密教【葉衣観音菩薩の大功徳(93)】最終話 おわりに

  • 2020.09.30 Wednesday
  • 00:00

密教【葉衣観音菩薩の大功徳(93)】最終話 おわりに


葉衣観音菩薩の大功徳はつづく



◎葉衣観音菩薩の大功徳は、時代の希求である!


葉衣観音・葉衣佛母の功徳は、伝染病疫病の治病あるいは悪霊・賊から守護することです。

新型コロナはもとより、ごく最近は独り暮らしのお年寄りが狙われています。

密教経典である「葉衣観自在菩薩経」に記されている賊は、まさに日本で起きている

新型の押しこみ犯罪の賊と質を同じにしています。そういう意味でも葉衣観音菩薩は功力を

発揮します。まさに時代の希求と言えるでしょう。


卑劣な賊から子供やお年寄り、弱い人たちを守らなければならない。

「自助 共助 公助」の努力と協力で、同朋を守らなければいけない。

葉衣観音菩薩の法にしても、その他の密教の法にしても、衆生の幸せの為にあるのだと

私は思います。



◎「念彼観音力」の秘訣


9月27日の【葉衣観音菩薩の大功徳(90)】で、私は次のように述べた。

「…チェンレーシーとは聖観音菩薩のことである。つまり観音菩薩を強く思うことは

大慈悲心を廻らし、オージャスを増殖させ、「念力」を強化することに通じるのである。

だから観音経に「念彼観音力」とあるのだ。その大秘訣を最終話(第93話)で述べましょう」

と。

通常 観音さまの唱題は、南無観世音菩薩、南無広大霊感観世音大菩薩など。

私のところでは「南無大慈大悲観世音大菩薩」と「大」を三重ねする。

密教も含めた仏教信仰の中で、功徳のある語がいくつもある。その中で、ゾクチェンの

「金剛の歌」にすら明記されている語がある。それは「ブッダ(ブンダ)」である。

この場合は智慧の光を表す。実は「仏陀(ブッダ)」という語、その存在、その存在の状態、

これを知るだけで輪廻を免れる大功徳が生ずるのである。

ブッダは智慧の光、仏陀という存在(その筆頭がお釈迦さま)、その存在の状態とは

涅槃ニルヴァーナに入られたこと。すなわち一言で「ホトケ」である。解けているから

「ホトケ」だ。日本人ならこのくらいのことは誰でも知っていると思う。

実際アフリカの辺境で生まれたら仏陀という語を知ることはなかなかできない。

仏縁が生じることは難しいということになる。


「南無阿弥陀佛」の念仏功徳は、南無(オン)、阿弥陀の「阿」、「佛(ブッダ)」にある。

「佛」とあるのが最高の功徳を生む。

「念力」を強化するところの「念彼観音力」、この場合はどうだろう。

「南無観音佛」と唱え奉るか?  やはり南無観世音菩薩が相応している。ではどうしたら

「念彼観音力」に「佛」を統合することができるのか?


◎その心は「観世音 南無佛」である


こうすればいいのだ。

「観世音 南無佛」。そう!

「十句観音経」で既に実現していたのである。


南無観音佛ではなく「観世音 南無佛」。いわゆる延命十句観音経である。

この経典のことは【密教 延命十句観音経の大功徳】で充分に述べた。

「観世音 南無佛」というところに、念彼観音力の「念」の元になる「観音佛」が

おわすのである。観音菩薩と言うのと、観音佛というのは「念の発生」において、

天地雲泥の差がある。

十句観音経の冒頭に「観世音 南無佛」ときている、ここに大功徳の元があるのだ。



◎葉衣観音信仰を広めるのは人類への奉仕である


聖観音菩薩が総論、観音三十三身の一尊である葉衣観音菩薩は各論。

さらに言えば三十三観音の多羅観音は、多羅菩薩であり、二十一尊の変化身がある。

そのうちの一尊は葉衣観音である。すなわち多羅葉衣菩薩である。


いずれにしても伝染病疫病の結界・結護の第一は、葉衣観音、葉衣佛母である。

新型コロナとの人類の対峙はまだまだ続く。したがって我が奉仕も続くことになる。

これは新時代へ向かう人類への奉仕である。葉衣観音の信仰・功徳を広めるのは、

全人類へのご奉仕である、そう私は確信しています。


拙いブログの記事にお付き合いいただき感謝申し上げます。

では最後に皆様と共に葉衣観音菩薩を念じたいと思います。


【葉衣十句観音経】

葉衣観世音  南無佛

与佛有因  与佛有縁

佛法僧縁  常楽我浄

朝念観世音  暮念観世音

念念従心起  念念不離心


おん はらな しゃばり うんはった(八葉印)


おん だき うん じゃく(吒枳王真言・降三世印)


オン ピサチ パルナジャバリー サルワ ゾラ 


プラシャマナイェー ソワーハー(リンポチェ伝)


願わくば  この功徳をもって  普く一切に及ぼし 


我らと衆生と皆共に  仏道を成ぜんことを


合掌


川島徳慈 記


ーーーーーーーー


◎今後の遠隔祈願会の予定


詳細はコチラ→ http://shizenfukuchi.jugem.jp/?eid=1116

ーーーーーーーー


◎新型肺炎コロナに対応する対応の『観音功徳聚』

→   http://shizenfukuchi.jugem.jp/?day=20200410  (ここでご覧になれます)


※ 葉衣観音(葉衣仏母)のマントラ。延命十句観音経などの集成。


◉ 葉衣観音  オン ハラナ シャバリ ウン ハッタ (八葉印)

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当ブログ記事の無断転載引用を禁じます。

引用は自由ですが、引用する際は必ず著者の承諾を得ること。

これは同著者の過去のブログ記事一切(著者撮影の写真も含む)にも適用されます。

また、当ブログ以外の同著者のブログ記事も同様の扱いとなります。 

密教【葉衣観音菩薩の大功徳(92)】葉衣観音菩薩の大功徳を日本に!

  • 2020.09.29 Tuesday
  • 00:00

密教【葉衣観音菩薩の大功徳(92)】


葉衣観音菩薩の大功徳を日本に!



◎葉衣観音菩薩の大功徳を日本に!


