは「空(くう)」と「風(ふう)」です。

風の法は、チベットのルンタ(風の馬)で、やり方はわかる。「空」はこれは完全に深い

密教の教法である。だから通常の葉衣観音菩薩の功徳(ご利益)は、水・火・土の加持に

よって得られるということである。

ではマントラ念誦は、「空」「風」の加持に属する。「風(ふう)」には実際の「風(かぜ)」

もあり、天狗のうちわの風なんかもその類いです。「風神秘傳」というものもあり、

いわゆる「伊吹き(息吹き)」で法を施行するものもある。


「風(ふう)」に関するものでは「神風」というものもあり、人間でいうと、呼吸であり、

吹く息である。これに「音」が伴えば「眞言念誦」になる。眞言念誦になると、本尊の

覚りの要素が加わるから、「智慧」「慈悲」「空」が加わる。眞言の念誦による、加持物

の性根入れは、密教の真髄であると言えよう。


このほか「五種念誦」など詳しい念誦法の解説もあるが、まずは葉衣観音の実践において

つかんでゆけば、「一事百通」で一つが百にも千にも万にも通じてゆく。大切なのは、

本気でやる事、真髄をつかむことだ。秘訣を体得する。これは万にも及ぶものである。


では今日はここまで。

合掌
ーーーーーーーー

〔葉衣仏母 護符ヤントラ〕


◉ゾンサル・ケンツェ・リンポチェ 葉衣仏母伝授

ゾンサル・ケンツェ・リンポチェによる、葉衣仏母(葉衣観音)のマントラ伝授です。
→    https://m.youtube.com/watch?v=39IrEG5C9kw

◎新型コロナウィルスに対応する咒

〔葉衣観音ご真言〕※この尊格は伝染病・疫病に効験がある。
おん  はらな  しゃばり  うんはった   (印は八葉印)


〔葉衣十句観音経〕
葉衣観世音  南無仏  
与仏有因  与仏有縁  仏法僧縁  常楽我浄  
朝念観世音  暮念観世音
念念従心起  念念不離心

〔チベット密教・葉衣仏母マントラ〕
オン  ピサチ  パルナ  シャワリ  サルワ  ゾラ  プラシャ マナイェ  ソワーハー
( ※実際の音は、次のような発音。
オン ピサチー  パルナ シャーワリー  サルワ ゾラ パシャマナイェー ソワーハー)
( om pishatsi parana shawari sarwa zora prasha manaye svaha )

〔観音菩薩マントラ・六字咒〕
オン マニ ペメ フム
※フリーを加えると(観音菩薩七字咒) オン マニ ペメ フム フリー

〔緑ターラマントラ〕
オン  タレ  トゥタレ トゥレ  ソワーハー

〔観音菩薩ご宝号〕南無大慈大悲観世音大菩薩

〔延命十句観音経〕
観世音  南無仏  
与仏有因  与仏有縁  仏法僧縁  常楽我浄  
朝念観世音  暮念観世音
念念従心起  念念不離心


〔回向〕
願わくば 此の功徳を以て  普く一切に及ぼし  我等と衆生と皆共に  仏道を成ぜんことを
ーーーーーーーー


川島徳慈 記す

延命十句観音経の大功徳㉔『葉衣観自在菩薩経』講義❺

  • 2020.03.28 Saturday
  • 00:00

延命十句観音経の大功徳㉔



◎『葉衣観自在菩薩経』講義❺


『又の法。本命宿直の像を畫いて毎月供養すべし、若し是の如くの法を作さば、其の惡宿

直ちに轉じて吉祥と成らん。復た白檀香を以て葉衣観自在菩薩の像を刻作し、並に樺皮の

上に於て此の葉衣の眞言を書して共に帯せよ。若し此の法を作して鬼宿の日を取り灌頂を

受けよ、其の灌頂の缾は咾魄覆胴爐坊劼院香水を満ち盛りて水中に七寳及び五種藥を著け、

所謂る娑訶者囉藥、娑訶泥囉藥、建吒迦哩藥、勿哩訶底藥、儗哩羯囉拏藥、及び五穀の種子

諸香等を、葉衣観自在菩薩陀羅尼を以て水瓶を加持すること一百八徧し、以用て頂に灌ぎ諸

の障難を洗ふ、灌頂し已らば一瓦椀を取て種種の飲食を盛り、彼の男女の頂上に於て旋遶する

こと三帀し、一人の知法の者をして遠く野外に送り出し、瓦瓶を擲破せしめ、即ち線索を

結んで葉衣眞言を以て加持して其の頭上に繋けよ、若し是の如くの法を作して加持せば、

身上の疾病・鬼魅・厭禱執曜、本命宿を陵逼し、及び惡星等惡宿の所作みな悉く殄滅せん。』

ーーーーーーーー

◎星の悪いめぐりを転換する!


さらに別の法があると経典では説きます。

今度は自分の「本命(星)」を図像として畫いて、毎月供養する。これを如法に行なうならば

悪い星宿の影響を転じて吉祥となるであろう。これは一種の「星供養」ですね。

また白檀(香木)で 葉衣観世音菩薩の木像を刻んで作り、樺皮の上に葉衣観音の眞言を記して

共に帯びなさい。樺皮とは、白樺などの樺の樹皮のことではない。これは桜、ヤマザクラ

などの桜樹皮のことである。ようするに桜の木の皮である。それに葉衣観音眞言を記す。

木像は白檀香木で作る。帯びると言うんだから、いわゆる「小像」「豆佛」のような仏像

です。で、鬼宿の日に「灌頂」を受けなさいと。もちろん密教の阿闍梨から受けるわけです。


その灌頂では、缾(へい)これは水の入れ物のこと、これを項(うなじ)に(ショウ)で繋(か)

ける。香水(こうずい)を満たし、その中には七つの宝、五つの法薬を入れる。或いは五穀の

種子(タネ)その他 諸々のお香など入れて、葉衣観自在菩薩陀羅尼で水瓶を加持すること108遍

行なう。その香水を頭頂に濯ぎ、諸々の障り、災難などを洗い浄める。

「(ショウ)」というのは「絹(きぬ)」シルクのことである。お経には書いていないけれども

五色のシルクの紐で 水瓶を首に掛けてという様式だと思う。



灌頂が終わったら、瓦椀(素焼きの器)にいろいろな食べ物などを盛り、男性女性の施主の

頭の上にて、三回旋ぐらせ、一人の法を知る者が、野外の遠い所に行き、その器ごと放り

投げて、線索で(これはロープ縄)結んで、葉衣観音の眞言で加持する。頭上にそのロープを

掛ける。このように法の如く加持すれば、身の上の疾病や鬼魅、厭祷執曜、本命宿の陵逼

・悪星などの悪い星宿のはたらき等、悉く(ことごとく)、残らず消滅する。殄滅(てんめつ)

