密教【葉衣観音菩薩の大功徳㊶】観音菩薩の化身の教え

  • 2020.08.08 Saturday
  • 00:00

密教【葉衣観音菩薩の大功徳㊶】


観音菩薩の化身の教え



◎観音菩薩の化身「生き仏の教え」


明日 8月9日、聖観音菩薩、葉衣観音菩薩の祈り!


今回で第六回目となる念力疎通「遠隔 観音祈願会」!


次第はいつもの通りである。大切なことは時間の長さではない。真剣さである。

チベット仏教ドゥクパ・カギュ派の宗主である、ギャルワン・ドゥクチェン第十二世猊下の

伝授から、私のチベット仏教の修行は始まった。


ドゥクチェン・リンポチェ法王は、第十二世であり、大聖者であるナローパの化身で、

観音菩薩の化身でもある。ドゥクパ派では、「ヤンテイ(暗闇の修行)」というのを

温存している。


観音菩薩の化身といわれている、ドゥクチェン・リンポチェから私は観音菩薩のマントラ

の唱え方を数種類教えていただいた。このうちの一つは非常に強力なもので、生命力を

賦活し、様々な障害を越えてゆく声明である。実はこの詠唱を観音祈願会で、私は行って

いる。この度、CD、音源を皆さんにお分けする予定なのだが、これも導入されている。


日本の観音唱題、真言、そういうものも込めてマントラ詠唱を行っているから、

独自の感応があると思う。いつも言う、総論としての聖観音、各論としての葉衣観音。

この総論のど真ん中が、観音菩薩化身・聖者ナローパから伝承の観音菩薩マントラなので

ある。



ドゥクチェン・リンポチェは言われていた。

「帰依というものが無ければ、菩提心(慈悲心)というものが無ければ、マントラを

唱えたり、瞑想をやっても何にもならない。それは踊ったり、歌を唄ったりという

遊戯をしているのと違わない。意味のないものになってしまう。

仏教の教えには、世俗諦と勝義諦がある。これを理解して、その上で帰依し修行しな

ければ、仏教ではなくなってしまう。」


休日にたったの3時間、遠隔の観音祈願会を行なう。これは時間の問題ではなく、

気持ちの問題です。参加される方でも、お時間のない方や、事情のある方は、

どういう状態でもいいし、真言を10唱でもいい。心の中でもいい。ですが大切なことは

真剣さ、帰依心が大切です。慈悲心、菩提心を巡らせること。人類のために祈りを

捧げる。否、人類だけではない、「すべての生きとし生けるものたちの為に行なう」という

自分の意思・動機の確認が大切である。



◎明日、葉衣観音菩薩への遠隔の祈り!


各論の葉衣観音菩薩への祈りです。

葉衣観音菩薩には、伝染病・疫病からの守護、結界・結護の功徳がある。

葉衣観音菩薩の功徳を引き出す「物ざね」は、❶葉っぱです。❷スイカなどの果物

です。これをお供えできる人はお供えする。


❶の葉っぱは、採取してきたら洗ってザルなどに綺麗に並べる。法要後にそれを撒く。

何人もで葉衣観音の法要をする様が、「葉衣観自在菩薩経」に出ています。一人は

太鼓、貝を鳴らすという具合に。導師の僧を中心に、列を為して入場する。そんな

様子がお経に描かれています。


私は葉衣観音の法の許可灌頂を、カトク・ゲッツェ・リンポチェより受け、マントラを

伝授していただきました。シト百尊の灌頂を受けた際に、偶然 経典をお持ちだった。

それでラマのほうから伝授しますと言って10人くらいでしょうか、灌頂を与えて下さい

ました。


ですから、なるべく葉衣観音菩薩そのものになって法をやるのですが、それは

ラマのようには行かないのは否めない事実です、ですが一歩一歩前進していますし、

努力もしています。


まずは拝すること。自分と結縁することです。そうやって功徳を頂く。そうすると

段々と葉衣観音菩薩にもなれてきて、さらに葉衣佛母吒枳王への変化(へんげ)にも

習熟してくる。法の練磨は、本気でやるのが一番で、独りでやるのがいいのです。

大勢で一堂に会して行うのも妙味がありますが、基本は独りです。

特に遠隔の合同祈願会は難しい。自分だけなのに、合わせてやる。これは大変難しい。

ですが次第の通りに私のほうではやっています。皆さんにお知らせしている時間で

すべて予告通りにやっています。


ただその読経なり真言念誦の中で、お一人お一人の祈願やら、供養など口にお経、

マントラをしつつ、一人三役くらいでやっています。

そういうわけで、明日皆さんと一緒に聖なる観音菩薩の祈りを致します。

産土神への感謝も忘れずに行なってください。
それでは、葉衣観音菩薩を念じましょう。

【葉衣十句観音経】
葉衣観世音  南無佛
与佛有因  与佛有縁
佛法僧縁  常楽我浄
朝念観世音  暮念観世音
念念従心起  念念不離心

オン ピサチ パルナジャバリー サルワ ゾラ プラシャマナイェー ソワーハー(リンポチェ伝)
おん はらな しゃばり うんはった(葉衣観音真言・八葉印)
おん だき うん じゃく(吒枳王真言・降三世印)

川島徳慈 記す
ーーーーーーーー


◉令和2年8月9日(日)午前中に、念力疎通「葉衣観音 遠隔祈願会」を行います。

詳しくはこちらをご覧ください→ http://shizenfukuchi.jugem.jp/manage/?mode=smp_write&eid=1062

合掌
ーーーーーーーー

◎新型肺炎コロナに対応する対応の『観音功徳聚』

→   http://shizenfukuchi.jugem.jp/?day=20200410  (ここでご覧になれます)