葉衣観音菩薩のシリーズは明日が最終話となる。合計93話である。

密教伝来1200年以上の歴史の中で、葉衣観音、多羅観音(聖ターラ菩薩)の信仰は、

日本において熱烈に信仰されることはなかった。土着の信仰と融合する可能性もなかった。

根付くことは全くなかったのである。せいぜい三十三観音の一尊という程度の認識だ。


最近では、ターラ菩薩は随分と広まってきたと思うが、葉衣観音にいたっては信仰対象として

盛んに礼拝されたことはない。まだまだ全く知られていない状態だ。そういう尊格である。

私がコロナ感染蔓延の危機にあたり、これを強力に取り上げ、繰り返し記事に書き、

「遠隔 観音祈願会」をはじめたことで、ようやく日本での葉衣信仰の第一歩が踏み出せた

と思うのである。


近い未来で新たなるウイルスの発生があることは必定である。今後も社会はウイルス検査や

ワクチン接種が、国民としての「印し」の一つになってゆくと思う。

新型コロナ(567)をきっかけに、666(バーコード・ミロク)と合体して、真の弥勒(369)出現を

喚起する。その流れの中に葉衣観音菩薩の大功徳はあるのである。



◎56億7千万年後の弥勒の出現


弥勒佛とは慈氏と言い、弘法大師が憧れ希求した未来佛である。

釈迦如来の次に出現する仏陀が弥勒如来である。ミロクはマイトレーヤ、これはメシアの

ことである。救い主である。秘教では、再臨のキリストだとも言われる。


9月26日(土)の明け方に私は「天津神算木(あまつかなぎ)」に関する霊夢を鮮明に見た。

その中で「阿弥陀経真実解」という霊書が出てきた。この霊書は「天津金木」を世に出した

大石凝真素美翁が著したものであり、明治29年に著され、大石凝翁の「天地忻貫の極典

あめつちはえぬきのきょくてん)」(明治33年刊)に見られる大石凝言霊学用語が散見される。

そういう意味で大石凝翁の著作の原点・原型であるのだが、全集には出ていない書である。

大石凝翁は阿弥陀経について、「…殊にこの阿弥陀経は、釈迦一代の極意を極めたる、

この世をこのまま極楽にする方法を説きたる秘法なり。…」と云々。



さらに夢中で、「弥勒出現成就経」(略して「成就経」という)がすぐに脳裏にうかんだ。

これも大石凝真素美翁の著である。さらに異人たちと言霊学の詳細を語り、大本言霊学まで

話題が及んだ。

夢のストーリーでは、鮮明に" 56億7千万年 " という数字が出てきた。

その時に、ドラマ 半沢直樹2 に出演していた、IT企業スパイラルの社長役(瀬名洋介社長)の

歌舞伎役者さん、尾上松也氏が登場して、私の着ていたパーカーと間違えているとか

言ってきて、双方のパーカーを取り替えた瞬間に夢が途切れてしまった。……。


弥勒について…。釈迦牟尼佛の仏滅後に出現する次の仏陀は、

弥勒佛であり、56億7千万年後に出てくるのだと言われている。

そのように「仏説 弥勒菩薩下生経」という経典に記されている。56億7千万というのを

数字にすると5,670,000,000 である。コンマが3つ。7つのゼロを除けば、「567」だ。

567=コロナだ!


実は、日本の秘密神道系の教え(言霊学)では、567は「ミロク」と読むのだ!

7千万人。あるいは6億7千万。この数が、コロナに罹る人数なのではないか?

567は666(バーコード)と連動する。日本でもデジタル化が進む。その連動がさらに369

(ミロク)を出現させる。もしかすると究極まで発達したAIが近未来に登場して、社会を

コントロールする。まさかではあるが、そのAIのことを「369」というのではないか?


〔※ 弥勒佛の種字マンダラ(金泥) 江戸後期作 川島蔵 〕


◎弥勒菩薩を現身に顕す真言法


弥勒菩薩(弥勒佛)の真言法の秘伝の一つに、弥勒を現身に顕すものがある。

真言を唱えつつ、身の五処を加持する真言法である。


先般、葉衣観音護符の結護運動のお志を寄せてくださった方から随時、これをお贈りします。

至心に真言法をやれば、必ず弥勒の感応があります。


それでは聖観音菩薩、葉衣観音菩薩、天神地祇、天満宮、弥勒佛を念じましょう。


【葉衣十句観音経】

葉衣観世音  南無佛

与佛有因  与佛有縁

佛法僧縁  常楽我浄

朝念観世音  暮念観世音

念念従心起  念念不離心


オン ピサチ パルナジャバリー サルワ ゾラ プラシャマナイェー ソワーハー(リンポチェ伝)

おん はらな しゃばり うんはった(葉衣観音真言・八葉印)

おん だき うん じゃく(吒枳王真言・降三世印)

オン タレ トゥタレ トゥレ ソワーハー(聖ターラ)

オン マイタレイヤ ソワカ(弥勒菩薩)


川島徳慈 記す

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◎今後の遠隔祈願会の予定


詳細はコチラ→ http://shizenfukuchi.jugem.jp/?eid=1116


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◎新型肺炎コロナに対応する対応の『観音功徳聚』

→   http://shizenfukuchi.jugem.jp/?day=20200410  (ここでご覧になれます)


※ 葉衣観音(葉衣仏母)のマントラ。延命十句観音経などの集成。


◉ 葉衣観音  オン ハラナ シャバリ ウン ハッタ (八葉印)

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当ブログ記事の無断転載引用を禁じます。

引用は自由ですが、引用する際は必ず著者の承諾を得ること。

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密教【葉衣観音菩薩の大功徳(91)】今後の葉衣観音菩薩祈願会

  • 2020.09.28 Monday
  • 00:00

密教【葉衣観音菩薩の大功徳(91)】


今後の大司命節祭儀と葉衣観音菩薩祈願会



◎大司命節期間の「祭儀」と「遠隔 聖観音祈願会」


10月4日(日)「第12回 遠隔 観音祈願会」

10月8日(木) 大司命節祭 前夜祭午後8時〜

10月9日(金) 大司命節祭 開白祭午前零時〜

10月11日(日) 大司命節祭 祈念祭 午前9時〜11時、遠隔・観音祈願会 午前11時過ぎ〜正午

10月18日(日) 大司命節祭 祈念祭 午前9時〜11時、遠隔・観音祈願会 午前11時過ぎ〜正午

10月25日(日) 大司命節祭 祈念祭 午前9時〜11時、遠隔・観音祈願会 午前11時過ぎ〜正午

11月1日(日) 大司命節祭 祈念祭 午前9時〜11時、遠隔・観音祈願会 午前11時過ぎ〜正午

11月8日(日) 大司命節祭仝畫9時〜、午後11時〜(結願祭)、遠隔 観音午前11過ぎ〜正午

11月9日(月) 大司命節祭 感謝奉告祭 午前中


◎遠隔観音祈願会の次第(午前11時過ぎ〜正午)

三礼、懺悔文(三反)、三帰三竟、発菩提心真言(三反)、三摩耶戒真言(三反)
心経奉讃文(一反)、開経偈(一反)
南無大慈大悲観世音大菩薩(十反)
摩訶般若波羅蜜多心経(午前11時10分〜11時20分)※出来る限り読誦
延命十句観音経(11時20分〜11時25分)※出来る限り読誦
葉衣十句観音経(11時25分〜11時30分)※出来る限り読誦
天神経(三巻)(11時30分〜 )※三巻終わったら、観音六字咒を開始
観音六字咒ないし七字咒(  〜11時40分) オン マニペメ フーム ※繰り返し念誦
葉衣観音根本陀羅尼もしくは葉衣観音小咒(11時40分〜11時45分) ※繰り返し念誦
葉衣観音小咒(11時45分〜11時50分) オン ハラナ シャバリ ウンハッタ ※繰り返し念誦
葉衣佛母吒枳王真言(11時50分〜55分) オン ダキ ウン ジャク(フーン ザー) ※繰り返し念誦
縁起頌マントラないし法身偈(十反)(11時55分〜  )
光明真言(十反)
南無大慈大悲観世音大菩薩(十反)(正午過ぎ)
祈願文
神仏擁護(しんぶつようご) 功徳円満(くどくえんまん) 衆人愛敬(しゅうじんあいけい)
富貴自在(ふうきじざい)  当家招来(とうけしょうらい)  福徳無量(ふくとくむりょう)
諸願成就(しょがんじょうじゅ)  皆令満足(かいりょうまんぞく) (三唱)
廻向、三礼
已上(正午におわり)


◎大司命節祭儀の次第(午前9時〜11時)


二禮二拍
護身神法
アチメ印
天津祝詞(十遍)
天真地真自感霊辞(十分)
玄府奇祝言(十分)
玄法攘魔秘文(十遍)
大祓詞(天津祝詞太祝詞秘辞を入れる)(十遍〜一時間以上)
清祓秘詞(十分)

十言神咒(適宜)
産土神祝詞(適宜)
大司命祭文(十遍)
幽冥神語(十分)
天神地祇咒(十分)
祖霊祈念詞(適宜)
霊魂安定詞(適宜)
霊魂安鎮秘詞全伝(十遍)
道印印言(十遍)
得仙秘文(十分)
国家安泰祈念詞(十分)