とは、残らず滅するという意味。鬼魅(きみ)とは、幽霊やら悪霊・化け物の類い。厭祷

とは、厭は「禁厭(きんえん)」で「まじない」のこと、「祷」は祷ること。つまり他者からの

「呪詛(のろい)」である。

「執曜本命宿(しつようほんみょうしゅく)」は九執(日月火水木金土・羅睺星・計都星)、

七曜(日月火水木金土)のこと。合わせて「執曜陵逼(しつようりょうひつ)」となる。

経典では、語句の切り方が違っていて、何のことやら分からなくなっているが、これは写す

ときの誤植である。陵逼とは「吉凶が逆転してしまう期間の悪い星宿のめぐり」のことである。

それらの悪しきことが葉衣観自在菩薩の灌頂で転換するということ、葉衣観自在菩薩には、

こういう大功徳もあるのです。



◎『阿字観の極意』広観と斂観の応用


いよいよ「緊急事態宣言の施行」「都市封鎖(首都封鎖)」という事になってきました。

はっきりと26日の、政府による対策本部立ち上げ、および会議で、3週間(21日間)という

期間が示されました。近いうちにいっせいにストップです。


ここを我慢できるかで、その後が決まります。でもこれで終わりではありません。

その先もまだまだ続きます。ですからリラックス、リラックスです。窮屈・不安のタネ

と捉えるか、これを良い機会と考えるか、これがわかれ目です。


リラックスという事で言えば、「自観法」というものがあるんです。

いろいろ思っている自分がある。これをただ眺めるという方法です。

いろいろな感情やら、様々な思考など、そういうものをただ眺める。

一日一分で運命が変わるという便法(秘伝)です。しかし「本性」に帰一することのほうが、

さらに本質的な方法なのです。言わば究極の方法です。


我々は、葉衣観音様を拝する。観音様を念ずるわけですね。シンプルなものですからね、

さまざまな工夫もできる。たとえば、密教の観法(冥想法)に「広観・斂観」という手法が

あります。「広観(こうかん)」とはどんどん冥想の対象を大きくしてゆく観法。

「斂観(れんかん)」とは、収斂(しゅうれん)の「斂」ですからね。ずうーと、小さくして

ゆく、つづめてゆく。


例えば「ア字」を対象にした「阿字観」という冥想法があります。最初はア字に集中する。

今度は段々とア字を大きく大きくしてゆく。大宇宙いっぱいにまで大きくする。まったく

一つになる。今度はどんどん小さくしてゆく。小さくなって小さくなって、極小になる。

一つになる。この方法は非常に効果的です。会える日が来たら実地に教えることも可能です。

密教の「一字禅」とも言う。高野山などゆくと簡易法を僧侶が教えてくれます。お茶付で。


この方法を「延命十句観音経」読誦でも応用する。我が唱える読経は大宇宙に響いてゆくと、

こう、ずうーとやってゆく。次に心の真ん中に、つづんでいく。響いてゆく。

最後には忘れてしまう。この方法は「空観」と「大宇宙」に通じる方法です。

大宇宙と小宇宙を一つにして、どちらにも観音菩薩の功徳が響いてゆく。「葉衣観音」の

功徳もそうやって、遍満してゆく。


そういうことで「葉衣観世音 南無仏」「オン ハラナ シャバリ ウンハッタ」と。

かならず乗り切ることができます。三蔵法師一行の長い長い天竺(インド)への法旅、

そう考えて気長に考えて、「着くまで歩く」そんな気持ちでまいりましょう。

では、ここまで。

合掌
ーーーーーーーー

〔葉衣仏母 護符ヤントラ〕


◉ゾンサル・ケンツェ・リンポチェ 葉衣仏母伝授

ゾンサル・ケンツェ・リンポチェによる、葉衣仏母(葉衣観音)のマントラ伝授です。
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◎新型コロナウィルスに対応する咒

〔葉衣観音ご真言〕※この尊格は伝染病・疫病に効験がある。
おん  はらな  しゃばり  うんはった   (印は八葉印)


〔葉衣十句観音経〕
葉衣観世音  南無仏  
与仏有因  与仏有縁  仏法僧縁  常楽我浄  
朝念観世音  暮念観世音
念念従心起  念念不離心

〔チベット密教・葉衣仏母マントラ〕
オン  ピサチ  パルナ  シャワリ  サルワ  ゾラ  プラシャ マナイェ  ソワーハー
( ※実際の音は、次のような発音。
オン ピサチー  パルナ シャーワリー  サルワ ゾラ パシャマナイェー ソワーハー)
( om pishatsi parana shawari sarwa zora prasha manaye svaha )

〔観音菩薩マントラ・六字咒〕
オン マニ ペメ フム
※フリーを加えると(観音菩薩七字咒) オン マニ ペメ フム フリー

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オン  タレ  トゥタレ トゥレ  ソワーハー

〔観音菩薩ご宝号〕南無大慈大悲観世音大菩薩

〔延命十句観音経〕
観世音  南無仏  
与仏有因  与仏有縁  仏法僧縁  常楽我浄  
朝念観世音  暮念観世音
念念従心起  念念不離心


〔回向〕
願わくば 此の功徳を以て  普く一切に及ぼし  我等と衆生と皆共に  仏道を成ぜんことを
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川島徳慈 記す

延命十句観音経の大功徳㉓『葉衣観自在菩薩経』講義❹

  • 2020.03.27 Friday
  • 00:00

延命十句観音経の大功徳㉓



◎『葉衣観自在菩薩経』講義❹


『又の法。長壽無病ならんことを欲求せば、意に隨ひて大小の、白㲲上に於て葉衣観自在菩薩

の像を畫くこと前の如し、四臂なり、施願手の下に於て彼の求願の男女の形像を畫き、其の像

を道場中に於て、毎日香華・飲食を以て如法に旋遶供養し發願すれば、常に加持を得、其の所

願を満せん。
又の法。若し國王の男女、長じ難く養ひ難く、或は薄命・短壽・疾病纏綿として寝食安からざる
は、皆な宿業の因縁に由て惡宿直に生ず、或は數々五曜に本宿を陵逼せられて、身をして安から
ざらしめば則ち別居の處に於て牛黄を用て、或は紙或は素の上に二十八大藥叉將眞言を書して、
四壁の上に貼せよ、先づ東方の壁上に於て四大藥叉將眞言を貼し、東方の角より起首めよ、
所謂る第一藥叉將眞言に日く、オン ヂラギャ タキ ウンジャク ソワカ、第二藥叉將眞言に
日く、オン ソネイタラ タキ ウンジャク ソワカ、第三藥叉將眞言に日く、オン ホラタキャ
タキ ウンジャク ソワカ、第四藥叉將眞言に日く、オン キャビラ タキ ウンジャク ソワカ、
次に南方の壁上に於て四大藥叉將眞言を貼せよ。

第一藥叉將眞言に日く、オン シウカタキ ウンジャク ソワカ、

(以下、略す)
次に西方の壁上に於て四大藥叉將眞言を貼せよ。

第一藥叉將眞言に日く、オン カリ タキウンジャク ソワカ、

(以下、略す)
次に北方の壁上に於て四大藥叉將眞言を貼せよ。

第一藥叉將眞言に日く、オン ダラタ タキ ウンジャク ソワカ、

次に東北隅に於て一大藥叉將眞言を貼せよ。日く  オン ハンシキャ タキ ウンジャク ソワカ
次に東南隅に於て一大藥叉將眞言を貼せよ。(以下、略す)
次に西南隅に於て一大藥叉將眞言を貼せよ。(以下、略す)
次に西北隅に於て一大藥叉將眞言を貼せよ。(以下、略す)
次に下方足の蹈まざる處に於て、石上に四大藥叉將眞言を鐫み(きざみ)、四方の地下に置け。
東方地下一大藥叉將眞言に日く、オン ボクマク タキ ウンジャク ソワカ、

南方地下一大藥叉將眞言に日く・・・、西方地下一大藥叉將眞言に日く・・・、
北方地下一大藥叉將眞言に日く ・・・、
次に上方の四隅舎上に於て各の一大藥叉將眞言を貼せよ。

東北隅舎上 一大藥叉將眞言に日く、オン ソリヤ タキ ウンジャク ソワカ、

東南隅舎上 一大藥叉將眞言に日く・・・、西南隅舎上 一大藥叉將眞言に日く・・・、
西北隅舎 一大藥叉將眞言に日く・・・、
眞言を貼し已て、二十八大藥叉將の位に於て各各白檀香を以て一小壇を塗り、壇上の香を焼き
雑華散し、飲食・燈燭・閼伽をもて虔誠にして啓告せよ。惟だ願くは二十八大藥叉將並に眷属、
聰慧増長して、威粛端嚴にして具足し、養ひ易く長じ易く壽命長遠ならしめたまへ、是の加持
を作し已て彼の二十八大藥叉將敢て諸佛に違越せず、観自在菩薩及び金剛手菩薩の教敕の如く
して、晝夜擁護し臥して安く覺めて安うして大威得を獲。若し國王ありて此の法を作さば、其の
王の境内災疾消除し、國土安寧に人民歓樂ならん。』