※ 葉衣観音(葉衣仏母)のマントラ。延命十句観音経などの集成。

◉ 葉衣観音  オン ハラナ シャバリ ウン ハッタ (八葉印)
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密教【葉衣観音菩薩の大功徳㊵】葉衣観音護摩法とパルナ樹❷

  • 2020.08.07 Friday
  • 00:00

密教【葉衣観音菩薩の大功徳㊵】


葉衣観音護摩法とパルナ樹❷



◎聖火を起こすパルナ樹


パルナ樹を梵語で「パーラシャ palasa」という。パーラシャは、ハナモツヤクノキが

植物名である。今日はヒンドゥー教の角度から、パルナ樹を考察してみたいと思う。


この木はヒンドゥーの聖木で、インドやネパールでは何処にでもある樹である。

この木の棒を擦り合わせて、供儀祭の護摩の火を起こす。この樹の三枚の小葉からなる

三出葉は、ヒンドゥーの神々でも主要な三神、ブラフマー(創造神)、ヴィシュヌ(世界

維持の神)、マヘーシュバラ(破壊と再生のシヴァ)を象徴しているという。


パーラシャの木材も、荼毘に付する際(火葬)、薪に火を点ける焚き付けとして使われる。

あるいは供犠の祭りのときに、生贄の首を固定する柱として用いる。バラモンの青年の

聖紐式でも、式を受ける者は右手にパーラシャの枝を持つ習慣がある。


ヒンドゥーの根本神であるシヴァ神が、明妃であるパールヴァティーの純潔と忠誠を

確かめるために彼女に近づいた時、シヴァは手にパーラシャの枝を持っていた。これは

インドの古代詩人カーリダーサが述べたことである。


古代印度のヒンドゥーの人々は、パーラシャの枝で牛に触れると、乳の出が良くなると

考えていたので、牛を触るときは必ずこの枝を用いたという。この習慣は代々伝えられて、

ハナモツヤクノキの材木には、牛小屋から悪霊を祓い除ける力があるとも信じらている。



◎パルナ樹の縁起


インドの古文献『マツヤ・プラーナ』には、ヒンドゥー儀式に則ったこの木の植え方が

説かれている。ハナモツヤクノキにカラシナの種子、オオムギとゴマの草を捧げ祭るよう

指示されている。プジャ(供養)の際の「聖火」もパルナ樹で起こされたものでなければ

ならない。

インドのグジャラートのラージプート族では、今でも少年少女はこの樹を礼拝するように

連れていかれ、頭髪が剃り落とされる。ラージプート族はグジャラート州の部族だが、

雑多の民族の混合である。古代のカーストの武族階級クシャトリヤだとの自負がある。


『パドマ・プラーナ』には、パラーシャ樹にまつわる伝説がある。

或る時、シヴァ神と明妃のパールヴァティーが人里離れたところに居た。神々はアグニ神

(火の神)に、その場に行くように命じた。バラモンの姿に変身してアグニ(火天)は赴いた。

これを知って明妃パールヴァティーは気を悪くして、アグニに命じた主謀者・共犯者に

呪いをかけて、樹木に変えてしまった。その結果、ブラフマー神はハナモツヤクノキに、

ヴィシュヌ神はインド菩提樹に、ルドラ神はベンガル菩提樹になった。


◎ヒンドゥー儀礼「死者の葬儀とパルナ樹」等


ヒンドゥーの習慣では、異国で死んだ者や、亡骸が見つからない者の葬儀は、360本の

クシャ草(インド吉祥草)か、ハナモツヤクノキの枝を亡骸の各部に見立てて人型・人形を

作り、葬式を行なう。あるいは亡骸の耳の部分をハナモツヤクノキの葉(パルナ葉)で

作るというのもある。


ハナモツヤクノキは、宗教上の断食・禁欲を行なう「ヴラダ儀式」の中で使われること

から、聖木とされ、大きな祝宴の際には、この樹の葉をおり合わせて作った皿や器が

使われる。この葉は家畜の餌にもなる。猪豚の餌にもなる。このことは後々出てくるので

記憶しておいて頂きたい。


ヒンドゥーの供犠祭では、九つの惑星の災禍を鎮めるために、ソーマ酒がパラーシャ樹に

捧げられる。パラーシャは、月の神チャンドラと近しいとされる。或る月の9日には、

パラーシャ樹の葉をチャンドラ神にお供えするという習慣もある。

また、ハナモツヤクノキは月蝕や日蝕のときにも祀られ、初潮のお祝いや新しく神像を

設置する際にも祀られる。


◎アストラル「内観護摩法」の伝授

私は前に「三つの護摩法」について述べた。
「三つの護摩法というものがある。以下の通りだ。❶事物で行なう護摩法(事)
❷生理的エネルギーで行なう護摩法(行)❸メンタルで行なう理護摩法(理)。
本来は、❶❷❸の三法を一つにして行なうのであるが、意識的に別々に行なっ
てゆく。特に❷は、次第書による作法ではなく、体内の発火を行うものである
から、命がけのものになる。この時に、一切衆生の苦を思う慈悲心がなければ
ならない。自然に分け入って行なうのが普通で、成功してくると蛇が出現したり、
行者が現れたり様々な現象が起きる。❸は、❷を土台にした「心内の護摩」で
「理護摩」という。❷や「念」が伴わないと「理護摩」は観念の遊戯になって
しまう。火を焚いているだけの、原始人の「火」崇拝と同じようなものになっ
てしまう。この境地に至ってはじめて「煩悩」をエネルギー「薪・燃料」として、
火炎に変化させるという「明王」の境地に立つ事ができる」と。