大国主大神秘詞(適宜)
済世秘咒(十分)
二拍二禮

※大体 上記が基本です。
※各秘詞を繰り返し行う。

※短く行うときは回数時間を短縮するも可。
※適宜は一遍でもよい。

※幣による修祓、献饌など適宜入れるも可。

※最略は礼拝して大司命祭文だけでもよい。

※大祓詞を一時間以上やる場合は開始時間をずらして行なう。


◎天神地祇と佛菩薩に感げる


「天神地祇諸仙万霊」という尊秘の秘詞がある。

この秘詞に「祓い給え 清め給え」と付ければ、全ての神祗に通用する詞になる。

あるいは「憐れみ給い 恵み給え」と加句できる。

「守り賜い 幸い賜え」と増益の祈念もできる。


「諸仙万霊」に佛菩薩、あらゆる聖者が含まれている。

この秘詞で聖観音菩薩、葉衣観音菩薩のお祈りを為すことができる。

これ最高度の神仏一体の祈りである。

では、聖観音菩薩、葉衣観音菩薩、天神地祇、天満宮を念じましょう。


【葉衣十句観音経】

葉衣観世音  南無佛

与佛有因  与佛有縁

佛法僧縁  常楽我浄

朝念観世音  暮念観世音

念念従心起  念念不離心


オン ピサチ パルナジャバリー サルワ ゾラ プラシャマナイェー ソワーハー(リンポチェ伝)

おん はらな しゃばり うんはった(葉衣観音真言・八葉印)

おん だき うん じゃく(吒枳王真言・降三世印)

オン タレ トゥタレ トゥレ ソワーハー(聖ターラ)


川島徳慈 記す

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◎新型肺炎コロナに対応する対応の『観音功徳聚』

→   http://shizenfukuchi.jugem.jp/?day=20200410  (ここでご覧になれます)


※ 葉衣観音(葉衣仏母)のマントラ。延命十句観音経などの集成。


◉ 葉衣観音  オン ハラナ シャバリ ウン ハッタ (八葉印)

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当ブログ記事の無断転載引用を禁じます。

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ご報告 第11回 遠隔 観音祈願会に思ふ

  • 2020.09.27 Sunday
  • 13:00

ご報告


第11回 遠隔 観音祈願会に思ふ



◎心から御礼申し上げます


第11回の遠隔 観音祈願会は無事に行満しました。

遠隔で心を一つにしてご参加いただいた方々に、心から感謝申し上げます。

ありがとうございました。


一連の約3時間にわたる「遠隔 観音祈願会」は一応ひと区切りです。

これから大司命節の期間に入りますので、少し変わってきます。

もちろん「観音祈願会」は行いますが、時間が短くなります。

大司命節期間の「神拝」に時間を取るからです。後日 御次第はお知らせします。


◎懺悔という祈り


さて10月初旬から大司命節の秘期に入って参ります。

神仏の前にあって大切なのことは、懺悔です。司命神による「裁定」は確実にあります。

祈願の中で一番大切な眼目は「懺悔」です。


修行・修道の第一は、慚愧具足です。外に懺悔し、内に慚愧する。これを慚愧具足という。

外の恥、内に悔いる。それは己れの全てを認めるということです。幸い我々は犯罪に手を

染めるような生き方をしていません。生きるために悪事を働かねばならないような境遇に

生きていません。


◎ネパールにて〔貧窮の子供たちの話〕


昔わたしはネパールの宿で、全財産を奪われました。通称ドロボウ部屋に宿泊するハメに

なり、まんまと金品を奪われました。危うくパスポートまで取られるところでしたが、

慌てて逃げた犯人がパスポートだけは落としていたのが幸いでした。まあ、命だけは取られ

ずに済んだのでよかった。


結局、警察を呼んで警察署へゆき届出しましたが、その宿の子供たちが逮捕され連行され

ました。子供たちは出稼ぎに親元を離れて働いていたのです。警察が言うには、かの子供

たちを私が犯人でないというのなら釈放すると言うのです。これっておかしい話ですよね。

子供たちは釈放され、私を見る目はすさんでいました。私はその日の夜、パーティのプジャ

を盛大にやりました。お金は旅行会社の人に借りたので既にもっていました。


私はその子たちに鉛筆とノートをたくさん買ってきてプレゼントしました。

私は一人のラマ僧を連れてきて、観音さまのオンマニぺメフムのマントラを其処に居る

皆んなで歌うように唱えました。私は英語が得意ではなく、辞書引いて、わずかなコメント

を述べました。短い文なので憶えています。次のようなものでした。


「Thank you for coming to Puja today. Children here, you are a treasure. 

So study and become a good person. Be a person who can be given to others. 

It is my sin that not all people are in a position to study. But the Bodhisattva will definitely save you. 

Onmani Padmehum」

(今日はプジャに来てくれてありがとう。ここにいる子供たち、あなたたちは宝です。

だから勉強して、立派な人になってください。人に与えられるような人になってください。

すべての人々が勉強できる境遇にないのは、私の罪です。でも菩薩は必ず救ってくれます。

オンマニパドメフム)