ーーーーーーーー


◎葉衣観音「二十八大藥叉將」鎮宅結界法


さて『葉衣観自在菩薩経』の講義ですね。

「葉衣観音法」と密教の法があるわけですが、ここでは長寿・治病の法が説かれます。

葉衣観音は、長寿・治病・結界の功徳がある。

意にしたがって、白い木綿の布に葉衣観音の図像を描く。白㲲(はくじょう)とは白もめん

のことです。四臂の図像である。葉衣観音の施願の手の下に、願いを求めている人の形像

をも畫く。その図像を道場(仏間)におまつりし、毎日 お香、お花、食べ物、飲み物を

如法に供養して、発願すれば、常に(葉衣観音の)加持力を得て、その所願は満足する。


また別の法。国王、女王、成長し難く、あるいは薄命、短命、病気がちで寝食が安らかで

ないなど、それらはすべて宿業のなせる因縁で、それに由って悪い宿直が生ずるのである。

「疾病纏綿(しっぺいてんめん)として」とあるのは、病気がまといつく、からみつくさまの

ことを言うのである。

あるいは、「数々 五曜に本宿を陵逼せられて」とは、星宿その人の本命宿(星)が陵逼されて

しまう。陵逼(りょうひつ)とは「七曜陵逼」と言って、吉凶が逆転してしまうことをいう。

それは「陵犯期間(りょうはんきかん)」という実際上の暦の期間の事で、その期間は本宿が

悪い影響を受けるのである。その身を安らかにするには、牛黄を用いて、あるいは紙に、

素(素地・そ)これは壁そのものに、28大藥叉將のマントラを書いて、四方の壁に貼る。



それは東北から起こし始める。先ず東の壁に第一の大藥叉將〜第四の大藥叉將の眞言を

貼る。大藥叉將(だいやくしゃしょう)とは、葉衣観音(葉衣仏母)の変化身である、

ダーキニー王の眷属である。この眷属が四方、地下、上方、四隅を護持結界するので

ある。要するに、疾病、伝染病、疫病、悪宿を治癒・転換し、悪徒・盗賊から結界し、

守護するのである。南・西・北の壁に、それぞれ四身の大藥叉將の眞言を貼る。さらに

四隅(四身の藥叉將)、四下方、四上方。16、4、4、4 で 28大藥叉將となる。


城、邸宅の28ヶ所に大藥叉將眞言の護符を貼付して、28将の小さい壇を祀って、

お香を焚き、華を散らし、飲食、お灯明、閼伽(清らかな水)を供養して、「虔誠(けんせい)

にして啓告(けいこく)せよ」と。虔誠とは、深い信心のこと。啓告とは、申し上げること。

次のように告文を作り奏上する。

『ただ願わくば、二十八大藥叉將 並びに眷属、おのおの本方に住して、「某甲」を

護持し守護して、災禍、不詳、疾病、夭寿を除いて、色力を獲得し、聰慧を増長して、

威粛端厳にして具足し、養いやすく 長じやすく 寿命長遠ならしめたまえ』と。


これにより観自在菩薩および金剛手菩薩の教勅(お教え)の通り、(施主を)昼夜 擁護し、

大威徳を得る。もし国の王がいて、この法を為せば、その王様の城の境内で災難・疾病

消滅し、国土は安寧に、人民は歓楽になるであろう。

ーーーーーーーー

◎世界が一つになりつつある!


いつも述べていますが、葉衣観音菩薩さまの様々な法にしても、根本は観音菩薩の

信仰・帰命です。その観音菩薩は三十三の身をもって衆生をお救いになる。葉衣観音菩薩

も、その一尊です。ですから、観音菩薩の本質を究めることが最も大切なことで、

それは「摩訶般若波羅蜜」なのです。いつも言う「摩訶般若」です。


葉衣観音菩薩と言うても、やはり「摩訶般若波羅蜜多心経」の読誦というのが、

一番の根本行です。そして「延命十句観音経」「葉衣十句観音経」、葉衣眞言、

観音マントラ、南無大慈大悲観世音大菩薩、南無大悲葉衣観世音大菩薩、

これらのお経・眞言を修唱する。


「念彼観音力」とは『彼の観音菩薩のお力を念ずれば』七難八風を除ける功徳が

頂ける。観音菩薩のお力とは何か?

それは、大慈大悲の徳、摩訶般若波羅蜜のお力です。これを念ずる、信じる。

「本性」と帰一してしまう。


いま世界は一つになりつつあります。

トイレットペーパーをあさろうが、食い物を我れ先に確保しようが、マスク・消毒液を

大量購入しようが、そんなことでは生き残れない。そもそも生き残る必要なんかあるので

しょうか。人は生きていれば、老いるし、病気にもなるし、いつかは死ぬ。

世界中が、コロナ感染を恐れている。はじめは軽い風邪くらいに思っていた連中が、

気づいてくる。重症化すれば、肺にガラスが入ってくるような感じにもなる。

イギリス人の「タラさん」は、コロナ感染症治療入院中なのに人々にメッセージを

送った。恐怖だろうが、なんだろうが、世界が一つの思いで一つになろうとしている。

これって凄いことです。誰もできなかったことが実現している。


あと必要なのは、「内省」と「分かち合いの心」です。これが今後の「(人類の)叡智」の

出発点だと思います。このようにコロナウイルスは、人類に進化をもたらしていると考えれば

一見 悪い状況も受け入れることができます。「本性」の前には「すべて善し」なのです。


さあ、「念彼観音力」で この流れに乗ってゆきましょう。よく智慧を使って、現実と

理想・理念の狭間で、呼吸を調えて、リラックス、リラックス。「摩訶般若 南無仏」。

はい、では今日はこれまで。


合掌
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◉ゾンサル・ケンツェ・リンポチェ 葉衣仏母伝授

ゾンサル・ケンツェ・リンポチェによる、葉衣仏母(葉衣観音)のマントラ伝授です。
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〔葉衣仏母護符ヤントラ〕


◎新型コロナウィルスに対応する咒

〔葉衣観音ご真言〕※この尊格は伝染病・疫病に効験がある。
おん  はらな  しゃばり  うんはった   (印は八葉印)


〔葉衣十句観音経〕
葉衣観世音  南無仏  
与仏有因  与仏有縁  仏法僧縁  常楽我浄  
朝念観世音  暮念観世音
念念従心起  念念不離心

〔チベット密教・葉衣仏母マントラ〕
オン  ピサチ  パルナ  シャワリ  サルワ  ゾラ  プラシャ マナイェ  ソワーハー
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〔観音菩薩マントラ・六字咒〕
オン マニ ペメ フム
※フリーを加えると(観音菩薩七字咒) オン マニ ペメ フム フリー

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〔観音菩薩ご宝号〕南無大慈大悲観世音大菩薩

〔延命十句観音経〕
観世音  南無仏  
与仏有因  与仏有縁  仏法僧縁  常楽我浄  
朝念観世音  暮念観世音
念念従心起  念念不離心


〔回向〕

願わくば 此の功徳を以て  普く一切に及ぼし  我等と衆生と皆共に  仏道を成ぜんことを
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川島徳慈 記す

延命十句観音経の大功徳㉒『葉衣観自在菩薩経』講義❸

  • 2020.03.26 Thursday
  • 00:00

延命十句観音経の大功徳㉒


『葉衣観自在菩薩経』講義❸



◎『葉衣観自在菩薩経』講義❸


『若し國内疫病流行せば白㲲を取るべし、濶さ(ひろさ)一肘半長けニ肘なり、先づ畫人をして
潔浄齋戒せしめ、瞿摩夷の汁を以て少青緑に和し、香膠を以て和し、皮膠を用ふること勿れ、
鬼宿日を取て葉衣観自在菩薩の像を畫け、其の像は天女の形に作り、首に寳冠を戴く、冠に
無量壽佛有せり、瓔珞・環釧をもて其の身を荘厳す、身に圓光あり、光㷔囲繞す、像に四臂
あり、右の第一手は心に當て吉祥菓を持す、第二手は施願手に作り、左の第一手には鉞斧を
持し、第二には羂索を持して蓮華上に坐せり、像を書き成已て竿上に懸け、一人をして執持
せしむ、竿を執るの人、間断なく葉衣観自在菩薩の陀羅尼を誦す、鼓を聲し磬を鳴す、撃つ
所の杖は擿枳王の眞言を用て加持すること二十一遍して方さに及ち之を撃つ、眞言に日く
唵 擿枳 吽弱(オン ダキ ウムジャク)
又た二人をして讃を誦せしむ、一人は吉慶讃を誦し、一人は吉祥讃を誦す、知法の弟子三五
人をして一人は香爐を持し安息香を焼く、其の香は葉衣観自在菩薩の心眞言を以て加持する
こと一百八徧して、然して後に香爐を取て香を焼き烟を断絶せしむること勿れ、一人は賢缾
を持し香水を満ち盛り、華果樹枝を挿む、缾を持す人をして前に在り、先に行いて像を引かし
むる二人蠡を吹き引いて王宮に入り、右旋すること一帀して南門よりして出づ、復た東より
入て却き城内坊中を繞りー帀して便ち城の南門より出づ、城の南門の外に一大水缾を置く、
中に於て種種の飲食・雑果及び麨を置く、阿闍梨妙色身如来の眞言を誦して加持すること七遍
して、然して後に葉衣観自在菩薩陀羅尼を誦すること七遍す、眞言の句中に於て國王の名號
を稱へて加持せよ、願くは王の國界諸の災難なからんことをと。然して後に路側曠野に於て
水缾を棄擲して破せしむ、是の告を作して言へ、閻魔界中行病鬼等、汝等此の飲食を領せよと
いひて、道を復して帰らんに、諸の有情に於て大悲心を起し、此の國界をして諸の災難なから
しめん。』