さらに「葉衣観音 辟除結界念誦法」として、次の如く解説した。
「葉衣観音(葉衣仏母)の辟除・結界法、伝授のつづき。普通の合掌でも良いが、
八葉印で行なう。(※八葉印は蓮華を意味しているが、これは家を守る垣根・
壁柵と見ることもできる。)
古神道のほうでは「つまぐしの契り」。神道におけるマントラは和歌である。
(※「真言」と書いて、真言密教の場合は「しんごん」と訓み、古神道や神仙道
の場合は「しんげん」と訓む。)
自分の法座(仏間)でもよいが、見晴らしのよい外でもよい。観想(イメージ)の中
で行なうことでもよいが、見通せる場があれば一番。だが他に人には見られ
ない環境がよい。帰依・発菩提心など、いつものように読経・真言念誦など行
なう。葉衣観音の辟除・結界法であるから、先ず観音菩薩を強く念じる。いつ
も言うが総論は、観音菩薩。その後 各論で、葉衣観音の念誦に入ってゆく。
できれば大咒(葉衣観自在菩薩根本陀羅尼)を修唱するのがいい。小咒の心真言
でもよい。マントラの効果を出すための秘伝をお教えしよう。とにかく、根本
は動機。帰依と菩提心である。これが全てと言っても過言ではない。マントラ
は、一息で三遍以上唱えるのが、悉地の秘訣(コツ)である。そのマントラの力
を十全にしようと思うなら、最低でも一万遍は修唱すること。(※できれば10万
遍、100万遍) 」と。

「葉衣観音 辟除結界念誦法」に入る前、「理護摩法」を行なう。
「三平等観」これが、内観護摩の要諦である。三平等観は、次のように観想する。

『観想せよ、如来の心は 是れ実相なり。実相は 是れ智火なり。炉は 是れ如来の身なり。
火は 是れ法身の智火なり。炉の口は 是れ如来の御口なり。火は即ち行者の中の智慧なり。
かかるがゆえに如来の身口と炉の身口と及び行者の身口と三平等なり』

「生理的エネルギー」で行なう護摩法に入る。
「事物を伴う護摩」を同時にやるのが一番だが、それを為すには密教の専門家、
阿闍梨になることが必要となる。それはお寺の人になる、そういう職に就くということ
であり、一般人には無理である。便法として、いつでもどこでもできる「内観の護摩法」
をやるのがよい。
身体は炉全体。口は炉の入り口。意(心)は「火」であり、それは「智慧(の輝き)」だと。
身体は実際の身体全体。そして内的な器官一切。さらに密教的に可視化した身体。
これは中国の経絡や五臓六腑などに見る仙道修練の「内経図」や、チベットの脈管図
などが参考になる。具体的には炉の底は、背骨(脊髄)の基底部である。

火天、軍荼利明王などを念じて「煩悩」を燃料に火炎を発する。点火は「般若智火」で
行なう。「煩悩を燃料に」と言われたって、先生どうすりゃあいいのですか?
こういうむきもあるかもしれない。
要するに緊張の元、「感情」である。爆発的な感情である怒りなんかはとてもよい。
護摩の燃料として「怒り」は使えるのだ。感情は「アストラル体」に関連がある。

こうやって「内観護摩法」を行って、「辟除結界の法」を行なって行く。
辟除・結界したい地域、土地家宅にマントラにプラスして「火炎」を及ぼすので
ある。この中でチベット密教の「トンドゥ」など功徳を廻らせる法を行なうこともできる。



◎葉衣仏母吒枳王のマントラの秘密


吒枳王(ダキ・ラージャ)は、愛染王、降三世王、諸説ある。

愛染明王の真言は「ウン・ダ・キ・ウン・ジャク」だが、

吒枳王は「オン・ダキ・ウン・ジャク」である。

葉衣仏母吒枳王のマントラは、「オン・ダキ・ウン・ジャク(オーム・ダキ・フーム・ザー)」

が、正しい。少し違いがあるが、愛染の冒頭の「ウン」は種字であり、吒枳王の「オン」は

帰命で総咒だから広い意味での種字だ。その意味で肝心なのは「ダ・キ・ウン・ジャク」だ。


これに関して、具徳金剛手という尊格を見なければならない。密教の教主、金剛薩埵が

愛染三昧に入ったのが具徳金剛手である。この尊のマントラの解析をすると…。

「ダ・キ・ウン・ジャク」を三つ分類する。「ダキ・ウン・ジャク」である。


❶ダキ…欲(欲の自性)

❷ウン…憤怒

❸ジャク…欲と憤怒の両者を鈎招す


" オーム ダーキ フーム ザー " 「帰命、一切世間の全ての有情の欲と憤怒を鈎招し清める」

あるいは「帰命、一切世間の全ての有情を欲と憤怒で清める」という意である。


ここで問題なのが、欲でありこれは「欲貪(貪りの煩悩)」だ。

憤怒は怒りで「瞋恚(怒りの煩悩)」だ。この二つを統合して昇華せしめるもの、それが

秘訣になってくる。それは「智慧」なのである。

「智慧のダーキニー」の智慧だ。それは「オン(帰命)」の一字に込められている。

このマントラの本質は「貪・瞋・痴」の三毒煩悩の昇華をうたい、さらにそれを「覚り」と

「顕現」に換えてしまおうというのである。これを基礎にして「アストラル密法」に

取り組んでいただきたいと思う。


では皆さん、葉衣観音菩薩の功徳を念じましょう。

【葉衣十句観音経】
葉衣観世音  南無佛
与佛有因  与佛有縁
佛法僧縁  常楽我浄
朝念観世音  暮念観世音
念念従心起  念念不離心

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おん はらな しゃばり うんはった(葉衣観音真言・八葉印)
おん だき うん じゃく(吒枳王真言・降三世印)

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密教【葉衣観音菩薩の大功徳㊴】葉衣観音護摩法とパルナ樹❶

  • 2020.08.06 Thursday
  • 00:00

密教【葉衣観音菩薩の大功徳㊴】


葉衣観音護摩法とパルナ樹❶



◎聖木パルナ樹は火天に成った!