そこの従業員はみんな泣いてました。

私たちは何の不自由もなく生きています。世界中の子供たち、弱い人々、弱い動物たち

すべてが安全に、安穏に、希望を持って暮らせているわけではない。幸せに見えるのは

一部の人だけです。分かち合わなければいけない。


私はこれを私の罪だと思う。胸が痛む。多くの犠牲が私の生活を支えている。

「懺悔」は、この娑婆世界の祈りの真ん中です。

一日中「懺悔文」でもよいくらいです。


特に佛僊の法では懺悔法が充実しています。懺悔文のような簡便な唱え言まである。

これは先人の遺してきた遺産です。


◎新型コロナの第二波から第三波へ


現在 新型コロナの第二波が下がり底の傾向がある。

東京・横浜の日々の感染者数が限りなくゼロに近いところまで下がれば、第三波もなだらかな

線を描くのであろうが、今が底でこれから上昇するようなことになると、この冬の感染拡大は

再び波が来るものと思われる。それがどの程度の波かは分からない。

さらに別のウイルスの発生だってありえる。


疫学の専門家はある程度予測はできているのではないかと思うのだが…。

新型コロナはすぐに終息するわけではないから、必ず秋から冬にかけて波が来る。

必然的に年の暮れ年明けは新型コロナ感染の注意期に訪れるのである。

今年はコロナ(567)にはじまりコロナに終わるということだと思う。


※ 昨日の早朝に弥勒佛(マイトレーヤ)に関する霊夢を見ました。

そのゆえに急告で弥勒真言を唱える指示を出しました。


◎まだまだ続く葉衣観音菩薩の祈り


新型コロナが終息していないということは、葉衣観音菩薩の祈りも続くということだ。

50回100回と続くのか、それは分からない。回数を重ねるという目標はないので。

葉衣観音さまの功徳が必要だという世の中でないほうがよい。


私は最高位のラマから偶然 葉衣観音の灌頂をいただき、伝授を受けたから、この功徳を

新型コロナを機にご紹介しなければいけない。そういう思いでやっています。この身が

不憫といえども、ラマの御心を皆さんに分けなければいけない。ひたすらそういう気持ち

です。では皆さん、健康に気をつけてお過ごしください。

合掌


川島徳慈 記す

密教【葉衣観音菩薩の大功徳(90)】本日第11回 「遠隔 観音祈願会」

  • 2020.09.27 Sunday
  • 00:00

密教【葉衣観音菩薩の大功徳(90)】


本日 第11回「遠隔 観音祈願会」



◎「念」は脳から発する


「念」は脳から発する。「念」が発生する時には、脳の熱量が増して、或る種の振動を発信

するという。現代では脳波の測定ということも行われα波だとかシータ波の状態になっている

などという。医学的・生理学的な側面から脳内の特異・特殊な働きを分析し証明することで、

例えば瞑想などの精神修養の根拠を求めようとするわけである。これは如何にも現代的で、

説得力があるし、知識溢れる世にあって受け入れられる素地であることは事実だと思う。


しかし「念」は脳の視床下部や松果体から発するとか、そこはインドではチャクラと言い、

アジナーチャクラと名付けられ、医学的な部位としては脳下垂体という、このようなことを

並べ立てても実際の体験とは程遠い。科学というものは説得力があり、如何にも絶対的と

思うが、科学は側面しか捉えることはできない。分析することと体得は全く違うものである。


「念」のエネルギーの根源は心臓にあり、脳は発信場所であり、方向性を決める処である。

つまり車で言えば、ハンドルであり、アクセルであり、ブレーキが脳にあるという事である。



◎「念」の発生源はフリダヤ(心臓)にあり


「念」のエネルギー発生源は心臓(フリダヤ)であるから、心臓から直接的に光線(霊波)を

出だすこともできる。霊光と言って良いかもしれない。その具体例として「シトー」という

儀式の法がある。シ・トは、寂静尊と憤怒尊のことだ。寂静尊は心臓部に宿り、憤怒尊は

脳に宿る。人が亡くなると此の儀式をやる。


ヒトは死んで霊・肉が分離する、この時に人は「意生身」という意識からなる「中有身

(ちゅううしん)」をもつ。この存在は通常30日〜50日位、この世のハザマに存在する。

中有霊視にできる人ならこの姿を見ることもあるだろう。ここで冥土にゆき、死を自覚して

行くべき処に往けばいいのだが、逃げ出したり、怨霊になるのがいる。これが地縛霊の

存在である。「シトーの霊法」は、心臓部から霊光(光線)を発して、中有身の依り代を

浄化する。凡夫の場合、初めの21日間は毎日やる事が望ましい。


心臓部には「裸の仏陀」が宿っている。法身クントゥ・サンポ(法身普賢王如来)である。

さらに報身金剛薩埵。五仏(四佛)。ここから五色の光を発する。当体の霊(中有身)に溶け

こませてゆく。数回(数日間)行なうと、その人のことを知らなくてもどの方向か分かるので

その霊界に向けての御加護を請い祈念する。


この「シトー」の場合は、覚りということで「念」そのものではない。

「念」の発生源としてのエネルギーは「オージャス」である。オージャスが脳に送られる、

それは神秘的な智力をもたらすが、同時に「念」に変換される。


具体的な経路を説明できるが、紙上で書いても意味がないので書くことはしないが、

各人持っている知識で考えれば想像はできると思う。



◎大慈悲心は心臓(フリダヤ肉団心)に宿る


菩提心は心臓部にある。密教では心臓のことを「肉団心(にくだんしん)」という。

大神人の松下松蔵先聖は、心臓部の四室に、父母の徳が宿っている旨を述べておられる。

父母の血が結晶化し生命が誕生する起点が心臓部だ。ヒトは心臓から形成されてゆく。

細胞のはじまりがここにある。


臍が母胎と繋がって栄養を与えられ、系統発生(赤ん坊)は成長する。

生命の発生は心臓部にあり、個体の成長の基礎は母胎と連結したお臍にある。

チベット密教の「長寿の修行」では、この二部位を強化する。これは当然のことなのだ。

だがこんな理屈が分かっても、修行を為し、少しでもお力をいただく事は全く違う次元

なのである。


ズバリ!「オージャス」を増殖することは、大慈悲心を廻らせることに通じる。

逆に「大慈悲心」を廻らせることは、オージャスを増殖することに通じるのである。

「念」の発生にも関係してくる。



◎本気で聖観音・葉衣観音を念ず!


大慈悲心を廻らせる。この意味は分かると思うが、ではどのような方法があるのか?

私は師匠のお一人のラマに上記のことをお聞きした。すべて肯定されていた。これらは

秘密の教えであって、どうして日本人の一青年が(今はおじいさん手前)そんな事を知って

いるのかと驚いていました。


その上でさらに端的に加持力をいただける便法はチベット密教にはないのかとお聞きした。

当然、ラマは「三宝に帰依すること、三宝の功徳を一身に集めたラマに祈ることだ」と

言いました。


その具現は何ですか?としつこく聞くと、阿弥陀佛・観音菩薩・グルリンポチェだと。

その三尊の一はと聞くと、イダムだと。すべての生類のイダムはと聞くと…。

「チェンレーシーだ」と!


チェンレーシーとは聖観音菩薩のことである。

つまり観音菩薩を強く思うことは大慈悲心を廻らし、オージャスを増殖させ、

「念力」を強化することに通じるのである。だから観音経に「念彼観音力」とあるのだ。

その大秘訣を最終話(第93話)で述べましょう。


◎急告!弥勒真言を唱えるべし!


急告です。本日の「遠隔 観音祈願会」では、弥勒佛のマントラを唱えてください。

ゆえあってミロクの真言をお唱えする。

真言は、オン マイタレイヤ ソワカ です。

入れる箇所は任意。


さあ本日の「遠隔 観音祈願会」に臨みましょう。

聖観音菩薩、葉衣観音菩薩、天神地祇、天満宮を念じましょう。


【葉衣十句観音経】

葉衣観世音  南無佛

与佛有因  与佛有縁

佛法僧縁  常楽我浄

朝念観世音  暮念観世音

念念従心起  念念不離心


オン ピサチ パルナジャバリー サルワ ゾラ プラシャマナイェー ソワーハー(リンポチェ伝)

おん はらな しゃばり うんはった(葉衣観音真言・八葉印)

おん だき うん じゃく(吒枳王真言・降三世印)

オン タレ トゥタレ トゥレ ソワーハー(聖ターラ)


川島徳慈 記す

ーーーーーーーー


◎第11回 「遠隔 観音祈願会」


本日 9月27日(日)午前9時より


詳細はコチラ→ http://shizenfukuchi.jugem.jp/?eid=1109


ーーーーーーーー


◎新型肺炎コロナに対応する対応の『観音功徳聚』

→   http://shizenfukuchi.jugem.jp/?day=20200410  (ここでご覧になれます)


※ 葉衣観音(葉衣仏母)のマントラ。延命十句観音経などの集成。


◉ 葉衣観音  オン ハラナ シャバリ ウン ハッタ (八葉印)

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当ブログ記事の無断転載引用を禁じます。

引用は自由ですが、引用する際は必ず著者の承諾を得ること。

これは同著者の過去のブログ記事一切(著者撮影の写真も含む)にも適用されます。

また、当ブログ以外の同著者のブログ記事も同様の扱いとなります。 

密教【葉衣観音菩薩の大功徳(89)】見解への敬意

  • 2020.09.26 Saturday
  • 00:00

密教【葉衣観音菩薩の大功徳(89)】見解への敬意


明日 第11回 「遠隔観音祈願会」



◎「見解」への敬意


佛道・佛仙の修行は、三つの原理が修行法の要諦である。

❶帰依・発菩提心

❷本行・禅定(冥想)