お経の講義の続きです。

今日は、葉衣観音の図像法・開眼法と葉衣観音法のやり方が記されている。

もちろん葉衣観音のマントラが根本にあって施行するわけです。


国内で伝染病・疫病が流行したら、白㲲(はくじょう)を取るべしという。

これは「白いもめんの布」ことです。広さが一肘半(一肘とは指先から肘まで)、

タテが二肘の大きさの白い木綿布。


畫く(えがく)人を斎戒沐浴して潔め、瞿摩夷(くまい)の汁をもって。くまい(gomaya)とは、

すなわち牛の糞です。牛は聖なる動物で神の化身ですから。牛の糞を水で溶かし、青緑色

の染料を混ぜる。さらに植物性のあぶら(膠にかわ)を以て調合し、二十八宿の鬼宿の日に

図像を画く。動物性のあぶら(にかわ)を用いてはいけない。


葉衣観音菩薩の図像は、天女の容姿で描き、頭には冠があり、その冠には阿弥陀如来が

乗っている。菩薩のお身体は瓔珞などの飾りで装飾されている。体全体から円光が出て

全体から霊光が放射されている。四つの手(四臂)で右手の一は胸に当てザクロ(柘榴)を持つ、

二は施願の手つき。左手の一は鉞斧(まさかり)を持つ、二は縛り縄(羂索)を持つ。

図像を書き上げて、一人が竿(さお)で上げて掲げる。その人は眞言を誦し続ける。



つつみ(鼓)をたたいて、打ち鳴らし(磬けい)を鳴らす。打ち鳴らす棒は、ダーキニー王

(擿枳王)のマントラを用いて、加持すること二十一遍して これを打ち鳴らす。

眞言は「オーン ダーキニ フーム ザー」(唵 擿枳 吽弱)である。
また別の二人で声明讃を読誦する。一人は吉慶讃を、一人は吉祥讃の声明を行なう。

法を知る弟子3~5名で、一人は香炉を持って安息香を焚く。そのお香は葉衣観音咒で

108遍加持したものを使い、法の最中は断絶しないように焚きしめ続ける。
また一人は、賢缾(水を入れる瓶)に香水を満たし、葉っぱ・枝などを入れる。賢瓶は密教の

法具である。賢缾(げんへい)を持っている人が前を行き、その後に像を持つ人が続き、

二人が巻貝(蠡)を吹き鳴らし、衆僧を引いて王宮に入る。蠡(ひさご)は「巻き貝」で所謂

法螺貝のこと。蠡(ひさご)は「レイ」と音読みし、訓読みで「ニノ」とも言う。なぜか

経典には「ケイ」と記されている。蛤(はまぐり)とも言われているので、もしかすると

カスタネットような楽器(法具)が存在していたのかもしれない。特に左巻きの法螺貝は

効験あらたかだと云われている。


(チベット密教の法儀に必ず供えるトルマの一つ)


右に旋ぐること一周(一帀、いっそう)して南門よりして出る。また東より入門して却って

城内と坊中を繞り(めぐり)、一周して すなわち城の南門より出る。城の南門の外側に

一つの大きな水缾(すいへい)を置く。種々の飲食物、果物菓子など、麨(はったい)を置く。

糗麨(はったい)とも記す。麦こがしのことで、チベットでは「ツァンパ」という主食である。

ツァンパをお茶碗のような器に入れて、そこにバター茶を入れて器を回転させ乍らこねて

食べる。ツァンパをこねて形を調えて着色して「トルマ」という特別な霊物を作る。

チベット密教の法では必ずトルマ(霊物)を作す。『葉衣観自在菩薩経』はインドから唐土

(中国)に流伝したものであるが、この糗麨の記述は深慮の部分だと思う。


(ツァンパ(はったい粉)をこねる)


阿闍梨は、妙色身如来の眞言を誦して加持すること七遍。阿闍梨はアーチャリヤで、

教師の意味である。妙色身如来とは阿閦如来(青色の佛)で、東方を司る。これは

施餓鬼飲食を表している。妙色身如来という場合は、施餓鬼供養の五如来の一だから

である。施餓鬼供養は、施餓鬼飲食眞言というマントラと、五如来の宝号を唱える。

そうやって外側でも供養を為す。然して後に葉衣観自在菩薩陀羅尼を誦すること七遍。


マントラの句中において、国王の名号を入れて称えて加持する。

横浜太郎(ヨコハマタロウ)という領主(王様)ならば、

「オン ハラナ シャバリ  ヨコハマタロウ王  ウンハッタ」

という具合になる。

さらに「願くば ◯◯◯王の国土・国境に諸々の災難が無きことを」と白す。

そして後に、路側・広野(空き地)に於いて、水缾を投げ捨てて(棄擲・きてき)破壊する。

今ではこんなことはできませんね(笑)。この水缾(すいへい)というのは 素焼の器なので

しょう。だからやがて土に還る。

で、告文を作って次のように言う。

「閻魔界中の病鬼(疫病伝染病をもたらす存在)よ、汝はこの飲食を領せよ」と。


棄擲(きてき)しに行った道を復た戻って帰ってきてはいけない。要するに後ろを見ない。

諸々の有情において大いなる慈悲心を起こし、この国土・国境をして、諸種の災難

無からしめん。「しめん」は「令め」。命令の「令」。「ように」という意味では

ない。命令である。


(こねるたツァンパ(チベット人の国民食))


どうですか、とても勉強になりますね。

現在 新型コロナ感染の影響で、私は日々 ゾクパ・チェンポの今までできなかった修行法

や、様々な読経・勉強、断捨離など行なうことができます。なんと有り難いことでしょう。

本当は皆さんと共有したいのですが、このコロナ感染の態ですから、それもできない。

せめてブログに少しく記して それとかえたい、そんなふうに思うわけです。



◎葉衣十句観音経の念息法


葉衣観音菩薩のお経についてもずいぶんと学習してきました。ここでは、さらに一歩

突っ込んで「念息法」を勉強しましょう。「念佛法」と言ってもよい。
以下が、葉衣十句観音経です。


「葉衣十句観音経」
「葉衣観世音  南無仏 与仏有因  与仏有縁  仏法僧縁  常楽我浄  
≫ 朝念観世音  暮念観世音   念念従心起  念念不離心」

このお経の読誦でも「葉衣観音菩薩」を念ずる。マントラ修習が念誦法としては一番

ですが、「念息法」を行なってさらに強化する。息の出入りを使って「念佛する法」です。

「葉衣十句観音経 念息法」一種の冥想法と言ってよいかもしれない。


禅定の基本、「数息観(すそくかん)」にしたがう。先ず、悪気を吐いて、腹から邪気を出す。

あなたが知り得る方法でよい。次に息の出入りを観る。(数息観をやっても良い)

「葉衣観世音」と心の中で唱えながら息を吸う。お腹(臍下丹田)に入れる。

一瞬だけ保息して丹田に「ウン」と活を入れる。だが長く保息してはいけない。

ほんの一瞬。一秒入れていけない。注意すること。

息を吐きつつ「葉衣観世音」と心の中で唱える。

次に「南無佛」…。と上記と同じように行なう。


『我が身これ葉衣観音菩薩と成って世を照らす』こういう心意気でゆきましょう。
では、各自でお祈りしましょう。よい修行の機会です。縁起を変えてゆきましょう。

では、今日はここまで。
合掌
ーーーーーーーー
◉ゾンサル・ケンツェ・リンポチェ 葉衣仏母伝授

ゾンサル・ケンツェ・リンポチェによる、葉衣仏母(葉衣観音)のマントラ伝授です。
→    https://m.youtube.com/watch?v=39IrEG5C9kw