葉衣観音は、胎蔵曼荼羅 蓮華部院北側、最上段に位置します。

尊名は、被葉衣菩薩(パルナシャバリー)だ。

パルナは「パルナ樹の葉」、シャバリーは「シャバラ族の女性」を意味する。伝統的には

この尊格の梵名は「パラーシャヴァリー」(パラーシャ樹の葉を纏うもの)とされてきた。

パラーシャは、「ハナモツヤクノキ」(和名)という学名の、マメ科の高木である。

ヒンドゥー教では聖木とされ、祭式などにも用いられている。ヒンドゥー教神話では、

「アグニ(火天)」が、シヴァ神の明妃パールヴァティによって、この樹の姿に変えられて

しまったとある。この樹の花は確かに火炎のようにも見える。


後期大乗と言われる「秘密仏教(密教)」は、婆羅門教やヒンドゥー教などの祭祀を取り入れて

出てきたものである。その祭祀の真髄は、「ホーマー(護摩)」である。護摩は「火祀」とも

言うが、護摩無くし密教というものはない。


護摩の実践において、大切な尊格は何と言っても「火天(アグニ)」である。

そのアグニが、パラーシャ樹(パルナ樹)に変じたというのだから、この神話が密教にとって

如何に重要か分かるであろう。



◎パルナ樹葉は護摩の供物でもある


護摩法において、欠かせないのが壇木・乳木で、法によって壇木の種類が変わる。

法によって変わるだけでなく、地域(国)によって当然変わってくる。植物の群生が

違うわけだから当然だ。


護摩の壇木は本来「ウルシ科ヌルシの木」である。だが日本では「ハゼの木」である。

縁起の良い木なら何でもいいのだと思う。壇木だけでなく、葉や花を供物としても

用いる。地域・国によって、調達できないものもあり、その地域の密教僧(熟達者)に

よって改変され制定されたのであろう。


20数年前に、インド・ネパール・チベットと前後数回で約1年間、私は巡礼や修行を

行った。当時は、見るものすべて新鮮で、単身持ち物すらないような法旅であった。

護摩供の儀式も、チベット密教の各派、ボン教、ネパール密教(仏教)、ヒンドゥー教と

いろいろな祭儀を見ることができた。幾つかはお手伝いなどもさせてもらった。


ネパールなどでは、お祝いの席でホーマーを行なう。家の庭で、例えば結婚式の

お祝いなどで行なう。僧侶を招いて「プジャ(供養)」を行なう。年がら年中、そんな

ことをやっているのだ。ある時などは、私の泊まっている宿舎の屋上がガヤガヤして

いた。うるさいなと思って行ってみると、プジャなのだ。もう何十人も居て、一日中

やっているのだ。


街角にゆくと霊祠があり神霊が祀られている。その前の地面には、真鍮で出来た

護摩の炉が埋め込まれている。ご縁日に専門の僧侶衆が盛大に「護摩」を焚くので

ある。



◎三つ眼の神々の祭祀が「護摩」である


護摩を「ハヴァン」とも言う。ヒンドゥー教のほうでは、(通常は)「大麦、胡麻、米、

バター、砂糖、乾燥果実、グッグル(樹脂)」などが供物である。

その他「牛乳、ヨーグルト、ギョウギシバ、ベルノキ葉、黒ゴマ、乳粥、カラシナの実、

バンヤンジュ、ハナモツヤクノキ、アセンヤクノキの薪(たきぎ)」を順に、蜂蜜に浸して

から護摩を行う。日本では「蘇油(そゆ)」であり、胡麻油と甘味が入ったものである。


マハトゥリムンジャヤのマントラを数人で何日もかけて何十万と唱える。

「ハナモツヤクノキ」がパルナ樹で、今でも護摩法に使う大切なのは薪なのだ。

パルナ樹ということは、それは「火天」であり、「葉衣仏母(葉衣観音)」の供物だと

いうことなのである。ここでいう「マハトゥリムンジャヤ」とは、三つ目の神で、

シヴァ神のことだ。日本の不動明王だ。


シヴァ神の神威の相に、仏菩薩が「変化(へんげ)」して不動明王になった。

シヴァ神=不動明王ではない。仏菩薩と土地神には、「権類」「實類」の違いがあるのだ。

この意味をよく考えていただきたいと思います。

参考までに「マハトゥリムンジャヤ」のマントラを示します。


【マハトゥリムンジャヤ】

〔サンスクリット〕

ॐ ह्रौं ॐ जूं ॐ सः ॐ भूर्भुवः स्वः

ॐ त्र्यम्बकं यजामहे सुगन्धिं पुष्टिवर्द्धनम् । उर्वारुकमिव बंधनान् मृत्योर्मुक्षीय मामृतात् ।।