❸廻向


封印を解き、内容を実践し、すべての功徳を生きとし生ける者たちに廻向し封印する。

簡単に言えばこういうこと。

本当の帰依とは、摩訶般若(涅槃ニルヴァーナ)への帰依である。

自分の中に仏陀(覚者)の本質が同じようにあると自覚する。これを「合掌観音」といい、

真実の帰依である。


ゾクパ・チェンポでは「見解への敬意」という。見解(見性)を自らの裡に発見し、

完全に一つに成ってゆく。この境地は❶❷❸が常に一つに成っている境地で、覚者の境地

とはそういうものである。これは本人が言わない限り外部からは全く分からない。



◎観音信仰の可能性


観音菩薩の信仰は、日本国中の大小神祗、諸天善神に感応できるものであり、

新生日本の支えとしての可能性を秘めていると思う。産土神にも通じ、佛仙にも通じる。

すでに如来の格を持ちながら大菩薩なのである。衆生とともにあるのだ。


神ならう道(神遷道)において、先の❶❷❸を考察すると❶❷は明確だが、❸の廻向の秘文が

見当たらない。廻向という概念がない。明治以前の江戸時代は、神仏は一体であった。

権現様は当たり前で、神社の境内にお寺も共存していた。力を合わせて護っていたのである。

それが明治政府の神仏分離令で壊されてしまった。


神の威力でないと国を守ることが難しくなったとも言える。

それだけ外国の干渉は厳しかったので、日本の霊性を全面に出す必要があった。これは

仕方のないことだったと思う。


神道に佛仙の教えが付随していれば、廻向もあるので問題ないが、いまの神道には

廻向が無い。廻向がなければ大慈悲の具現たる観音信仰もない。



◎正神界からの直授「済世秘咒」


これは清浄利仙全君という高位の神が、人間界に教えてくださった秘咒である。

この秘咒は、清玉異人が現界にもたらしたのである。

二十五文字からなり、この秘文こそ廻向に相当する。短くとも正神界から直授の金文だ。

人間界の凡夫ごときが屁理屈を並べても、この一咒の威徳には及ばない。


この金文の「生類無難」この一句こそが廻向そのもの。衆生への神のおぼしめしである。

この秘咒を得た時の喜び、これはひとかたならぬものがあった。神の廻向文を得た、

これで神ならう道を貫くことができるという思いである。


この秘咒を知る人は、是非ともそういうおつもりで修唱して頂きたいと思う。

聖観音菩薩に成り、葉衣観音に変化(へんげ)して、神・佛の大功徳を衆生に廻らす。

明日は「第11回 遠隔 観音祈願会」です。

聖観音菩薩、葉衣観音菩薩、天神地祇、天満宮を念じましょう。


【葉衣十句観音経】

葉衣観世音  南無佛

与佛有因  与佛有縁

佛法僧縁  常楽我浄

朝念観世音  暮念観世音

念念従心起  念念不離心


オン ピサチ パルナジャバリー サルワ ゾラ プラシャマナイェー ソワーハー(リンポチェ伝)

おん はらな しゃばり うんはった(葉衣観音真言・八葉印)

おん だき うん じゃく(吒枳王真言・降三世印)

オン タレ トゥタレ トゥレ ソワーハー(聖ターラ)


川島徳慈 記す

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◎第11回 「遠隔 観音祈願会」


明日 9月27日(日)午前9時より


詳細はコチラ→ http://shizenfukuchi.jugem.jp/?eid=1109


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◎新型肺炎コロナに対応する対応の『観音功徳聚』

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※ 葉衣観音(葉衣仏母)のマントラ。延命十句観音経などの集成。


◉ 葉衣観音  オン ハラナ シャバリ ウン ハッタ (八葉印)

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密教【葉衣観音菩薩の大功徳(88)】冥想の核心部についての教え

  • 2020.09.25 Friday
  • 00:00

密教【葉衣観音菩薩の大功徳(88)】


冥想の核心部についての教え



◎霊的な進化を遂げる冥想


冥想と言ってもいろいろな方法があり、技法もある。わたしがここでいう冥想は、人を

覚りに至らしめる冥想、霊性を開顕して進化する冥想、輪廻の流転から免れてゆく冥想の

ことである。


日本の神道にも冥想はある。「見立て」「ながめ」というのがそれである。

キリスト教にも「霊操」「黙想」がある。仏教は当然のことながら冥想あるが各派によって

違う方法が用意されている。


❶呼吸

❷対象

❸声・音

などを使う冥想がだいたい用意されている。


神道ならば神に祈りを捧げる。勧請(降神)するところから始まり、奉献(供養)し、乞い祈み

奉り、帰還(昇神)していただく。乞い祈み奉り(こいのみまつり)更に、自己の霊魂と同化する。

こうなると鎮魂法、帰神法(神懸り)以上のもので、現神法、成神法というべきものになる。


密教の即身成仏の法もこれと同じ原理だが、肝心なことは、神なり仏菩薩なり、その存在を

はっきりと感じることができているかということだ。これができなければ、帰神法どころか、

乞い祈み奉ることすらできない。居るか居ないのかも分からないで、どうして感応道交が

得られるのであろうか?

あなたはそう思わないか?



◎存在を感じる


チベット密教の偉大なラマにドゥンジョン・リンポチェという方がいる。

チベット動乱後、ダライ・ラマ法王の亡命政府がインドのダラムサラにおかれ、

チベット仏教各派の代表が決まって行った。カギュ派ならカルマパというように。

ニンマ派は古派で伝統も古い。この中で文句なしにニンマ総帥と決まったのが、

ドゥンジョン・リンポチェである。


この偉大なラマが次のような言葉を遺している。

「…初めのうちは視覚化できなくてもかまわない、

大切なのは、心のなかのその存在を感じること、

そして、その存在が全ての覚者(ブッダ)たちの加持を、

慈悲を、力を、智慧を具現していると知ることだ。」


仏菩薩部と神祗部の普門は、

観音菩薩を感じること、産土神(うぶすな)を感じることだと思う。

感じる前に、先ず崇敬礼拝することである。そうやって存在を感じてゆく。

頭でっかちの信仰や修道では、成道はなり得ないのである。



◎内外の浄め


内清浄と外清浄。

全ては「心の本性」の顕われ(顕現)であるから、浄・不浄は越えている。

縁起あるのみである。だから究極的には、そういうものは超越しているのだが、

冥想の真髄をつかむためには、内外の浄化が必要なのであると。これは方便である。

はじめから条件が調っている人は必要がない。


しかしお釈迦様は「六年麻麦の行」をやり、キリストは何十日もの断食をやった。

真如を得る、神と一つである自覚を得るために、清浄になるための「浄化の行」を

行なった。我々は当然、通過すべき道であろうと思う。



◎内清浄としての「食」


食と眠り。これが人間存在にはつきまとう。これを修行に切り替える。

「食」そのものを修行にしてしまう。「睡眠・夢」を修行にする。


内清浄の筆頭は、食である。これには二つの柱がある。

❶断食・絶食・少食

❷植物性を摂り、動物性は摂らない


玄米・菜食を基本にして「食」を確率する。

葉っぱ根菜類を摂ることは、七魄を去ることの土台になる。


転じてお茶などにも吉。

お茶を入れる時に、茶っ葉を葉衣観音咒で加持する。そして湯呑みにそそぐ。

次に天満宮の災難除けを行なう。次の咒を唱える。

「朝茶飲む  人に禍事  あるならば  北野の神と  世に言われまじ」


聖観音、葉衣観音は「食の修行」にも深い関連がある。

聖観音菩薩、葉衣観音菩薩、天神地祇、天満宮を念じましょう。


【葉衣十句観音経】

葉衣観世音  南無佛

与佛有因  与佛有縁

佛法僧縁  常楽我浄

朝念観世音  暮念観世音

念念従心起  念念不離心


オン ピサチ パルナジャバリー サルワ ゾラ プラシャマナイェー ソワーハー(リンポチェ伝)

おん はらな しゃばり うんはった(葉衣観音真言・八葉印)

おん だき うん じゃく(吒枳王真言・降三世印)

オン タレ トゥタレ トゥレ ソワーハー(聖ターラ)


川島徳慈 記す

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◎第11回 「遠隔 観音祈願会」


令和2年9月27日(日)午前9時より


詳細はコチラ→ http://shizenfukuchi.jugem.jp/?eid=1109


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◎新型肺炎コロナに対応する対応の『観音功徳聚』

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※ 葉衣観音(葉衣仏母)のマントラ。延命十句観音経などの集成。


◉ 葉衣観音  オン ハラナ シャバリ ウン ハッタ (八葉印)

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当ブログ記事の無断転載引用を禁じます。

引用は自由ですが、引用する際は必ず著者の承諾を得ること。

これは同著者の過去のブログ記事一切(著者撮影の写真も含む)にも適用されます。

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密教【葉衣観音菩薩の大功徳(87)】第11回 遠隔 観音祈願会 実施!