〔葉衣仏母護符ヤントラ〕

◎新型コロナウィルスに対応する咒

〔葉衣観音ご真言〕※この尊格は伝染病・疫病に効験がある。
おん  はらな  しゃばり  うんはった   (印は八葉印)

〔チベット密教・葉衣仏母マントラ〕
オン  ピサチ  パルナ  シャワリ  サルワ  ゾラ  プラシャ マナイェ  ソワーハー
( ※実際の音は、次のような発音。
オン ピサチー  パルナ シャーワリー  サルワ ゾラ パシャマナイェー ソワーハー)
( om pishatsi parana shawari sarwa zora prasha manaye svaha )

〔観音菩薩マントラ・六字咒〕
オン マニ ペメ フム
※フリーを加えると(観音菩薩七字咒) オン マニ ペメ フム フリー

〔緑ターラマントラ〕
オン  タレ  トゥタレ トゥレ  ソワーハー

〔観音菩薩ご宝号〕南無大慈大悲観世音大菩薩

〔延命十句観音経〕
観世音  南無仏  
与仏有因  与仏有縁  仏法僧縁  常楽我浄  
朝念観世音  暮念観世音
念念従心起  念念不離心
ーーーーーーーー

川島徳慈 記す


延命十句観音経の大功徳㉑『葉衣観自在菩薩経』講義❷

  • 2020.03.25 Wednesday
  • 00:00

延命十句観音経の大功徳㉑


『葉衣観自在菩薩経』講義❷



◎『葉衣観自在菩薩経』講義❷


我に葉衣観自在菩薩摩訶薩陀羅尼あり、能く一切有情の災禍・疫病・饑儉・
劫賊・刀兵・水旱調はず宿曜度を失ふを除き、亦た能く福徳を増長して國界豊盛人民安楽
ならん、我今説かんと欲す、惟だ願くは聴許したまへ。佛言はく善い哉善い哉、汝が意に
隨ひて説くべし。
爾の時に観自在菩薩、佛の威神を承けて陀羅尼を説いて日く
ノウボウアラタンノウ タラヤヤ 、ノウボウ アミタバヤ  、タタギャタヤ、アラカテイ
サンミャクサンボダヤ、ノウボウ アリヤバロキテイ ジンバラヤ 、ボウジ サトバヤ、
マカサトバヤ、マカキャロニキャヤ、ノウボウ マカサタマ、ハラハタヤ、ボウジサトバヤ、
マカサトバヤ、マカキャロニキャヤ、バマネイトバン、ノウボウ シャミドバ、
ノウボウ シャミバマネイ、ヒシャシ、ハラダ  シャバリ、ハラダ  シャバリ、ヒシャシ、
バキャバテイ、ハシャ、ハラシュ、ハシャダリニ、ヤニキャニ シツナバヤ ニユツトウハ
ニヤマノウ  ニユツトウハ ネンテイ、ヤキャシツシツ ニチュ  ヤキャシツシツ タマリユ、
ヤキャシツシツ マカマリユ、エイケイ シッド ハンタラバ、エイケイ シッド ハヤサ、
エイケイ シツヤダラ、エイケイ シッダジヤ バムバ、エイケイシツド  ウパサツギャク
ウパサツギャ サンマンダバ、ウタハデンテイ、サラバニタニ、サラバサタ、サラベイテイバ、
ラタエイボウ タハデンテイノウ、ハンヂタ、サタダネイノウ サチエイ、・・・・。
(以後は、省略)
心眞言に日く   オン、ハラダ シャバリ、ウンハッタ
時に観自在菩薩、此の陀羅尼を説き已て佛に白して言さく、世尊若し善男子・善女人あって
此の陀羅尼一徧を誦すれば、即ち自身を護り、若し兩徧を誦すれば即ち伴侶を護り、若し三徧
を誦すれば即ち一家を護り、若し四徧を誦すれば一聚落を護り、若し五徧を誦すれば一國界を
護らん、

ーーーーーー

◎お経を勉強(解説)する時の秘訣


さて『葉衣観自在菩薩経』を読んでいってみましょう。で、まずその前に読経・解読の

秘訣を述べておきましょう。

こういうお経を読む時には、先ず「懺悔」が必要です。それは「悪うございました」

というような、俗世間的なものではない。自分が二元論的見解に陥り、真実の「見解」

すなわち「正見」を持つことができず、諸々の衆罪をつくり、六道輪廻を繰り返して

きたことに対するものです。その大元は、煩悩そのものの見方しかできなかったところに

原因がある。その見解が得られなかったことへの懺悔です。


いつも言う、般若波羅蜜多が欠けていたのです。「摩訶般若」に気づいて深めることが

できなかった。この認識が「懺悔の念」として發露する。そして「正信」を我れをして

得せしめ給えと祈願・請願する。仏菩薩に帰依してゆく。これが何人も通る、真如への

道です。


そうやって お経を読み理解する。今の時代はいい時代です。日本人は誰でも教育を受けて

いて、どんな資料でも入手できる。仕事をしながらでも、いくらでも勉強ができる。

すごい時代です。昔の求道者、三蔵法師たちは遥々 唐土(中国)からインドまで歩いて

お経を取りに行ったのです。日本のお坊さんも命がけで海を渡り中国まで行って、学んで

帰ってきた。先年、五島列島の福江島にゆきました。空海阿闍梨が唐土に行く時の海の

付近に行った。さらに帰国した時に漂着した大宝という所に行きました。もう僻地で、

何の為に命をかけて行くのか理解できなかった。空海阿闍梨が帰国した時に、何とか

福江島に着いて、「虚しく往いて 満ちて還る」と言ったと言いますが、そんな僻地に

帰還してそう思うのですから、大きな宝を得たということなのでしょう。

お経の講義です。


『ここに(私が知っている)葉衣観音のマントラがあります。

このマントラは、よく全ての衆生の、災難、禍い、疫病、伝染病、飢饉の難、戦争、

盗賊、干ばつ等、星や宿曜の禍い、これらを除く。またよく福徳を増長する。

国やその境界も安全で、豊かに住む人々は安楽となる。その葉衣観音根本マントラを
我れ観音は説こうと思います。仏陀よ願わくば、これを説くこと聴くことをお許し

ください。仏陀は、善いかな善いかな、汝(観音菩薩)は意に(心に)したがってお説き

なさい。その時に観自在菩薩は、仏陀の威神力を承け、そして大マントラを説いていわく、

「ノウボウアラタンノウ タラヤヤ 、ノウボウ アミタバヤ  、タタギャタヤ、アラカテイ
サンミャクサンボダヤ、ノウボウ アリヤバロキテイ ジンバラヤ 、ボウジ サトバヤ、
マカサトバヤ、マカキャロニキャヤ…」』と。



◎葉衣観音眞言の特殊念誦法を伝授する


ここで葉衣観音菩薩の根本陀羅尼が説かれている。このマントラもいずれ伝授しましょう。

非常に効験があると言われております。続いて心眞言が説かれる。

『心眞言に日く、オン ハラナ シャバリ ウンハッタ』。

葉衣観音様の威神力は、マントラを唱えることで得られる。


『一遍を誦すれば自分自身を護り、二遍を誦すれば伴侶(パートナー)を護り、

三遍を誦すれば一家を護る。四遍を誦すれば村落(一聚落)を護る。

五遍を誦すれば国土と国境を護る』と。素晴らしいですね。

印は「八葉印」です。


葉衣観音菩薩の心眞言、このマントラの特殊な念誦法をご紹介しましょう。

加句する方法です。延命の密法に「普賢延命法」という法があり、普賢延命菩薩の

御真言を念誦する。「オン バザラ ユセイ ソワカ」というのですが、これに加句する。

例えば、横浜太郎さんという方がいたとして、その人の延命をお祈りしたい時には、

「オン バザラ ユセイ 横浜太郎 ソワカ」となるのです。

経本には「オン バザラ ユセイ 某甲 ソワカ」などと書かれています。こういうお唱えの

法があるのです。


葉衣観音眞言の場合には、

「オン ハラナ シャバリ 横浜太郎 ウンハッタ(ソワカ)」となる。

強くやる場合は「ソワカ」入れず「ウンハッタ」で止める。

個人は自分でも家族でも知り合いでも、そうやって加句して祈る。

家の場合は、「オン ハラナ シャバリ ◯◯家 ウンハッタ」と入れ、

村落の場合は、「オン ハラナ シャバリ ◯◯市◯◯区◯◯町 ウンハッタ」という具合に

加句して修唱すればよい。( ※ふつそくまの秘伝を知る人は、その上で行なうのがよい)