ॐ स्वः भुवः भूः ॐ सः जूं ह्रौं ॐ ।

〔日本語カタカナ表記〕

オーム トリャンバガン ヤジャマヘ スガンディム プシュティヴァルダナン

ウルヴァールカミバ バンダナン ムリュトール ムクシャ マムルタート

〔意訳〕

「オーム、三つの眼の世尊よ、私たちは拝します。香りの良い、繁栄を増益する者を。

キュウリがその茎から離れるように、私は死から解脱する。」


護摩の本尊は三つ眼の尊格、不動明王が最もふさわしい。守護尊のほとんどが火炎を

背負っている憤怒の相である。激しく運動している形相だ。

葉衣観音菩薩も、変化身として葉衣佛母吒枳王に成るのであり、吒枳王は愛染明王とも

されているから、まさに護摩法と関係が深い。日本ではあまり注目されて来なかったが、

葉衣観音菩薩(葉衣吒枳王母)は、密教守護尊なかの守護尊というべき存在なのであるとさえ

いえる尊格だ。護摩供は、段木・乳木や樒などの葉っぱを用いるのであるから、植物を

司る葉衣尊は、なくてはならぬ存在だと思う。日本でも三十三観音の一尊であるという

認識しかなかったという事実がある。

葉衣観音は初期密教経典に由来する、雑密であることもきいているかもしれない。

だが胎蔵曼荼羅には描かれているのだから、法が盛んにならなかったのは不思議だ。



◎葉衣観音菩薩は男尊である!?


実は葉衣観音菩薩は男尊なのである。

佛菩薩には、男性女性の性別はない。だがその働きから、男尊、女尊というのは

あるのである。皆さんもそこのところに注目された方もいたかもしれない。


このことも "アオキ・ジャナ・ダーキニー" が教えてくれたことなのである。

私は、7月26日、27日、28日、29日、30日と連続で、葉衣霊夢を見たのである。

29日と30日の霊夢、葉衣尊の女尊から男尊の変遷など、近日中に記したいと思う。


葉衣の精たちは霊夢において導いて伝えてくれます。
摩訶不思議なる葉衣観音菩薩を念じて、新型コロナの縁起をよくしましょう。

【葉衣十句観音経】
葉衣観世音  南無佛
与佛有因  与佛有縁
佛法僧縁  常楽我浄
朝念観世音  暮念観世音
念念従心起  念念不離心

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おん はらな しゃばり うんはった(葉衣観音真言・八葉印)
おん だき うん じゃく(吒枳王真言・降三世印)

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◉ 葉衣観音  オン ハラナ シャバリ ウン ハッタ (八葉印)
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密教【葉衣観音菩薩の大功徳㊳】葉衣観音 辟除結界念誦法の伝授