  • 2020.09.24 Thursday
  • 00:00

密教【葉衣観音菩薩の大功徳(87)】お知らせ

第11回 遠隔 観音祈願会 実施!



◎「タマ」を振るべし

念力疏通「遠隔 観音祈願会」も回を重ねて第11回となります。
いつも述べていることなのですが、観音祈願の要諦は、総論が「聖観音菩薩」、
各論が「葉衣観音菩薩」です。
「聖観世音菩薩」への祈り、聖観音様の大慈悲を学ぶこと、先ずこれが一番です。
聖観音を強く念ずる。自らが聖観音菩薩に成る。そういうつもりで祈る。
聖観音菩薩の大慈悲は大空、宇宙に遍満しています。
聖なる菩薩と感応道交する。そして次に葉衣観音に変化する。

神様のことを一柱という言い方をします。柱とは物質的には脊柱です。
この柱には幽的なエネルギー通路が重なるように存在しています。

ヨガでいうスシュムナー管です。チベットではこの脈管をウマというのです。

頭で霊的なエネルギーをキャッチします。次に胸腺の胸部のチャクラを経由して、
腹部(丹田下)に。霊息を押し下げ中央脈管に神氣を満たす。これが一柱である。
おさめは心臓の聖座であり、これを脳に送ると霊性が発現し、眉間から外部に放射
する事になる。柱に神氣・聖氣・般若を充たす。


念力疎通の「念」は「思念・念い(おもい)」ということ。これは願望成就の「鋳型」を形成

します。もう一つの「念」があります。「念」には二種類あるのです。

「念料・燃料」です。燃やす成分と冷やす成分、風の成分、土の成分。

特に土の中の鉱物、金属成分ですね。これが念料の「念」です。これを溶かして鋳型に

流し込む。熱量と資材が必要なのです。


これを増殖させるのは、「フル」ということ。「ハル」ということです。

一度凝縮すると、膨張する力が出てくる。大きなジャンプをするには、体の沈み込みが

なければならない。凝縮し、フル・ハルということ。金氣を増殖させて鋳型に流し込む。

神様でいうと金山彦神であり金山姫神である。

観音様だと、金剛忿怒仏母(金色)である。


これも「観音菩薩の祈願会」の眼目です。

整体法における「脊髄行氣法」(背骨の呼吸法)というものは単純ですが、ねらいとしては
同じものです。呵々



◎日時: 令和2年9月27日(日)午前9時〜正午過ぎに実施!

場所: 各自ご自宅など随意

内容:第11回『遠隔 葉衣観音祈願会』

◉〔神祗拝 略次第〕※午前9時前に任意で行なう(神拝は ご随意です)。
二拝二柏手、天津祝詞(大祓詞、天津祝詞太祝詞秘辞は任意)
十言神咒(アマテラスオホミカミ)、幽冥神語、天神地祇秘咒、得僊秘文(福壽海無量の神語)
二拝二柏手

◉葉衣観音「内なる火の行法」「葉衣観音 辟除結界念誦法」を 午前9時前に、
前行として行ない遠隔祈願会に臨む。

☆ できる人は「九つの浄化の呼吸法」を行なう。わからない人は数回、濁気を吐く。
整体の邪気吐出法でよい。

☆ 端座して、鼻から息を吸い込みながら、火を吸い込むと観じる。
その火を下丹田(臍下丹田)に送って着火すると観じる。(瞬時、保息す)
息を吐きながら、下丹田から火を吹き出すと観じる。
これを繰り返すことで、経絡(全身)が開通してゆくとされている。

☆ 身体の下部・基底部に「火」を点けるわけであるが、この観想を遠隔祈願会の最中に
続ける。ずっと想っている必要はなく、火が付いていると思うだけでよい。
祈願会が終わったら、火をおさめて、極々小さくして臍下丹田に収納しておく。

☆併せて「葉衣観音 辟除結界念誦法」も先に行っておく。
普通の合掌でも良いが、八葉印で行なう。
(※八葉印は蓮華を意味しているが、これは家を守る垣根・壁柵と見ることもできる。)
自分の法座(仏間)でもよいが、見晴らしのよい外でもよい。観想(イメージ)の中で行なう
ことでもよいが、見通せる場があれば一番。だが他に人には見られない環境がよい。
帰依・発菩提心。葉衣観音の辟除・結界法であるから、先ず観音菩薩を強く念じる。
いつも言うが総論は、観音菩薩。その後 各論で、葉衣観音の念誦に入ってゆく。
できれば大咒(葉衣観自在菩薩根本陀羅尼)を修唱するのがいい。小咒の心真言でもよい。
マントラの効果を出すための秘伝をお教えしよう。
とにかく、根本は動機。帰依と菩提心である。これが全てと言っても過言ではない。
マントラは、一息で三遍以上唱えるのが、悉地の秘訣(コツ)である。(大咒は一息では無理)

葉衣マントラを唱えつつ、ムドラー(印契)を胸の前で反時計廻りで回転させる。
心の中のイメージで、辟除を念じながら、反時計廻りで、マントラを巡らせる。
辟除したい地域に巡らすのである。この時に、風に乗せてマントラを行きわたらせる
ことができれば上等である。辟除というのは、お祓いと思えばよい。邪魔を排するのである。
結界は、守護、柵を張り巡らす法である。
今度は、ムドラーを時計廻りで回転させつつ、 葉衣マントラを唱える。
これは結界である。これもイメージで行なう。マントラを風に乗せてできれば
上々だ。結界は、守護、柵を張り巡らす法である。
意楽に従い、家屋や敷地でもよいし、個人もこれで行なう。マントラを鎖のように
張り巡らすイメージである。だが、遠隔観音祈願会の際は、市内・国内を結護するような
巡らせ方をイメージすること。皆んなでイメージを「結び」ましょう。

◉【遠隔 観音祈願会の次第】午前9時〜

三礼、懺悔文(三反)、三帰三竟、発菩提心真言(三反)、三摩耶戒真言(三反)
心経奉讃文(一反)、開経偈(一反)
南無大慈大悲観世音大菩薩(十反)
摩訶般若波羅蜜多心経(午前9時過ぎ〜10時40分)※出来る限り読誦
延命十句観音経(10時40分〜10時55分)※出来る限り読誦
葉衣十句観音経(10時55分〜11時15分)※出来る限り読誦
天神経(三巻)(11時15分〜 )※三巻終わったら、観音六字咒を開始
観音六字咒ないし七字咒(  〜11時30分) オン マニペメ フーム ※繰り返し念誦
葉衣観音根本陀羅尼もしくは葉衣観音小咒(11時30分〜11時40分) ※繰り返し念誦
葉衣観音小咒(11時40分〜11時50分) オン ハラナ シャバリ ウンハッタ ※繰り返し念誦
葉衣佛母吒枳王真言(11時50分〜正午) オン ダキ ウン ジャク(フーン ザー) ※繰り返し念誦
縁起頌マントラないし法身偈(十反)
光明真言(十反)
南無大慈大悲観世音大菩薩(十反)(正午過ぎ)
祈願文
神仏擁護(しんぶつようご) 功徳円満(くどくえんまん) 衆人愛敬(しゅうじんあいけい)
富貴自在(ふうきじざい)  当家招来(とうけしょうらい)  福徳無量(ふくとくむりょう)
諸願成就(しょがんじょうじゅ)  皆令満足(かいりょうまんぞく) (三唱)
廻向、三礼
已上