一言アドバイスすると、ふつそくまの秘伝を知っている人でも、未伝の人でも、金剛杵は

持っておいたほうがよい。自分の念誦だけなら、まあ必要もないが、他人のことなど

お祈りするのなら、金剛杵(独鈷・三鈷杵等)を抽擲して左手に持すようにする。

こうしておくと、よくない霊的存在が近づけない。打擲(ちょうちゃく)という語があり、

これは投げ打つ(なぐる)こと。金剛杵の場合は先ず抽擲(ちゅうちゃく)するという。

抽とは「ぬくこと」です。擲とは「投げる」こと。まあ気を入れ馴染ませるという事です。

野球のピッチャーがマウンドで投げる前にボールをポンポンとやるでしょう。あんな感じ。

手元で遊ぶというか馴染ませるというか。金剛の力を引き出すと言ってもよいでしょう。


◎「葉衣十句観音経」で縁起を変える

「葉衣十句観音経」
「葉衣観世音  南無仏 与仏有因  与仏有縁  仏法僧縁  常楽我浄  
≫ 朝念観世音  暮念観世音   念念従心起  念念不離心」

これで「葉衣観音菩薩」を念ずる。
葉衣観音・葉衣仏母の御真言は、すでに述べてきていますね。また下記に詳しく掲載して
いますから、護符と共に密用してください。とにかく観音菩薩が基本です。
聖なる観世音大菩薩の大慈悲・如幻三昧を信じて「南無葉衣観世音菩薩」の法を実践して
みてください。一切衆生の伝染病・疫病がおさまり、護持結界がなされるよう、
各自お祈りしましょう。縁起を変えてゆきましょう。
合掌

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◉ゾンサル・ケンツェ・リンポチェ 葉衣仏母伝授

ゾンサル・ケンツェ・リンポチェによる、葉衣仏母(葉衣観音)のマントラ伝授です。
→    https://m.youtube.com/watch?v=39IrEG5C9kw

〔葉衣仏母護符ヤントラ〕

◎新型コロナウィルスに対応する咒

〔葉衣観音ご真言〕※この尊格は伝染病・疫病に効験がある。
おん  はらな  しゃばり  うんはった   (印は八葉印)

〔チベット密教・葉衣仏母マントラ〕
オン  ピサチ  パルナ  シャワリ  サルワ  ゾラ  プラシャ マナイェ  ソワーハー
( ※実際の音は、次のような発音。
オン ピサチー  パルナ シャーワリー  サルワ ゾラ パシャマナイェー ソワーハー)
( om pishatsi parana shawari sarwa zora prasha manaye svaha )

〔観音菩薩マントラ・六字咒〕
オン マニ ペメ フム
※フリーを加えると(観音菩薩七字咒) オン マニ ペメ フム フリー

〔緑ターラマントラ〕
オン  タレ  トゥタレ トゥレ  ソワーハー

〔観音菩薩ご宝号〕南無大慈大悲観世音大菩薩

〔延命十句観音経〕
観世音  南無仏  
与仏有因  与仏有縁  仏法僧縁  常楽我浄  
朝念観世音  暮念観世音
念念従心起  念念不離心
ーーーーーーーー

川島徳慈 記す

緊急投稿!「首都封鎖」直前に‼

  • 2020.03.24 Tuesday
  • 22:00

緊急投稿!


「首都封鎖」直前に‼


◉緊急事態宣言を前に


(タラ観音のマントラ(種字マンダラ))


イギリスの30代の女性が心からの叫び、願いを発信しています。これを認めている

今、TVの放送では、つまらない番組を垂れ流しています。

先ほど、観音菩薩を念じていたら、突然感じたのです。その記事が以下の記事です。

是非、お読みになってください。

彼女の名は「タラ」です。(多羅観音菩薩の「タラ」です)


イギリスの39歳のコロナウイルス感染症患者は、病院のベッドから病状を説明する

ビデオを投稿した。呼吸すると「肺にガラスを入れるように感じる」と彼女は語った。
タラ・ジェーン・ラングストンは、健康でジムが大好きで、コロナウイルスの問題が

誇張されていると考えていた。彼女はまだ社会的距離をとっていない人に警告するために

ビデオを作ったと言う。


3月20日の時点で、イギリスは3000件以上のコロナウイルス症例と140人以上の死者がいる。
ボリス・ジョンソン首相は16日に、すべての「不必要な」活動の停止を求めたが、多くの

人々はこれを無視した。コロナウイルスによって引き起こされる病気であるCOVID-19治療を

受けている39歳の女性は、集中治療室のベッドから人々へ警告するビデオを作成した。

SNSで共有されているビデオでは、タラ・ジェーン・ラングストン(Tara Jane Langston)

さんは視聴者に向けて、腕にある2本のチューブと、使用している呼吸チューブを見せて、

息を切らして話しました。ビデオを作成してから、彼女は徐々に回復し、ICUから通常病棟に

移動した、とMailOnlineは報じた。




ラングストンさんは、呼吸は「肺にガラスを入れるような感じだ」と語った。
ロンドンのヒリンドン病院にいるラングストンさんは、ビデオで次のように語っている。
「大丈夫だろうと考えている人は、私を見てください。もし感染して本当にひどくなったら、

あなたはおしまいです」。彼女は、現在の状態でさえ、以前の「10倍も良い」と言う。
19日の時点で、イギリスは3000人以上の感染者と140人以上の死者を報告している。 

ただし、イギリス当局は、すでに入院している人だけを検査にしているため、感染者は

もっと多い可能性がある。(23日現在、イギリスの感染者は5741人、死者は281人)
ラングストンさんは、以前はコロナウイルスの大発生は誇張されていると考えていたが、