  • 2020.08.05 Wednesday
  • 00:00

密教【葉衣観音菩薩の大功徳㊳】


葉衣観音 辟除結界念誦法の伝授



◎まず根本陀羅尼を修得する


『葉衣観自在菩薩経』に説く「葉衣観自在菩薩根本陀羅尼」、これは「葉衣観音根本陀羅尼」

とも言われる。あるいは「葉衣仏母根本陀羅尼」とも言われる。

「葉衣仏母根本陀羅尼」のときには、マントラの最後に「ソワカ」の前に「ウンハッタ」を

加句する。「ウンハッタ ソワカ」でよい。或いは強く威徳を及ぼすときには「ウンハッタ」

でとめる。ソワカで〆ないようにすればよい。


護摩法を習うと分かるのだが、本尊(イダム)と共に部主尊というものがある。

例えば不動明王だが、この尊格を本尊として護摩法を行なうとする。

これは不動護摩と言われるもので、日本の多くの密教寺院はこれを修している。

関東では、成田山や川崎大師が有名である。


不動明王(不動尊)を本尊として護摩法を行なうと、五段護摩、三段護摩、尽一段護摩と

法式も様々ある。だが、本尊に対して必ず部主尊がおられる。不動尊の部主尊は、

降三世明王である。本尊と共に部主尊を供養することで、悉地成就が速疾となる。

援護援軍のようなものである。


葉衣観音の場合は、孔雀明王ということになる。彼の有名な修験道の祖、

「役行者(えんのぎょうじゃ)」が呪力をよくしたと伝えられているが、役ノ行者は

孔雀明王咒を体得して法力を顕わしていたのである。日本では葉衣尊は、葉衣観音

とされるわけだが、真言をみても、「おん はらな しゃばり うんはった」で明王咒に

なっている。古来より真言行者でこのことに言及した方は稀有である。

だが、葉衣観音護摩法の中で、部主尊として孔雀明王を配している。そのことで

葉衣観音は、仏母界とのつながりを示唆しているのである。

ターラ尊ならば、併せて観音菩薩のマントラを唱える。このような横の関係もあれば

縦の関係もあり、法の深さは、中心部から放射状に出ている系列みたいなものがあって

成立しているということである。



◎葉衣観自在菩薩根本陀羅尼 


ノウボウ  アラタンノウ  タラヤヤ 、ノウボウ アミタバヤ  、

タタギャタヤ、アラカテイ、サンミャクサンボダヤ、

ノウボウ アリヤバロキテイ ジンバラヤ 、ボウジ サトバヤ、

マカサトバヤ、マカキャロニキャヤ、ノウボウ マカサタマ、

ハラハリタヤ、ボウジサトバヤ、マカサトバヤ、

マカキャロニキャヤ、バマネイトバン、ノウボウ  シャミドバ、

ノウボウ シャミバマネイ、

ピシャチ、パルナ  シャバリー、パルナ   シャバリー、ピシャチ、

バキャバテイ、ハシャ、ハラシュ、ハシャダリニ、

ヤニキャニ  シッナバヤ   ニュットゥハ、ニヤマノウ   ニュットゥハ 、

ネンテイ、ヤキャ   シッシッニチュ   ヤキャ   シッシッタマリユ、

ヤキャ  シッシッマカマリユ、 エイケイ シッド ハンタラバ、

エイケイ シッド ハヤサ、エイケイ シッダラヤ、エイケイ シッダジヤ、

バムバ、エイケイシッド  ウパサッギャク、ウパサッギャ 、

サンマンダバ、ウタハデンテイ、サラバニタニ、  サラバサタ、

サラベイテイバ、ラタエイボウ  タハデンテイノウ、ハンヂタ、

サタダネイノウ  サチエイ、ノウサチヤ   バケイノウ、ジャジャジャジャ、

エイビシッシハンヂタア、ヂシュッチテイ、マンダラ ハダイ、

ママサラバサトバ  ナンシャ、ラキャソウクロ、グフヂョウクロ、

ハリタラナンクロ、ハリギャラタクロ、ハリハラノウクロ、

センヂョウクロ、ソバサチヤヤノウクロ、ナンダハリカロウクロ、

シャサタラ ハリカロウクロ、ビシャドシャナンクロ、

ビシャノウ  シャノウクロ、シママンドゥクロ、ダラニマドゥシャクロ、

タニヤタ、アミリテイ、アミリト、ドハムベイ、アシッバサトウゲイ、ママラ、ママラ、

シャマ、ハラシャマ、トド、ビトド、トレイ、トボレイ、(ウン ハッタ) ソワカ


〔心真言〕オン ハラナ シャバリ ウン ハッタ



◎葉衣観音 辟除結界念誦法


葉衣観音(葉衣仏母)の辟除・結界法の伝授である。

普通の合掌でも良いが、八葉印で行なう。

(※八葉印は蓮華を意味しているが、これは家を守る垣根・壁柵と見ることもできる。)


古神道のほうでは「つまぐしの契り」。

神道におけるマントラは和歌である。

(※「真言」と書いて、真言密教の場合は「しんごん」と訓み、

古神道や神仙道の場合は「しんげん」と訓む。)


自分の法座(仏間)でもよいが、見晴らしのよい外でもよい。観想(イメージ)の中で行なう

ことでもよいが、見通せる場があれば一番。だが他に人には見られない環境がよい。


帰依・発菩提心など、いつものように読経・真言念誦など行なう。

葉衣観音の辟除・結界法であるから、先ず観音菩薩を強く念じる。

いつも言うが総論は、観音菩薩。その後 各論で、葉衣観音の念誦に入ってゆく。


できれば大咒(葉衣観自在菩薩根本陀羅尼)を修唱するのがいい。小咒の心真言でもよい。

マントラの効果を出すための秘伝をお教えしよう。

とにかく、根本は動機。帰依と菩提心である。これが全てと言っても過言ではない。

マントラは、一息で三遍以上唱えるのが、悉地の秘訣(コツ)である。

そのマントラの力を十全にしようと思うなら、最低でも一万遍は修唱すること。

(※できれば10万遍、100万遍)


葉衣マントラを唱えつつ、ムドラー(印契)を胸の前で反時計廻りで回転させる。

心の中のイメージで、辟除を念じながら、反時計廻りで、マントラを巡らせる。

辟除したい地域に巡らすのである。この時に、風に乗せてマントラを行きわたらせる

ことができれば上等である。


今度は、ムドラーを時計廻りで回転させつつ、 葉衣マントラを唱える。

これは結界である。これもイメージで行なう。マントラを風に乗せてできれば

上々だ。


辟除というのは、お祓いと思えばよい。邪魔を排するのである。

結界は、守護、柵を張り巡らす法である。

意楽に従い、家屋や敷地でもよいし、個人もこれで行なう。

マントラを鎖のように張り巡らすイメージである。


大秘伝は、次のようなものだ。

印の回転、イメージの回転はお分かりになったと思う。

背骨の基底部を中心にして、印・イメージと共に身体全体も回転させる。

手やイメージだけでなく、身体ごと回転させる。背骨の基底部(仙骨・尾骨)を軸として

意識する。内的には螺旋の力を脳髄に向けてあげてゆく。

肛門のバンダ(締め)を行なう。

(※周辺の神経叢を賦活する心得で)


拙著「摩訶般若波羅蜜多心経の大功徳」で解説したが、中央脈管(スシュムナー管)

に摩訶般若を満たすという(つもりで)、般若心経を修唱しておくとよい。

脊髄基底部の「火」の潜在力と般若波羅蜜が一つになることで、密教の原理は

働くからである。



◎葉衣佛母吒枳王の印法の伝授

既に葉衣観音(葉衣仏母)の「内観的護摩法」を伝授していますが、それを更に強化します。

こういう事は普通は面授で行なう、「面授口訣」と言います。公開してしまうというのは

密教ではありえないことですが、そういう時代になったと思い敢えて記します。

大切なことは、帰依心、菩提心です。

志ざしのある行者が、今これをやらなかったら何時やるというのか?
行き過ぎかもしれないが、あえて強力な法を「新形態のサンガ」から伝授しようと思う。
市井の密教行者の方々は、それぞれがこれを取り入れて、葉衣仏母の大功徳を廻らして
いただきたいと思います。