◉〔その他〕

ヾ兩げ司郢А岼貔敞感戝ζ饌膸成就符」を奉って行なう。
御自分の祈願は各々念願すればよい。
6δ未竜Т蠅箸靴董⊃祁織灰蹈粉鏡の縁起がよき方向に行くように祈願する。
い申し込みは必要ございませんが、当方に参加の意向を表してくださるのは歓迎です。
( kawashima.seitai@gmail.com まで)
ァ崚型牲弌廾豐は、既にブログにて公開しています。
http://shizenfukuchi.jugem.jp/?day=20200512 
(【延命十句観音経の大功徳(67)】2020年5月12日の記事に掲載。)
Α嵜雪拝」は随意です。やりたい方は行なってください。
読誦・念誦は大きな声を出さなくてもよい。適宜お唱えください。
┐桓分の環境の応じて障碍が生じないように行なってください。
無理せずにリラックスして行なってください。
廻向の前に「祈願文(三唱)」が新たに入っています。
「内なる火の行法」を行ってから臨むこと。

【葉衣十句観音経】
葉衣観世音  南無佛
与佛有因  与佛有縁
佛法僧縁  常楽我浄
朝念観世音  暮念観世音
念念従心起  念念不離心

心経奉讃文(しんぎょうほうさんもん)
抑も般若心経と申す御経は、文字の数僅か二百六十余文字なれど、釈迦御一代の経
即ち天台経 毘盧遮那経 阿含経 華厳経 方等 般若 法華経等一切七千余巻より撰び
出されたる御経なれば、神前にては宝の御経、仏前にては花の御経、況して家の為、
人の為には祈祷の御経なれば、声高々と読み上ぐれば、上は梵天帝釈四大天王、
日本国中大小神祇、諸天善神諸大眷属に至る迄、哀愍納受して我らの所願を成就せしめ
給う。謹んで読誦し奉る。
ーーーーーーーー

では、聖観音菩薩、葉衣観音菩薩、天神地祇、天満宮を念じましょう。

【葉衣十句観音経】
葉衣観世音  南無佛
与佛有因  与佛有縁
佛法僧縁  常楽我浄
朝念観世音  暮念観世音
念念従心起  念念不離心

オン ピサチ パルナジャバリー サルワ ゾラ プラシャマナイェー ソワーハー(リンポチェ伝)
おん はらな しゃばり うんはった(葉衣観音真言・八葉印)
おん だき うん じゃく(吒枳王真言・降三世印)
オン タレ トゥタレ トゥレ ソワーハー(聖ターラ)

川島徳慈 記す
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◎第11回 「遠隔 観音祈願会」

令和2年9月27日(日)午前9時より


◎新型肺炎コロナに対応する対応の『観音功徳聚』

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※ 葉衣観音(葉衣仏母)のマントラ。延命十句観音経などの集成。

◉ 葉衣観音  オン ハラナ シャバリ ウン ハッタ (八葉印)
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密教【葉衣観音菩薩の大功徳(86)】宝篋印大塔と青塔婆の霊夢

  • 2020.09.23 Wednesday
  • 00:00

密教【葉衣観音菩薩の大功徳(86)】


宝篋印大塔と青塔婆の霊夢



◎宝篋印塔の大塔の霊夢


9月17日(木)の早朝幾つかの夢を鮮明に見た。或る寺院に参詣する内容です。

この寺院には度々(夢の中で)通っている所で、巨大な宝篋印塔がある霊夢であった。

その大きさは高さが10mぐらいはある大塔で、ほとんど青銅で出来ており、下の方が

土に埋もれている様であった。装飾も巧みで類例がない。


その寺院は仏教寺院ではあるが、道教の色もあり、神道の色もある特殊な寺院であった。

私は宝篋印塔陀羅尼を修唱し、これは観音菩薩に関連のある宝篋印塔だという事が分かって

きた。この大塔にはお守りの任にあたっている権威ある翁が何人かいるのです。

此処で、祖霊(先祖)の供養法を授かりました。それは「青塔婆の法」というものでした。



◎青塔婆による祖霊供


「青塔婆」とは「あおとうば」と訓む。

紙の塔婆で、色は青色である。この青色は、薬師瑠璃光如来の色、法身普賢王如来、

阿閦如来、青色の金剛薩埵などに通じる色彩である。


世に「青塔婆」というものを聞いたことがない。

青色は「空(くう)」を表す色彩なので、御供養していると全てが青空の空間に溶けこんで

消えてゆくような感覚になる。実に妙である。


お塔婆というのは、お墓などにある、あの板塔婆が一般的なものであるが、元はストゥーパ

であり、仏舎利塔が源流である。それがやがて五輪の塔になり、宝篋印塔になり、五輪の

五大(空・風・火・水・地)の形状が、お塔婆と成っていった。ですから墓所に五輪の塔を

建立することは、とても縁起が良いことなのです。よいご供養になる。宝篋印塔のご供養

も同等である。


今回のお彼岸では、幾人かの方からお御霊の御供養の依頼を受けているので、

「青塔婆の祖霊供」を19日から続けている。第10回遠隔観音祈願会では、祈願会に

参加している皆様のご先祖様にも「青塔婆」で功徳廻向させて頂きました。


〔 ※お彼岸の為に設えた祭壇〕


「青塔婆」は木製の紙塔婆ではなく、紙製である。今は和紙を染めなくても青色の厚紙は

いくらでもある。紙というのは、火水(神)にも通じているのだか、紙の原材料は木である。

そういう意味で、葉衣観音菩薩も関連がある。木や紙の関係は、葉衣観音菩薩を念ずると

吉なのである。では聖観音菩薩、葉衣観音菩薩、天神地祇、天満宮を念じましょう。


【葉衣十句観音経】

葉衣観世音  南無佛

与佛有因  与佛有縁

佛法僧縁  常楽我浄

朝念観世音  暮念観世音

念念従心起  念念不離心


オン ピサチ パルナジャバリー サルワ ゾラ プラシャマナイェー ソワーハー(リンポチェ伝)

おん はらな しゃばり うんはった(葉衣観音真言・八葉印)

おん だき うん じゃく(吒枳王真言・降三世印)

オン タレ トゥタレ トゥレ ソワーハー(聖ターラ)


川島徳慈 記す

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◎第11回 「遠隔 観音祈願会」


令和2年9月27日(日)午前9時より


詳細はコチラ→ http://shizenfukuchi.jugem.jp/?eid=1104
(※9月20日のお知らせです。ご参考まで。)

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◎新型肺炎コロナに対応する対応の『観音功徳聚』

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※ 葉衣観音(葉衣仏母)のマントラ。延命十句観音経などの集成。


◉ 葉衣観音  オン ハラナ シャバリ ウン ハッタ (八葉印)

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密教【葉衣観音菩薩の大功徳(85)】腹を調える手技の方法

  • 2020.09.22 Tuesday
  • 00:00

密教【葉衣観音菩薩の大功徳(85)】今日は彼岸の中日である


腹を調える手技の方法



◎今日は彼岸の中日である


令和2年9月22日(火)の今日はお彼岸のお中日である。 

真東から日が昇り、真西に陽がしずむ。吉祥の日である。

太眞東王父 大國主大神、太眞西王母 須勢理姫大神。産土神を御司掌されている、

総産土大神というべき神である。


仏教的に言えば、西方極楽浄土の阿弥陀佛を念ずるということになる。

あるいは聖都エルサレムを拝禮することに通じる。だが、一番の幽的玄義は、

東王父・西王母に通じるということにあるのだ。

太陽神界の功徳が現界にもたらされる、春秋年二回の好機だということである。


◎太陽神界へ懇祷ることでもある


太陽神界の功徳(いさおし)。これは地上界では計り知れない功徳を持つ。

人類で太陽神界に入る人はほとんどいない。1億人に一人いるか居ないかという程の

確率だと思う。


お彼岸のお中日は、太陽神界への懇祷がよく届く。神のお名前に「彦」「日子」「姫」

「日女(ヒメ)」とある。これは太陽神界の系統だとの表示である。

太陽系はすべて自在である。まあ銀河への足がかりでもある。



◎人体の中府は腹にあり(腹を調える手技)