ビデオを投稿して、同僚が予定されているイベントに参加することに警告したかったと語った。

「私は感染する前に、ただ騒ぎ立てられているだけで馬鹿げているという態度だった。

集団ヒステリーを真に受けることはなかった」と彼女は言った。 

「しかし、その後、発症した。本当に悲惨な経験だった」。

ラングストンさんは健康な運動愛好家で、70歳未満であるため、COVID-19の深刻な症例を

発症するリスクが高いとは考えられていなかった。 彼女は、病院で見た他の人々は50歳か

60歳くらいのようだと述べている。

16日、イギリスのボリス・ジョンソン(Boris Johnson)首相は、パブやナイトクラブでの

会合を含め、すべての「不必要な」接触や旅行を避けるよう、市民に呼びかけた。

これらの対策が実行されなければ、コロナウイルスの感染件数は5、6日ごとに倍増する

可能性があるという。しかし、直接的な閉鎖命令は出ていないので、特に3月17日は

「聖パトリック祝日」ということもあり、パブや他の店は多くの人でにぎわっている、

とMetroが18日に報じた。

ラングストンさんはMailOnlineに対し、

「人々は自己隔離する必要があることを認識しなければならない。それが唯一の方法だ。

信じてほしい」と述べた。
ビデオの中で、彼女は喫煙者に、

「タバコを置きなさい。そんな肺でもあなたには必要なものだから」

とも言った。

彼女はまた、病院ではフェイスマスクが不足しており、顔をセロハンのようなもので

覆っている看護師がいるのを見たと言った。
ラングストンさんの夫はMailOnlineに、彼女はビデオを作成してから順調に回復しており、

酸素吸入の必要量もかなり少なくなったと語った。

ーーーーーーーー


『多羅十句観音経』
「多羅観世音  南無仏 与仏有因  与仏有縁  仏法僧縁  常楽我浄  
≫ 朝念観世音  暮念観世音   念念従心起  念念不離心」


(聖タラ眞言 )  オン タレ トゥタレ トゥレ ソワーハー 

ーーーーーーーー

川島徳慈 急遽記す

延命十句観音経の大功徳粥慷娑甦兌在菩薩経』講義❶

  • 2020.03.24 Tuesday
  • 00:00

延命十句観音経の大功徳


『葉衣観自在菩薩経』講義❶



◎ 『葉衣観自在菩薩経』講義❶


國譯 葉衣観自在菩薩経

唐特進試鴻臚卿三蔵沙門大廣智不空 詔を奉じて譯す

爾の時に婆伽梵、極楽世界に住して、諸の大衆と興に妙法を宣説じたまふ時、
金剛手菩薩、座より起ちて偏へに右肩を袒ぎ、雙膝を地に著けて観自在菩薩摩訶薩の
足を頂禮して観自在菩薩に白して言さく、聖者大悲解脱 如幻三昧に住して、
能く一切有情の苦を除き、世・出世間の利益安楽を與ふるに、假使ひ三千大千世界の
一切衆生、同時に種種の苦悩及び八難の苦あるも、或は世出世間の果報を希望するも、
若し能く一心に観自在菩薩摩訶薩の名號を稱念すれば、時に應じて大悲の誓願を捨てず
して、種種の隨類の身を現じて、能く衆生一切の勝願を満て、亦た能く國界を護持し
苦難を拔濟し、亦た能く攝受し養育して吉祥を増長し、亦た能く囚禁苦刑を遮止し、
亦た能く蠱毒鬼魅及び諸の悪病を鎮除し、亦た能く陣に臨んで刀杖を禁制し、亦た能く
水火の災難を鎮除し、亦た能く厭祷呪詛を断除し、亦た能く方隅地界を結護す。惟だ
願くは聖者、未来の一切有情國王男女の、若し三寳を浄信し佛法を護持せんものを哀愍
して、王業を相承し断絶せしむること勿らしめんことを。彼等のための故に軌儀陀羅尼
加持方便を説かん。爾の時に観自在菩薩摩訶薩、座より起ちて佛足を頂禮し、右に遶ること
三帀して還た本處に坐し、合掌して佛に向ひて佛に白して言さく、惟だ願くは世尊哀愍加持
したまへ、我に葉衣観自在菩薩摩訶薩陀羅尼あり、能く一切有情の災禍・疫病・饑儉・
劫賊・刀兵・水旱調はず宿曜度を失ふを除き、亦た能く福徳を増長して國界豊盛人民安楽
ならん、我今説かんと欲す、惟だ願くは聴許したまへ。佛言はく善い哉善い哉、汝が意に
隨ひて説くべし。

ーーーーー

これは阿弥陀如来の教えですね。極楽世界でのやり取りです。

金剛手菩薩(ヴァジュラ・パー二)が、観自在菩薩に申し上げた。観自在菩薩摩訶薩、

観音菩薩の摩訶薩だと。菩薩の中の大菩薩。聖者観音菩薩は、如幻三昧に住して、

一切衆生の苦を除くんだと。如幻三昧というのは、「菩薩の十地」という段階があって

その「ハ地」以上の菩薩は、この三昧に住していると言われている。また、華厳などで

説く五十二位というものに当てはめてみると、五十三位は佛位でここに東海道五十三次

の所以があり、菩薩の十地の最上位第十地の法雲地は、五十位、五十一位あたりに当る

わけである。


「観世音菩薩授記経」では、如幻三昧に観世音菩薩は入るがゆえに、多くの身を現して

一切衆生を救うとある。この三昧は極楽世界で得られるものであり、観音菩薩が三十三

の化身をもって済度できるのはここに根拠がある。阿弥陀如来の二侍者は観音・勢至で

仏身としては、観音菩薩は「普光功徳山王如来」、勢至菩薩「善住功徳宝山如来」に

成ると授記されているのである。二尊とも如幻三昧に住し、観音菩薩はより優れている

とされている。


一切衆生の八難とは、❶地獄に生まれる❷餓鬼として生まれる❸畜生に生まれる

(❶〜❸は、三悪道で苦痛が激しいので仏陀の声が届かない)
❹長寿天(長寿で楽なので求道心が起こらない)

❺辺地(楽しみが多すぎ、欲望が渦まいている界)
❻無感覚(五感と意識に欠陥がある為、仏陀の教えの価値が解らない)
❼世智弁聡(世俗知に長けて仏陀の正理に従わない)
❽仏前仏後(仏陀がおられない末法の時代に生まれる)

「南無観世音」の称名は、この八難を避けることができる。仏教では「三途八難」

という。三途とは「三途の川」でいう。三悪趣(三悪道)のこと。


世間と出世間とは、俗の界と出家の無欲の界。その果報とは、世間の果報は欲界の

幸せ。健康、富貴、長寿など。出世間の果報とは、成仏の佛果である。その果報が

「南無観世音菩薩摩訶薩」とお唱えすることで得られると。そして様々な大功徳を

得ることができるとし(病気、魑魅魍魎、戦争、水火の難、呪詛など除き、護持結界

を為す)、これらの功徳を得れるようにしてくださいと、金剛手が観世音菩薩に述べ

ました。


そこで観音菩薩は、仏様の周りを右に巡ること三回して、合掌して仏陀の加持を請い、

わたしは葉衣観世音大菩薩のマントラ(真言陀羅尼)を知っております。様々な功徳ある

マントラを説くことをお許しください。

仏陀は、(観音菩薩よ)あなたの意にしたがって説いたらよろしいと言われた。


この金剛手菩薩というのは、ヴァジュラ・パー二というのですが、日本でいうと

執金剛と言い、あるいは金剛薩埵であるとも言われています。この執金剛は、

奈良東大寺の創建の大元の尊格で、有名な三月堂(法華堂)の秘密の本尊です。

良弁上人の御本尊であり、良弁上人は私たちがさかんに修行した、塩川大滝に

関わる仏様です。金剛手菩薩と出てきたら、これは密教の要素が入っていると

みてよいわけです。



◎秘伝『葉衣十句観音経』の読誦法


ざっとこれらのことを頭に入れて、「葉衣十句観音経」をお唱えするのです。

唱える時の秘訣は、音に入ってゆくこと。特に「南無」「オン」これが大切で、

マントラというのは「オン」だけでよいのです。オンは、AUN(アウン)で、

さらに細かくすると「アオウムン」の五音になります。神智学のほうには、

この詠唱のしかたの正確なのが伝わっていますが、現在の神智学系では失伝して

おります。私は最後の生き残りの人からこれを伝承していますが、特殊なムドラーと

五音を響かせる詠唱法です。実地にやれば簡単ですが、文字ではお伝えできません。

いつか集会できる機会が持てればと思います。


あとは延命十句観音経と同じように唱えて行けばよい。音に入ってゆくということ。

「本性」に留まるということが一番の要で、音が「本性」に触れた瞬間に解脱してゆく。

瞬間に一元化してゆく。主体と客体が次から次に統合されてゆく。お唱えしながら、

ただそれを「見解」しておればよい。これを「すべて善し」という。チベット語で

「すべて善し」とは、クントゥ・サンポで「法身普賢佛」のことです。一番の根本仏

です。これがお経の最上の読誦の仕方で、いろいろ思念したり、念力込めるなんていう

のは、まだ二元化した状態なのです。すべて善しの段階の先に観音様の「如幻三昧」

というものがあるのです。我々はそうやって「小観音」になってゆく。それが本当の

「菩薩の道」なのです。


「葉衣十句観音経」と唱えて、
「葉衣観世音 南無仏」と読経してゆく。これは三十三観音いずれの観音様でも為すこと

ができる。加句するというお唱えの仕方は日本の密教でもチベットでもあり、

「オン マニペメ フン」に「サルヴァ シンタム クルイェー ソワーハー」を加えるなど。

( オン マニペメ フーム サルヴァ シンタム クルイェー ソワーハー )

「葉衣十句観音経」
「葉衣観世音  南無仏 与仏有因  与仏有縁  仏法僧縁  常楽我浄  
≫ 朝念観世音  暮念観世音   念念従心起  念念不離心」

これで「葉衣観音菩薩」を念ずる。

葉衣観音・葉衣仏母の御真言は、すでに述べてきていますね。下記に詳しく掲載して

いますから、護符と共に密用してください。とにかく観音菩薩が基本です。

聖なる観世音大菩薩の大慈悲・如幻三昧を信じて「葉衣観世音菩薩」の法を実践して

みてください。一切衆生の伝染病・疫病がおさまり、護持結界がなされるよう、

各自お祈りしましょう。縁起を変えてゆきましょう。

合掌

ーーーーーーーー
◉ゾンサル・ケンツェ・リンポチェ 葉衣仏母伝授

ゾンサル・ケンツェ・リンポチェによる、葉衣仏母(葉衣観音)のマントラ伝授です。
→    https://m.youtube.com/watch?v=39IrEG5C9kw