いまや新型コロナ感染は、第二波がおとずれ、全国に拡大しています。日本の政府は

経済活動に舵を切りました。最悪の感染拡大を注視しつつ、経済活動の保持・活性化に

重きを置いている。理由は死亡率です。コロナでの死亡者数よりも、自殺者がそれを

上回るという目算が出てきたからです。この公開伝授も、そうした事情から行なう。

さて、葉衣観音は葉衣仏母吒枳王に変化して、功徳を巡らせる。
『葉衣観自在菩薩経』に記されている諸法は、葉衣観音から葉衣仏母(葉衣吒枳王)と成って

行うのである。吒枳王とは、愛染明王とも降三世明王だとも伝えられている。葉衣観音の

忿怒相が「吒枳王」であるということでよいと思います。正確には、「葉衣佛母吒枳王」

「葉衣吒枳王母」と言えると思う。この尊に変化(へんげ)して、護符を加持したり、結界・

結護の法を為す。

【葉衣佛母吒枳王 印法】

〔真言〕 唵  吒枳  吽  弱  ( オン ダキ ウン ジャク〕

〔実際の口誦の音〕オン ダキ フン ザー

〔印契〕降三世印

〔口伝〕マントラの「オン ダキ フン ザー」は、フンを「ホーン」に近い発音だが
「フーム」。「ジャク」は「ザー」。これもザーの中にジャクがある唱え方で。
印は降三世明王の印。さらにその印で薬指を立てる仕方もあり。
この印は密教行者特有の結びである。この印明を用いて「内観護摩法」を行なう。
秘訣として、「葉衣観自在菩薩根本陀羅尼」「心真言」共にをたくさん念誦して、
法界力を養うべし。


葉衣の精たちは、このように霊夢において、秘密の教えを伝えてくれます。
葉衣観音菩薩を念じ、さらに勉強しましょう。

【葉衣十句観音経】
葉衣観世音  南無佛
与佛有因  与佛有縁
佛法僧縁  常楽我浄
朝念観世音  暮念観世音
念念従心起  念念不離心

オン ピサチ パルナジャバリー サルワ ゾラ プラシャマナイェー ソワーハー(リンポチェ伝)
おん はらな しゃばり うんはった(葉衣観音真言・八葉印)
おん だき うん じゃく(吒枳王真言・降三世印)

川島徳慈 記す
ーーーーーーーー

◉令和2年8月9日(日)午前中に、念力疎通「葉衣観音 遠隔祈願会」を行います。

詳しくはこちらをご覧ください→ http://shizenfukuchi.jugem.jp/manage/?mode=smp_write&eid=1062

合掌
ーーーーーーーー

◎新型肺炎コロナに対応する対応の『観音功徳聚』

→   http://shizenfukuchi.jugem.jp/?day=20200410  (ここでご覧になれます)

※ 葉衣観音(葉衣仏母)のマントラ。延命十句観音経などの集成。

◉ 葉衣観音  オン ハラナ シャバリ ウン ハッタ (八葉印)
ーーーーーーーー
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密教【葉衣観音菩薩の大功徳㊲】葉衣観音護摩法の工夫

  • 2020.08.04 Tuesday
  • 00:00

密教【葉衣観音菩薩の大功徳㊲】


葉衣観音護摩法の工夫



◎シネーと鎮魂帰神法

私は前回、次のように述べた。
「テクニックでやろうとすると大したテクチューにはなりません。多少、頭がいい
お勉強ができる類い)なんていうものを くっ付けていると、これも大したテクチュー
はできない。自慢・高慢は大敵。これはダメ。テクチューとか言っても、こんなのが
多い。深い帰依・慈悲がないと本物のテクチューなんてできない。
命の危険を感じる中で、立ち上がってくる「菩提心」をつかまないと難しい。これを
幸い得たら、これを「テクチュー」に練りこむ。そうすると磐石なダルマのテクチュ
ーができる。

テクチューの前段階では、「シネー」という冥想法を修練する。古神道などの
「鎮魂帰神法」なんかは、まさにシネーに通じています。まあ、これは「鎮魂法」
と「帰神術(神懸かり法)」に分けられるのですが…。

「鎮魂法」は、「生き石を授かる」わけです。産土神社で授かる。まあ、いろいろある。
「身体の中府」に霊魂を鎮める。「玉留石」ということになる。三宝の上に安置すると
言うが、上から吊るすのが本式です。念が効くようになると、石の重量が変化する。
「シネー」も同じで、念が効くようになる。思い込みのシネーじゃあダメ。使い物にならん。

ここでは密教の護摩の話なので「鎮魂帰神法」については委曲を尽くすことができない。
別の機会に述べることにします。日本の神法や霊法は、チベット密教とは違った妙味のある
ものです。非常に魅力的だ。先般も明確に、或る仙人からの連絡が、霊夢でありました。
夢と言っても曖昧なものではなく、かなり具体的なものです。

◎テクチューで切断する「結緒(ひも)」

前にも述べたが、これは「緊張」だ。あるいは「煩悩」そのものでもある。
これを切るにはどうしたらよいか?
「あるがまま」に見るのだが、その見方から学ぶ。
これをチョーシャクというのだが、私は霊夢で秘訣(コツ)を他人に伝授している
シーンを見て、これをつかんだ。チョーシャクには「4つ」あり、これが秘訣
なのだが、その「秘訣の秘訣」というものがあるのだ。

便法としては「自観法」、これが第一である。
これをやりつつ、乳木百八支の結緒を煩悩と見立てて、法を行う。
まず、護摩法の前、護摩法の後行の「内観(理護摩)」が大切で、

煩悩の緊張の切断というのは、この時に起こるのである。
そのためには、三つの「護摩法」をつかまないといけぬ。


◎三つの護摩法

三つの護摩法というものがある。以下の通りだ。
❶事物で行なう護摩法(事)
❷生理的エネルギーで行なう護摩法(行)
❸メンタルで行なう理護摩法(理)

本来は、❶❷❸の三法を一つにして行なうのであるが、意識的に別々に行なってゆく。
特に❷は、次第書による作法ではなく、体内の発火を行うものであるから、
命がけのものになる。この時に、一切衆生の苦を思う慈悲心がなければならない。
自然に分け入って行なうのが普通で、成功してくると蛇が出現したり、行者が現れたり
様々な現象が起きる。
❸は、❷を土台にした「心内の護摩」で「理護摩」という。❷や「念」が伴わないと
「理護摩」は観念の遊戯になってしまう。
火を焚いているだけの、原始人の「火」崇拝と同じようなものになってしまう。
この境地に至ってはじめて「煩悩」をエネルギー「薪・燃料」として、
火炎に変化させるという「明王」の境地に立つ事ができる。