人体の中府(なかぎも)は腹にあり。それは臍の位置であり、実体の位置は身内の丹田の

位置にある。

会陰、命門、臍の三点を繋いで、その中心点をとる。そこが中府である。あとは前から見て

正中がそろっていること。ここに針の一点程の凝縮点が定まっていれば、霊魂・肉体も

安定している。


野中豪策先聖の野中操法(野中活点操法)は、治療術の達人 野中豪策師が創案した手技で

あの野口晴哉師をして「100年に一人の天才」と言わしめた。野中操法の使い方の一つに

上丹田、中丹田、下丹田を調えるというものがある。上丹田は虚、中丹田は沖、下丹田は実

こういう状態に成っているのが安定だが、実はこれが行動によって変化する。変化できる

のが最高の状態なのである。固定的に虚・沖・実というのは不可ず。通常の状態が、是く

あるのが良い。



野中操法の「健康線」調えると、腹部の上中下の丹田が調うのである。

この野中操法は「生命線療法」「健康線療法」「健康腺療法」「野中操法(特殊操法)」という

呼称がある。腹を第一に考えており、野中豪策師は「人間は玉でごわす」と九州弁で言われて

いたそうである。佐賀鍋島藩の剣士が野中先生の師匠の藤田先生で、この方は「アソカ療法」

というものをやっていた。この先生も達人ではあったが、どうにもならないクライアントも

いたそうで、この人たちを工夫によって治したのが野中先生である。

太田普斎著「按腹図解」の絵図を見たときに閃いたという。確かにそれを推すことのできる

図は存在する。「アソカ療法」は腹部の正中を治療点として、腹部押圧を行うが、アソカは

アショカ(無憂)の訛伝で、無憂扇のことである。即ち「枇杷葉」である。


葉っぱの佛菩薩は、我が葉衣観音菩薩だ。このことも葉衣尊に懇祷して一つの答えを

得ている。藤田先生のやられたアソカ療法のさらに根源はすでに解明されているのだ。



さて、ここで経絡指圧の増永静人先生の「治療百話」から腹部治療についての部分を引用

したいと思う。以下に記す。

「最近、私を指圧に導いた母が、しみじみ語ったことがある。

『私は長い間指圧をやってきて、その間いろんな治療法の講習も受けたから、一応患者さん

が納得できる理論を説明することはできる。しかし、お前の言うような経絡や証といった

難しい学問的な理論はわからないし、お前のように腹部に触れただけで、虫垂炎らしい、

この辺に潰瘍があるとか、脊柱の何番あたりが歪んでいる、というような診断はできない。

ただ病人のコリをみつけてこてをほぐし、特に腹部のシコリをゆるめてゆけば、病人が

ラクになるし、それで病気も治り、医者の見放した難病もよくなってくれる。腹部のシコリ

は本人も気付かないことが多く、そんな痛い所があったのですかと感心するが、これが病気

の原因だからと、手をユルメずジッとおさえていると、痛みがうすれ、弾力の出てくるのが

よくわかる。それで病気が目に見えてよくなってゆくものだから、つい時間を忘れて腹部治療

をしてきたが、理屈なしに私はこの腹部指圧をするのが楽しみだった』

と言い、営業をやめた現在でも、私に『お腹だけでもみてやるから』と、時折訪れる私の

指圧をしてくれるのである。

創成期の頃の指圧は、このような腹部施術が主流であった。外来のカイロなどを学んだ

一派は、背部中心のようであったが、もともと太田普斎著『按腹図解』を源流とし、

明治期に按腹師・導引師と称して病気治療を主眼とした治療師は、あんまの避ける腹部施術

で難病を治し、これが大正期に入って "指圧"の名称で普及したのである。

血液循環療法と称した小山善太郎氏は『腹部の邪骨(骨のようなシコリ)を押し潰せば、

どんな難病でも治る。ガンなども潰れてなくなる』と言ったため、警察から誇大宣伝だと

訴えられたが、彼の指圧でげんにガンの治った時の宮内大臣の証言で、かえって有名に

なったほどである。誰でもが、そんな荒っぽい腹部施術をしては危険だが、『ただ指圧

のみにて婦女子でも難病を治せる』と説いた『按腹図解』の精神が指圧になって甦った

のである。活元術と称して京都で一派をなしていた高野宗之氏の腹部操作も独得なもので、

軽くもむようにしながら、いつか深部に達する柔らかな圧となり、気持ちのよいものだった。

全身点圧という型式化によって、指圧大衆化に成功した浪越式は、腹部も同じような点圧を

中心とし、深部圧を避けた。これは、あんまが "あんぷく" を別格化することで粗雑な腹部

操作による危険を回避したのと同じ考えではなかったかと思う。ところがこの型式化した

点圧指圧を習得したものが次第にプロ化した。腹部操作の指圧の原点を学ぶことなく、

型式化した点圧だけが正統指圧と思いこんでいる指圧師が、どんどん学校で養成された

わけである。その学校の一教師が胃潰瘍になって療養しているとき、卒業生のベテラン

指圧師が交互指圧いったが、誰にも腹部指圧させなかった。ただ浪越校長にだけは入念な

腹部指圧をしてもらって、手術をせずに回復できた、と教室で御当人が報告された。

もちろん浪越校長の手腕を誉めての発言だが、一体卒業生たちは学校で何を教えられた

ことになるのだろうか。

浪越校長の腹部指圧は決して点押ではない。部厚い手掌と大きな拇指を、片手だけだが

ピタリと腹部に当てて持続圧したあと、二段圧、三段圧といった手技で次第に深部に

くいこんでくる柔らかい圧で、腹部全体が指圧されるのである。このことは浪越式指圧に

全く示されていないし、特にその教えを受けたと生徒から聞いたこともない。患者の治療

のときだけ、浪越校長が用いられているのかもしれない。…」


長々と引用したが、ここに手技の療術の真髄が示されていると思うからである。

これで身体の中府(なかぎも)調えるのである。

さあ、聖観音菩薩、葉衣観音菩薩、天神地祇、天満宮を念じましょう。


【葉衣十句観音経】

葉衣観世音  南無佛

与佛有因  与佛有縁

佛法僧縁  常楽我浄

朝念観世音  暮念観世音

念念従心起  念念不離心


オン ピサチ パルナジャバリー サルワ ゾラ プラシャマナイェー ソワーハー(リンポチェ伝)

おん はらな しゃばり うんはった(葉衣観音真言・八葉印)

おん だき うん じゃく(吒枳王真言・降三世印)

オン タレ トゥタレ トゥレ ソワーハー(聖ターラ)


川島徳慈 記す

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◎第11回 「遠隔 観音祈願会」


令和2年9月27日(日)午前9時より


詳細はコチラ→ http://shizenfukuchi.jugem.jp/?eid=1104

(※9月20日のお知らせです。ご参考まで。)

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◎新型肺炎コロナに対応する対応の『観音功徳聚』

→   http://shizenfukuchi.jugem.jp/?day=20200410  (ここでご覧になれます)


※ 葉衣観音(葉衣仏母)のマントラ。延命十句観音経などの集成。


◉ 葉衣観音  オン ハラナ シャバリ ウン ハッタ (八葉印)

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