〔葉衣仏母護符ヤントラ〕


◎新型コロナウィルスに対応する咒

〔葉衣観音ご真言〕※この尊格は伝染病・疫病に効験がある。
おん  はらな  しゃばり  うんはった   (印は八葉印)

〔チベット密教・葉衣仏母マントラ〕
オン  ピサチ  パルナ  シャワリ  サルワ  ゾラ  プラシャ マナイェ  ソワーハー
( ※実際の音は、次のような発音。
オン ピサチー  パルナ シャーワリー  サルワ ゾラ パシャマナイェー ソワーハー)
( om pishatsi parana shawari sarwa zora prasha manaye svaha )

〔観音菩薩マントラ・六字咒〕
オン マニ ペメ フム
※フリーを加えると(観音菩薩七字咒) オン マニ ペメ フム フリー

〔緑ターラマントラ〕
オン  タレ  トゥタレ トゥレ  ソワーハー

〔観音菩薩ご宝号〕南無大慈大悲観世音大菩薩

〔延命十句観音経〕
観世音  南無仏  
与仏有因  与仏有縁  仏法僧縁  常楽我浄  
朝念観世音  暮念観世音
念念従心起  念念不離心
ーーーーーーーー

川島徳慈 記す

延命十句観音経の大功徳魁峇兩げ 南無仏」(8)

  • 2020.03.23 Monday
  • 00:00

延命十句観音経の大功徳


「観世音 南無仏」(8)


〔大成就者 ドルジェ・リンパ 1346-1405〕


◎「観世音 南無仏」の大功徳


南無仏、観世音。このところ「南無(帰命)の真髄」を説いてきました。

今はまさに末世と言えます。人類は追い詰められています。ですが一方では

コロナは風邪みたいなものだという楽観論も多々あります。


単なる風邪みたいなもので、短期間で万の人が死ぬでしょうか?

イタリアでは死者が5000人に到達しつつある。致死率は8%以上だと言います。

一心に観音様を念じておりますと、忽然と分かってくることがある。

この新型コロナウイルスのことも、教えのことも。


下の仏画、これをすぐに分かる方はほとんどいないでしょうね。まして理解して

如法に実践している人は日本でも10人とはいないでしょう。さらにそのやり方まで

解っている人はさらに稀だと言えるでしょう。もっと言えば、その密法を施行するだけの

行力を具現した人はほとんどゼロに近い。ですが、念彼観音力というのはそういう事を

越えてしまう。


この本尊は「グル・ヴァジュラ・ア−モr」と称する。

チベット密教古派のマハーグルの「グル・パドマサンヴァバ」の化身に憤怒尊の

「グル・ダクポ」という相があります。病気・伝染病などに有効な尊格として、

さらに特殊な相に変化(へんげ)する。それが「ヴァジュラ・ア−モr」で、

別名「グル・ダクポ・パドマ・シャワリー」と言います。黒色で、一面二臂です。

九面の豚の上に乗るのが特徴です。具体的には、病気・伝染病ペスト等・竜害・

土地神・魔物・悪霊の類を調伏する。と、ここまではたいてい分かるのですが、

問題はここから先です。この本尊の修行をするためには特別な護符が必要で、

書き方があるのですが、もちろんそんなことは私は知らない。自分のラマから

その巻物の護符は頂戴しており、身に付ける方法の詳しい説明は聞いております。

法にしたがって実際に身に付けており、マントラも違うことなく如法に日々行なって

おります。不思議なものでマントラを毎日お唱えしていて、声明を知りたいと思った

のです。ですが教えてくださったラマは涅槃に入られたし、どうすることもできなかった

のです。すると或る日、ラマが夢に出てきて一緒にこのマントラの声明をやってくれた

のです。ひとしきりやって、これでいいと言われました。「オッケー フィニッシュ!」と。

そういう事もありこの功徳を何とか巡らしたい、そこで観音様に念じていたのです。



すると当然、荷物を整理したくなって、意外なものが出てきました。

それはおそらく20年前、その前後のものだと思うのですが、葉衣観音のお経と

パドマ・シャワリーの経文(チベット語の護符)が出てきたのです。

この教法はドルジェ・リンパという大成就者が伝えたもので、まさしくそれでした。


「そうか! このグル・ダクポ・パドマ・シャワリーというのは、グル・パドマサンヴァバが

パルナ・シャワリー(葉衣観音)の三昧に入った変化身の忿怒尊なんだ」と、直感した。

まったく不思議なことですが、この護符の作り方等、頭の中に流れ込むように情報が

入ってくるのです。これは何も私が特別な人間ではなくて、観音菩薩の御力なのです。

「観世音 南無仏」の加持力です。同時に聞いたことすらありませんが次のような

「延命十句観音経」の読誦法も観音菩薩から伝授して頂きました。



◎「延命十句観音経」の特別な読誦法の伝授


「延命十句観音経」と経題を読んで、それから「観世音  南無仏 ……」と読経して

ゆきますね。これはいつもの通り。次のようにする読経の仕方がある。


「葉衣十句観音経」と唱えて、

「葉衣観世音 南無仏」と読経してゆくのです。これは三十三観音いずれの観音様でも

為すことができるものです。加句するというわけです。こういうお唱えの仕方は日本の

密教でもチベットでもあります。詳しいことは割愛するが事実あるのです。


「葉衣十句観音経」

「葉衣観世音  南無仏 与仏有因  与仏有縁  仏法僧縁  常楽我浄  

≫ 朝念観世音  暮念観世音   念念従心起  念念不離心」


となる。あるいは多羅観音(聖ターラ)ならば、


「多羅十句観音経」

「多羅観世音  南無仏 与仏有因  与仏有縁  仏法僧縁  常楽我浄  

≫ 朝念観世音  暮念観世音   念念従心起  念念不離心」


となる。これで「多羅十句観音経」になる。

このお経が「南無仏 観世音」とせずに、「観世音 南無仏」としているのは、

ここにも理由があったのです。これは観音光明界からの大慈悲だということです。

神様 仏様の大慈大悲は、この経典で容易に得られるのです。


とにかく基本は「南無観世音大菩薩」。あるいは観音六字咒「オン マニペメ フム」

です。観音七字咒なら完璧です。(「オン マニペメ フム フリー」)。

観音様(観自在菩薩)が教える「摩訶般若」これが最も大切。


大切なことは、パワーをいただくとか、光りが来るだの、運気が上がるだの、

そういう貪欲に根ざした心ではダメだという事です。そういう欲にまみれた人間が

「観世音 南無仏」とかやっても何の感応もありません。踊ったり歌ったり、

ドンチャン騒ぎしているだけの結果です。


密教に限らず、大切なのは「動機」です。

この「動機」が確かなものでないのなら、得られることも確かなものではないという

ことになります。その動機にしても「本来空」なのです。「摩訶般若」が根っこに

なければならない。


せっかくですから、次回から『國譯 葉衣観自在菩薩経』(不空三蔵訳)を何回かに

分けてご紹介します。

では、今日はここまで。

合掌
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◉ゾンサル・ケンツェ・リンポチェ 葉衣仏母伝授


ゾンサル・ケンツェ・リンポチェによる、葉衣仏母(葉衣観音)のマントラ伝授です。
→    https://m.youtube.com/watch?v=39IrEG5C9kw

〔葉衣仏母六尊曼荼羅(葉衣護符ヤントラ)〕

◎新型コロナウィルスに対応する咒

〔葉衣観音ご真言〕※この尊格は伝染病・疫病に効験がある。
おん  はらな  しゃばり  うんはった   (印は八葉印)

〔チベット密教・葉衣仏母マントラ〕
オン  ピサチ  パルナ  シャワリ  サルワ  ゾラ  プラシャ マナイェ  ソワーハー
( ※実際の音は、次のような発音。
オン ピサチー  パルナ シャーワリー  サルワ ゾラ パシャマナイェー ソワーハー)
( om pishatsi parana shawari sarwa zora prasha manaye svaha )

〔観音菩薩マントラ・六字咒〕
オン マニ ペメ フム
※フリーを加えると(観音菩薩七字咒) オン マニ ペメ フム フリー

〔緑ターラマントラ〕
オン  タレ  トゥタレ トゥレ  ソワーハー

〔観音菩薩ご宝号〕南無大慈大悲観世音大菩薩

〔延命十句観音経〕
観世音  南無仏  
与仏有因  与仏有縁  仏法僧縁  常楽我浄  
朝念観世音  暮念観世音
念念従心起  念念不離心
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