◎「内観護摩法」の伝授

以前に「葉衣観音 辟除結界念誦法」として、次の如く解説したことがある。
「葉衣観音(葉衣仏母)の辟除・結界法、伝授のつづき。普通の合掌でも良いが、
八葉印で行なう。(※八葉印は蓮華を意味しているが、これは家を守る垣根・
壁柵と見ることもできる。)
古神道のほうでは「つまぐしの契り」。神道におけるマントラは和歌である。
(※「真言」と書いて、真言密教の場合は「しんごん」と訓み、古神道や神仙道
の場合は「しんげん」と訓む。)
自分の法座(仏間)でもよいが、見晴らしのよい外でもよい。観想(イメージ)の中
で行なうことでもよいが、見通せる場があれば一番。だが他に人には見られ
ない環境がよい。帰依・発菩提心など、いつものように読経・真言念誦など行
なう。葉衣観音の辟除・結界法であるから、先ず観音菩薩を強く念じる。いつ
も言うが総論は、観音菩薩。その後 各論で、葉衣観音の念誦に入ってゆく。
できれば大咒(葉衣観自在菩薩根本陀羅尼)を修唱するのがいい。小咒の心真言
でもよい。マントラの効果を出すための秘伝をお教えしよう。とにかく、根本
は動機。帰依と菩提心である。これが全てと言っても過言ではない。マントラ
は、一息で三遍以上唱えるのが、悉地の秘訣(コツ)である。そのマントラの力
を十全にしようと思うなら、最低でも一万遍は修唱すること。(※できれば10万
遍、100万遍) 」と。

「葉衣観音 辟除結界念誦法」に入る前、「理護摩法」を行なう。
「三平等観」これが、内観護摩の要諦である。三平等観は、次のように観想する。

『観想せよ、如来の心は 是れ実相なり。実相は 是れ智火なり。炉は 是れ如来の身なり。
火は 是れ法身の智火なり。炉の口は 是れ如来の御口なり。火は即ち行者の中の智慧なり。
かかるがゆえに如来の身口と炉の身口と及び行者の身口と三平等なり』

「生理的エネルギー」で行なう護摩法に入る。
「事物を伴う護摩」を同時にやるのが一番だが、それを為すには密教の専門家、
阿闍梨になることが必要となる。師僧を得て、得度し、加行をおこない、伝法灌頂を

受けて漸く阿闍梨に。はじめて密教者の門口に立ったわけである。とても一般人には

無理である。だが便法として、いつでもどこでもできる「内観の護摩法」がある。ゆえに

これをやるのがよい。

身体は炉全体。口は炉の入り口。意(心)は「火」であり、それは「智慧(の輝き)」だと。
身体は実際の身体全体。そして内的な器官一切。さらに密教的に可視化した身体。
これは中国の経絡や五臓六腑などに見る仙道修練の「内経図」や、チベットの脈管図
などが参考になる。具体的には炉の底は、背骨(脊髄)の基底部である。

火天、軍荼利明王などを念じて「煩悩」を燃料に火炎を発する。点火は「般若智火」で
行なう。「煩悩を燃料に」と言われたって、先生どうすりゃあいいのですか?
こういうむきもあるかもしれない。
要するに緊張の元、「感情」である。爆発的な感情である怒りなんかはとてもよい。
護摩の燃料として「怒り」は使えるのだ。感情は「アストラル体」に関連がある。
こうやって「内観護摩法」を行って、「辟除結界の法」を行なって行く。
辟除・結界したい地域、土地家宅にマントラにプラスして「火炎」を及ぼすので
ある。この中でチベット密教の「トンドゥ」など功徳を廻らせる法を行なうこともできる。



◎アストラル界に通じる護摩法


内観護摩法の発火点である「怒り」「アストラル体」について述べたが、アストラル体は

当然アストラル界に通じている。アストラル界は星辰体でもあるわけなので、星占いや

星宿の動きはすべてアストラル関連である。


護摩法というのはアストラル体、アストラル界に非常に関連している。

葉衣観音護摩法でも、諸尊段・世天段(第五段)に、星宿の禍福転換の為の星供養が

導入されている。如法に修法するならば必ず効験がある。

内観護摩法でも効果があるのである。我々は勝縁を得て、葉衣観音の奥深い法を共有して

います。


世のため人のために佛菩薩を念じましょう。
では皆さま、葉衣観音菩薩、葉衣吒枳王母を念じましょう。

【葉衣十句観音経】
葉衣観世音  南無佛
与佛有因  与佛有縁
佛法僧縁  常楽我浄
朝念観世音  暮念観世音
念念従心起  念念不離心

オン ピサチ パルナジャバリー サルワ ゾラ プラシャマナイェー ソワーハー(リンポチェ伝)
おん はらな しゃばり うんはった(葉衣観音真言・八葉印)
おん だき うん じゃく(吒枳王真言・降三世印)

川島徳慈 記す
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◉令和2年8月9日(日)午前中に、念力疎通「葉衣観音 遠隔祈願会」を行います。

詳しくはこちらをご覧ください→ http://shizenfukuchi.jugem.jp/manage/?mode=smp_write&eid=1062

合掌
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※ 葉衣観音(葉衣仏母)のマントラ。延命十句観音経などの集成。

◉ 葉衣観音  オン ハラナ シャバリ ウン ハッタ (八葉印)
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